『ブルーリボン警備保障』履歴書ファイル

 警備会社の日本最大手。設立は古く、明治時代とされる。
  廃刀令、警視庁における柔道の必修化、剣道の制定などといった武道の統廃合の陰で、いくつもの秘伝や奥義が失われていた。これを嘆いたとある財界人が、それらの達人を半ばコレクションのように雇い集め自らの護衛とし、彼らに食い扶持と、かつ実戦で技を磨く場所を与えたことが、そもそもの始まりとされる。
  太平洋戦争の後、GHQによって武道が禁止された折に彼らも目をつけられたため、苦肉の策として「用心棒の集団ではなく、警備を請け負う会社である」と抗弁したことから、本当に警備会社として機能するようになった。
 
  表の試合では使えない技を使う者や、言い訳の聞かない『実戦』を求める武芸者が所属しており、また達人が修行のため自らの弟子を放り込むこともある。
  よって所属メンバー全員が何らかの武術をマスターし、凶悪な戦闘能力を所有している。
  メンバーは十二のグループに分けられ、それぞれに『隊長』、『副隊長』が存在する。
  メンバーの多くが「俺(の流派)こそ最強!!」という精神の持ち主のため仲間内での衝突が絶えず、隊長には彼らを押さえ込むだけの実力か人格が要求される。



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No.001
名前
鳴瀬 馨(なるせ かおる)

by アルメウ様
通り名
絶対防壁(インヴァリネラヴル)
年齢
まだ30じゃない(当人談)
容姿
クールビューティー(と書けと言われました)
正業
専属派遣社員
経歴

 防御に特化した六番隊の隊長を務める、合気道系の護身術を使う女性。
  地方大学を卒業後、腰掛けのつもりでブルーリボンに入社(本来は事務志望)。
  ところがきわめて高い適正があったためとんとん拍子に出世し、隊長職まで上り詰めることに。仕事に追われて気づいた時には負け犬一歩手前の年齢になっていた。
  数年前に某国を取材していたジャーナリストの護衛をしていた際、打ち込まれたロケットをカウンターで打ち落としたことから「ミサイルを殴り返す女」としてその名を轟かせる(本人は激しく否定)。実は本来の二つ名よりもこちらが有名だったりする。
  さっさと結婚し寿退社することを願いながら戦うキャリアウーマン。
  六番隊のメンバーからの信頼は厚いようだが、隊員達はだんだんと年齢や結婚ネタ、退職ネタといった地雷キーワードが増えてきたため、気軽な話題が出来ず窮屈な思いをしている模様。
  シグマ・コーポレーションの折り紙使いなる女性とは凄まじく仲が悪いらしい……が、その割りにはよく二人で飲みに行っているとの情報もある。

備考:A級認定

スキル

『護身術』
  合気道をベースにした護身術。
  武術だけでなく、文字通り『気』を合わせることで、飛び道具や魔術ですら『跳ね返す』事が可能。基本的には後の先を取る流派のため、自ら仕掛けることはしないし、出来ない。

No.002
名前
一扇 和彦(いちおうぎ かずひこ)

by 幻の犬様
通り名
舞闘家(ぶとうか)
年齢
18
容姿
飄々とした雰囲気。あまり感情を強く表に出さないタイプ。
正業
大学生
経歴

 ブルーリボン六番隊副隊長。
  日本舞踊の流派のひとつである『一扇流』宗家の一人息子で、幼い頃から流派の跡取りとなるべく英才教育を受けて育てられた。
  あまり知られてはいないが、一扇流は日舞の流派でありながらまた、武術の一派でもある。彼らは”舞”と”武”を同一のものと捉え、”舞”を極めれば”武”において無敵になり、また”武”を極めれば”舞”において究極に至ると考え、日々の研鑽を積んでいる。
  かつて一扇流には、開祖が当時の帝より下賜されたという家宝の扇があったのだが、二十年程前に他流派との”舞比べ”に敗れて奪われてしまった。そのため、現宗家は、雪辱を息子である和彦に果たさせる事に執念を燃やしている。
  和彦が大学入学・上京したことを契機に、”舞”を極めるには何より多くの実戦を経験すべしとの父の意向でブルーリボンに所属させられることとなった。
  本人は当初は気が進まなかったらしいが、現在では、口やかましい父親から離れられる学生生活と、何より自分なりの”舞”を心おきなく研究することが出来るブルーリボンの任務がすっかり気に入っている様子である。
  そのバランスの取れた性格から、他の隊員の愚痴聞き役や、隊長が荒れてる時のお守り役を仰せつかっているうちに何時の間にか副隊長職を押しつけられてしまった。

