TRPGリプレイ 『人材派遣のCCC』 
第2話
アマチュア・フォース


 

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序幕

GM:お久しぶりです、第二話、始めたいと思います…というか、続きやるんだ(笑)。
東野:GMがそんな事を言ってどうしますか。
GM:いやあ、人気がなかったらシリーズごとお蔵入りになってたかも知れなかったので(苦笑)。それでは、前回からの成長を申告どうぞ。
乾史:一話だけで黒歴史にされたらたまんねーよ(笑)。おれは犬っぽく『暗視』の能力を取得してみた。
東野:私は地道に社会系の技能を増強したり、能力の精度を上昇させました。
十三:前回の教訓を踏まえて、体力と防御力を増強。後衛に居ても安心出来無いのが現代戦の辛いところだな。
理流:同じく。地道に能力の底上げです。
GM:ういうい。じゃあ早速、みんなには今回の任務を受け取って貰おう。
理流:こういうのって、一人一人にメールが送られてくるの?
GM:ハイ。これを受け取って、君達が了解の返事を出した後、指定時刻に集まるという形式です。
乾史:おれ、メールどころかパソコンもねーんだけども…。
GM:乾史君は現在保護者になっているあるエージェントから情報を受け取ってください。
理流:保護者?
乾史:おれを捕まえてくれやがったいけすかねぇオッサンだよ。シャカイフッキしろってうるせーんだ。
東野:名前は犬飼さんと言ってね…。
乾史:違う(笑)。
十三:流石に表の職場のPCで受信するわけにはいかないな。携帯にでも送ってもらうとしよう。
東野:私は当然、社内のPCと言うことになりますな。

※任務概要 参照

一同:………ほおう。
GM:(汗)まーほら、このシリーズ、戦闘がなかなか起こりにくいんですよ。これからも一話に一回か二回だろうし。
東野:現代だし。歩いてたらゴブリンが出てくるわけにもいかないしねぇ。
GM:というわけで、一度みんなで徹底的に暴れて貰おうと、戦闘漬けの任務を選択してみました。
乾史:おんもしれぇ。腕が鳴るぜ。
GM:任務を要約すると『対テロ訓練のシュミレーションとして同格同数のエージェントと戦うことになった君達は果たして勝てるのかな?』ってとこだ。まだ見ぬ相手を想像しつつ任務開始を待っていてくれたまえ。ちなみに今回は全てオープンダイス、勝ち負けいずれも恨みっこなしだ。
十三:…これは是非、別室でじっくりと対策を会議したいところだな。
理流&乾史:賛成〜。
GM:(苦笑)どうぞ。導入は東野さんからなので、他の人達はゆっくり作戦を練っていてください。

 

