『イズモ・エージェントサービス(出雲総合調査事務所)』履歴書ファイル


 テレビの「感動のご対面」等の裏で活躍する、人探しや捜査のプロ集団。
  プロの探偵や元警察関係者も多数所属している。表にも裏にも顔の聞く業界のNO1。
  占術や透視系の能力者もいるが、異能力者の所属比率は他所に比べてはるかに少ない。
  実際の捜索活動は、捜査員や所属する探偵達の地道な活動に支えられており、異能力者が必要となる機会そのものが少ない。

 捜索中にやっかいな事情がある事がわかった場合は、 CCCやフレイムアップに二次外注として解決を依頼する事もある。

 所在:赤坂某所、テレビ局の近く。

 業務:人探し、失せ物探し。探偵や警察経験者がきちんと組織化されており、人海戦術での情報収集が得意。
     警察から一般人まで幅広く依頼を受け付けてくれる反面、戦闘が絡む任務などは苦手。



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No.001
名前
斉藤 辰巳(さいとう たつみ)

by RHone様
通り名
邪悪(ヴィシャス)
年齢

29

容姿
常にサングラスを着用している。悪相だが妙に色気がある。
正業
ヒモ
経歴

 強力な異能力と図抜けた知能を駆使して、数年前に日本中を震撼させた凄腕の犯罪者。

  接触や指示を一切せずに凶悪犯達を同時多発テロに駆り立て、大パニックを引き起こした。紆余曲折の末、イズモのエージェントに正体を見破られて捕らえられる。
  事件の証拠を一切残しておらず、警察は立件することは出来なかったが、当人は『負けた』と宣言し、以後は一転して犯罪とは無縁の生活を送り始めた。
  冷徹犀利な知的エリートだったのも今は昔。現在の彼は面倒嫌い、仕事嫌い、運動嫌いでとにかく働かない。

  生まれつきジゴロの才があったらしく、飲み屋で知り合った女の部屋に居座って、喧嘩して追い出されては泣きついてグズグズと仲直り、のサイクルを繰り返しているヒモ男と化している。なにより自分が一番可愛く、飲み屋のツケを千円ごまかすために平気で仲間を裏切る小心者の卑怯者。
  往年の斎藤を知る者でも、ただヒモ男の姿を演じているだけなのか、はたまたこれが彼の真の姿だったのかを判別することが出来ない。

  しかし今も頭脳は鈍っておらず、時々厄介な案件を抱えたイズモのメンバーが助けを求めに来ることがある。時には助言、協力もするようで、一応はイズモ所属となっている。
  犯罪者であるがゆえの名探偵。戦闘能力はないが、敵に回したときにはもう勝負がついているタイプ。

備考:犯罪者時代はS級に匹敵する危険度。現在は不明。

スキル

『メモリースキャン』
  他人の記憶を読みとるテレパシーの一種だが、通常のテレパシーのような”問いかけ”とは異なり、記憶の一部領域を丸コピーしてしまうため、相手に気づかれたり抵抗されることがない。ただしコピーした記憶を後でチェックする際は、斎藤自身がその記憶をダイレクトに追体験するリスクを負う。

『メモリートリガー』
  自分の蓄えた記憶情報を相手に書き込む。少ない情報であれば、全く相手に気づかれずに仕込む事が可能。心理学に長けた斎藤が使うことで、極めて巧妙に相手の行動を誘導する事が可能。
  魅了や催眠と異なり、対象はあくまで自発的に判断し、行動したと信じ続ける。使いようによってはトラウマを植え付け相手の精神を崩壊させたり、脳を情報で焼き尽くす事も可能であるが、現在の彼はこれを使おうとはしない。

No.002
名前
神崎 昌枝(かんざき しょうえ)

by 小鳥遊様
通り名
声音機(サイレン)
年齢
29
容姿
童顔が悩み。しかしむしろ声優ファンの受けは良い。
正業
アニメ声優
経歴

 曾々祖父が船乗りで、海の魔物サイレンを嫁に娶ったというホラ話の持ち主。そのせいか、子供の頃から不思議な力を持つ声を発揮していた。

  その声を用いて学生時代からイズモで働き、報酬を貯めては歌手となるべくレッスンに通う。がしかし、卒業間近となった時点でようやく、自分がジャ○アンレベルの音痴であるという事実に気がついた。精魂込めてつくったデモテープも一顧だにされず、進路を見失い絶望していたところ、たまたま声優の仕事をもらい、縁のないアニメの世界に飛び込む。
  今ではその美声を遺憾なく発揮し、ゲームや深夜アニメのメインやサブヒロインを担当する売れっ子声優。すでに声優を天職と思い、命を捧げる覚悟。

  声優になるまで知らなかったオタクの世界に今は首まで浸かっており、フィギュア収集とコスプレが一番の趣味。とくに妹系のキャラを偏愛しており、お姉様と呼ばれると鼻血を出してのたうちまわるダメな人。
  すでにイズモでのキャリアが十年以上のベテランだが、最近は声優業が多忙、かつそれなりに収入もあるために任務を受けることが少ない。それでも、『声の力が人々の助けになるなら』と、なるべく優先して任務を受けようとする。よくよく考えればメンバーの中でも結構な勝ち組。