スキル

『一扇流』
  扇を用いた戦闘方法。閉じた状態での攻撃法である『打』、広げた状態での攻撃法『刃』、防御法である『盾』、回避の為の足運び『流』、魅せるための動き『眩』の五つを自在に切り替えながら、まさしく舞うように戦う。彼らの使う扇は和紙を用いた特別製であり、しかるべき使い手が用いれば銃弾すら防ぐ代物である。

No.003
名前
時森 愁(ときもり しゅう)

by QURAIN様
通り名
見えざる手(インビジブルハンド)
年齢
23
容姿
ひょろ長い手足。無造作に伸ばした長髪を紺色のカチューシャで止めている。
正業
工場作業員
経歴

 屋内警備、暗所や閉所戦闘のエキスパートが集う九番隊の隊員。
  武術には縁もゆかりもない普通の人生を送り、工場に就職。しかし工場で様々な機械に触れて作業をしているうちに、自分の空間や構造を把握する能力が人並み外れている事に気づき始める。
  ある日、工場の親会社の主催するイベントに、会場警備のボランティアとして駆り出された際に、悪質なイベント脅迫事件に遭遇。能力を駆使して犯人を叩きのめしたのが縁で、その時の警備を仕切っていたブルーリボンにスカウトされる。現在は工場勤務のシフトの合間を縫って、時々家賃を稼ぐために仕事を入れている。九番隊はその性質上、個人主義者や一匹狼が多いので、あまり派遣会社内での横のつながりはない。
  本業では夜勤作業が続き、また休日も徹夜でネットゲームに興じているため、どうしても朝、昼は弱い。そのため夜間の任務以外はあまり受けたがらない。
  任務では下記二つのスキルを組み合わせ、暗器の投擲を得意技とする。暗闇や障害物の死角から、空間把握の能力で敵の位置を割り出し、計算された身体操作から撃ち出す暗器を命中させる。

スキル

『構造把握』
  構造物を一目見ただけで「どのパーツがどのくらい動くか」を理解する能力。走行中の車を、走っているまま分解していく事も可能。また、自分という構造物が一番大きなベクトルを発揮できるよう身体操作することで、達人の一撃を計算し再現出来る。また相手のリーチや関節の構造から攻撃範囲を見切ることが可能。

『空間把握』
  ”今自分がどこにいるか””どこに何があるか”を絶対に見失わない能力。暗闇、障害物の多い地形では蝙蝠よりも正確に動く事が出来る。


No.004
名前
禄々 佳奈美(ろくろく かなみ)

by イルカ様
通り名
双槌(ツインハンマー)
年齢
14
容姿
見た目はごく普通の女の子
職業
中学生
経歴

 ブルーリボン六番隊預かり。防御の技術を修得中。
  詳しい生い立ちは不詳。というのも、物心ついたときには両親はなく、『鉄槌』の通り名で知られる剛拳の空手家に男手一つで育てられていたのである。佳奈美が中学に進学した時、養父が突如失踪。行くあても親類縁者もない佳奈美を引き取ったのが、かつて養父が所属したこともあるブルーリボンだった。現在では研修生という名目で、ブルーリボンの寮に住みながら学校に通っている。
  貧乏空手家の養父がなぜ佳奈美を育てて己の技を仕込み、あまつさえ学校にまで通わせていたかは不明だが、恐らくは彼女の左拳に秘められた、人間離れした凄まじい力が原因ではないかと思われる。その左拳で他人を殴り殺してしまわないよう武術を教えたのか、あるいはその力を見込んで最強の後継者を作り上げたかったのか。あとついでに養育費払えこのクソオヤジ、と言ったカンジで養父を捜し出して理由を聞き出すため、佳奈美は中学生ながら積極的にブルーリボンの仕事に参加している。だが年齢が低すぎることと、アンバランスな二つのスキルのため、まだまだ実戦に立つには早いと考えられている。
  隊員達から色々と技を教わっている事もあり将来は有望……かも知れない。

スキル

『木槌(ハンマー)』
  養父に仕込まれた、右拳での一撃。威力を最優先させた大振りパンチのため、対人戦闘ではまだあまり役に立たない。反面、ガレキの撤去や車の破壊にはとても便利な能力のため、他のメンバーには態の良い重機扱いされることもしばしば。今後は命中精度の向上が課題。

『撃鉄(ハンマー)』
  教え込まれた武術ではなく、左拳に宿った佳奈美の生来の一撃。潜在能力を解放して放つ必殺の”銃弾”。現時点では自分でコントロール出来ないため、禁じ手とされ封印されている。また、使用後は”弾切れ”となり、数ヶ月にわたって左腕が内出血するハメになる。今後はコントロールと、威力に耐えられる身体をつくることが課題。


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