1.団欒

GM:さて、東野さん。貴方はこのメンバーの中で唯一のCCC正社員なので、任務は直接社内で上司から受ける事になるですよ。
東野:はいな。今夜の任務に備えて、雑務をせっせと片付けてしまいましょう。
乾史:CCCって表向きは何をしてる会社なんだ?
GM:表向きも何も、ちゃんとした人材派遣会社ですよ。登録されてる人材がちょっと特殊性が強いだけで。
理流:派遣会社の営業ってどんなことやるんだろう…。
GM:電話やメールや足で、君たちに与えられる仕事をいろんな業界から取ってくるんですよ。この依頼だってあちこちの企業への営業活動の成果なんですから。
乾史:なるほど。
東野:ふう、定時後になってようやく電話から開放されて残務に手をつけられるよ…。
GM:そんな君の机の前に係長がやってくる。重田さんという恰幅のいい中年だね。
東野:「何でしょう、係長?」
GM:「東野君、今日はもう上がっていいよ。こんな時くらい早く帰ってあげなさい」
東野:「お気使いありがとうございます」
GM:「そうでもしないと君の事だ、残業してそのまま任務に向かいかねないからな」
十三:違いない(笑)。
乾史:一旦帰るくらいならその方が効率いいんじゃねえの?
十三:犬神君、君はわかっていない。金曜の夜、帰路の我が家から漂ってくる夕食の匂いと、風呂上りの晩酌がどれ程貴重なものかをっ…。
理流:十三さんはもう味わう事はないのよねぇ…(笑)。
十三:うるさいよ外野(笑)。
東野:では、係長の言葉も頂いたことだし、新宿から某鉄道に乗ってがたんごとんと帰りますよ。
乾史:オッサンの家ってどんなだー?
GM:ふふん、今回は東野さんのプレイヤーに家族の設定を作って来て貰ったのさ。場所は某鉄道沿線のベッドタウン、ごくごく普通のマンションと思ってくれたまえ。
東野:ああ、今日も働いたなあ…と、我が家のドアをくぐる。「ただいま」
GM:「おかえりなさい、あなた。今日は早かったのね」と出迎えてくれたのは、奥さんの倫子さんだ。
東野:「ああ、仕事が早く片付いてね。幸恵と茂は?」
GM:「幸恵はまだアルバイト、茂は塾なの」
東野:「そうか…」
十三:(家族設定を見ながら)幸恵ちゃんは高校生、茂君は中学生なわけですな。
GM:「そうだ、久しぶりに進さんが早く帰って来たのだもの、今日はすき焼きにでもしましょうか。大丈夫、まだスーパーは開いてますし、すぐ出来ますから」
東野:「…いつも済まないな」
GM:「大丈夫。進さんの好きな○ビスもまだ残ってますよ。幸恵が帰ってくる頃にお夕飯にしましょう」
理流:いい奥さんねえ…。
十三:(コホン、と)えー、私は今後東野さんが過酷な環境に置かれてもまったく同情しないことに決定しました(笑)。この奥さんのためならそりゃ頑張れますわな。
乾史:モチベーションは大事だよなあ…(しみじみ)。
東野:では空腹にじっと耐え、夜を待ちます。
GM:じゃあ、夜の九時ごろになると…
乾史:(突然挙手!)そこへちょうど帰ってくる息子!「ただいまー!」
GM:「あら茂、おかえりなさい」っていいのか?(笑)
東野:それはGMが判断してください(笑)
GM:じゃあ(苦笑)、「茂、早いわね。今日は塾終わるの早かったの?」
茂(乾史):「明日9時から××高校で模試があるんだ。七時に家出るから早めに起こしてよ」
GM:「あら、それは大変。お弁当作らなきゃ」
東野:私は居間でTVでも見ていよう。
茂(乾史):「…父さん、帰ってたんだ。おかえり」
茂(乾史):「ああ、ただいま」
茂(乾史):「…父さん、早いんだね。…この時期って盆前で忙しいんじゃないの?」
東野:「忙しい時期ではあるんだがな、今日はたまたま残業も無いんだ」
茂(乾史):「ふーん」と父親の背中を眺め、溜め息をつく茂。
東野:何を疑われてるんだろう(笑)。
茂(乾史):そりゃ、職場でホされてるんだなぁと思ってるんだよ(笑)。
十三:父権が問われますなあ(苦笑)。
GM:ともあれ、バラエティだかニュースだかを見ているうちに、娘さんの幸恵ちゃんも帰ってきます。
東野:「おかえり、幸恵」
GM:「ただいま。…何だ。いるんだ父さん」と、娘さんは自分の部屋にとっとと篭ってしまうのであった。
理流:微妙なお年頃なのかな〜。
乾史:理流が言うとぜんぜん微妙に聞こえねえなあ。
GM:…まあ何はともあれ。食堂からいい匂いがして、久しぶりの東野家の食卓が開かれます。一応みんな席について、それなりに会話も弾んでいるよ。
理流:お父さん以外の人たちで、とか(汗)。
十三:そういう事はわざわざ言わなくていいのだよ、理流君(笑)。
東野:深夜の仕事の事を話しておかないと。「突然ですまないんだが、取引先でトラブルがあったようでな」…ほら、父さんちゃんとハタライテルヨ?(笑)
GM:「…明日の朝はこっちにいるの?」と娘さん。
東野:「午前中には帰れると思う」
GM:「そうなんだ。ふぅん。…別にムリして帰ってこなくてもいいから」
乾史:(ひでー)
GM:「ごちそうさま」というと娘さんは部屋に戻っていくのであった。
十三:切ないね。
東野:夕食を終えたなら、そそくさと身支度を始めよう。
GM:奥さんが君の着替えを手伝ってくれるよ。
十三:(いい奥さんだなあ)
東野:「…いつも済まないな」
GM:「あなた、幸恵から何も聞いていませんか」
東野:「…? いや」
GM:「しょうのない子ねぇ」、と苦笑いして、奥さんは君に一枚の紙を渡す。高校で配布されるもので、「○○高校 授業参観のお知らせ」とか書いてある。
乾史:むほっ、高校でも授業参観なんてあるんだっけか?
GM:公立、一部私立には実際にあったりするのですよ(えへん)。「非行防止のため教育の現場をわかってもらいたく〜 … お忙しいご両親のため土曜日に開催〜…」などなどと書いてある。
東野:日付はいつ?
GM:明日の朝一番だよ?
東野:「…ふむ…」
GM:「お仕事でしたらしようがありませんけど、出来るようでしたらもどってきてらしてね。あんな態度とってましたけど、多分幸恵も貴方が行けば喜ぶわ」
東野:「ああ、そうだな…。それと、茂に模試頑張れ、と伝えておいてくれないか」
GM:「わかりました。…じゃあ、いってらっしゃい、進さん」
東野:「それじゃ行ってくるよ」