  歌う夢も捨てたわけではないようで、毎日カラオケで訓練している。 なお、かつて他の女性声優とユニットを組んで出したキャラソンCDは、アニメ業界に名だたる黒歴史となっている。

備考:A級認定

スキル

『サイレンの歌』
  サイレンの伝説よろしく歌声で人々を魅了し自在に操る。……が、自分がド音痴と気づいてからは中々使いたがらない。魅了に抵抗しても歌声で気分が悪くなるというオマケがつく。
  海鋼馬の日比谷京汰と同質の能力だが、幸か不幸か歌のライバルとは思われていない模様。

『サイレンの叫び』
  声の周波数を高め、破壊音波として敵に叩きつける攻撃能力。同僚いわく「こっちの方がまだ聞ける」。

※また、彼女の人気声優という地位は、時として異能力以上に任務の助けとなることがある。

No.003
名前
唆守 兵悟(さがみ ひょうご)

by Lay様
通り名
人間愛好家(マンウォッチャー)
年齢
26
容姿
若いながらどことなく哲学者めいた表情
正業
フリーライター
経歴

 いくつかの雑誌で連載を持つフリーライター。超常現象やオカルトに関したしょうもない埋め草的記事を書くこともあれば、結構泣ける小話、時には専門家を唸らせる鋭い批評文まで書いてみせる。凄惨な事件であれ素晴らしい逸話であれ、くだらない事件であれ重大な事件であれ、そこに人間同士の感情のぶつかりがあるならばそれは尊いものであり、忘れ去られるべきではない、と考えている。ある意味では究極の人間好き。

  もともとは医者の息子で、父の後を継ぐべく医大に進学した。がしかし、異能力が開花するにつれ、医学よりも、人間同士のコミュニケーションと、それによって産み出される様々な事件に興味を持つようになる。結局は中退して今の仕事に就くようになった。両親とは進路を巡って喧嘩の末、勘当を言い渡されている。

  職業柄収入が安定しないのと、何より(彼的に)価値のある事件に多く出会えることから、時々能力を活かしてイズモでアルバイトをしている。また、イズモで仕入れたヨタ話や裏話を(関係者に迷惑がかからない範囲で)記事のネタにしたりもする。

  知り合った先輩達に徹底してしごかれ、今では温室育ちの坊ちゃんからいっぱしのジャーナリストへと変身を遂げており、異能力なしでも情報収集はお手の物。誰からでも気さくに話を引き出すことができる。交渉の駆け引きも得意で、分析力に長け口は堅い。

  ただし致命的なまでに眠気に弱い。記者にあるまじきことに、一日八時間寝ないと脳がまともに働かない。このため徹夜したり締め切りに追われるのが苦手。無類の猫好きで、土日はのんびり猫と戯れたり、異能力を使用して猫になりきって遊ぶのが趣味。

スキル

『精神同調』
  触れた他の生き物に自分の意識を乗り移らせ、一時的に支配することが出来る。動物などが対象であれば完全に支配下に置ける。人間相手であれば、意志の弱い、感情的な人間は押さえ込んで支配できる。そうでない場合は相手の同意がない限り支配は出来ない。ただし意識を交わすことは出来るので、触れた状態なら無言で意思疎通が可能。
  なお他者に意識を乗り移らせている場合、本体は完全に無防備なので注意が必要。

No.004
名前
黒木 松郎(くろき まつろう)

by ナンセン様
通り名
渇望夢(アカシックレコード)
年齢
13
容姿
起きている時でも、周囲からは寝ているように見える
職業
中学生
経歴

 公立中学校の一年生。運動神経は標準よりやや下、学業は標準よりやや上のどこにでもいるごく普通の子供である。――ただ一つ、夢を見る力を除いては。

  小学生の頃から夢遊病のように夜中に歩き回ったり、白昼夢を見たりすることが時々あったが、中学校からは自分が生まれる前の時代や、数ヶ月先の光景を夢に見る事が多くなった。ある晩、三日後に起きる放火を予知。誰に話しても信じてもらえるわけもなく、どうすべきか迷っていたところ、連続放火事件を追っていたイズモのエージェントと出会い、協力して解決することになった。

  今では形式上、イズモ預かりの派遣社員。毎晩夢に見たことを何でもいいからノートに書いて提出し、それを買い取ってもらう形でお小遣いをもらっている。本人はあまり金銭的な執着は薄いようで、報酬は弟妹にゲームソフトを買ってやったりするのに使う程度で、残りはとりあえず貯金している。

スキル

『渇望夢』
  上記の通り、未来や過去の夢を見る力。
  夢の内容のほとんどは「三日後、となりのおじさんが滑って転んで腰を打つ」「四十年前、小学校の校庭には桜の木が植わっていた」というようなしょうもないものだが、的中率は現在のところ100%。万一にでも大きな事件の予知や、あるいは過去の迷宮事件の真相が記されてはいないか、イズモのメンバーは神経を尖らせている。

 なお最近になって、見る夢の傾向を少しだけ選択できる方法が見つかった。枕の下に見たい夢に関する本を敷いて寝る、というのがそれで、過去の事件のノベライズを敷いて寝るとそれなりの確率で当時の情景を夢に見たりする。
  とはいえ、当人はあくまでただの中学生。イズモのタチの悪い先輩から押しつけられた18禁な本を枕の下に入れるべきかどうか、密かに毎晩苦悩する、健全な少年である。


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