 

2.参集

 団欒(?)を終え、東野は再び深夜の新宿へ。そこにはバンに待機しているいつものメンバー、そして重田係長が待っていた。彼が今回の仕切り役なのだ。

GM:それではお待たせしました他の人(苦笑)。
東野:作戦会議の方はどう?
乾史:あーくそ、なんつうかまとまんねぇな。色々ネタは浮かぶんだけど。
理流:一つ相手に変な能力があると、こっちの作戦が全部ひっくり返されちゃうのよね。
乾史:ホント能力者バトルものって、情報戦が重要だよなあ…。
十三:このGMのことだからなぁ。色々考えておかないと(笑)。
GM:ちなみにこっちも既にキャラは決まってますし、君達の能力は知らないという前提でプレイさせて貰いますのでよろしうに。君たちの作戦を見てからキャラを作り変えたり、とかはしませんですよ。
東野:「係長のご好意、大変有り難く受け取りましたよ」
GM:「なあに、君はよくやってくれているしね。この業界、中途採用も多いけど、入るのも早ければ出て行くのも早くってね…ああいや失礼」
理流:他にも色々情報を聞きだしたいな。
GM:質問には答えてくれるけど、事前に渡した情報以上の成果はないと思ってくだされ。
十三:本当にガチンコバトルなわけだな。
GM:そういう事。「では、私はここまでだ。現場は千葉の山奥とちょっと遠いが、頑張ってくれ東野君」
東野:ち、千葉…ですか。
十三:どうかしましたか?東野さん。
東野:いや…。戻ってくるのに結構時間がかかりそうだ、と思ってね…。
乾史:なぁに、千葉なんてすぐ近くさ。
理流:千葉でも場所によるけどね。
十三:まさか房総半島南側とかじゃないだろうな。
理流:ペットボトルはダース単位で運んで積み込んで行きます。
乾史:っと、おれはコインを何枚持ってるのかな?
GM:そうそう、財産判定を忘れてました。みなさんどうぞー。
乾史:(ころり)ぴったし成功。…これはこれで面白くないな(笑)。
東野:(ころり)-1失敗…。今週も昼食は寂しくなりそうだなあ。
理流:(ころり)余裕の+3成功!明後日の日曜はみーくんを誘ってショッピングに行こうっと。
乾史:理流は小金持ちのイメージが定着しつつあるなあ。
東野:私は着々と貧乏な雰囲気が纏わりついてきているかもだ。
十三:何、次で挽回すればいいのですよ…(ころり)って-6失敗!?(笑)
GM:-6ですか…。では、十三には娘さんの親権について家庭裁判所の出頭依頼が…(爆笑)。
理流:うわぁそんな緊迫した状況に!?
GM:…なりかねない状態ですね。
十三:フフフ……符の作成費用がかさむのさ(泣)。
理流:お金持ちそうで意外と貧乏な十三さん。
乾史:偽ブランドのスーツとか着込んでそうだよなあ。
十三:貧しくとも心は錦という言葉を知っているかね?犬神君。
乾史:とてもどす黒い色の錦を想像しちまったぜ(笑)。

 夜の東京をバンで抜け、一行は指定された千葉の現場にやってきた。そこは国道から一本道を外れた森の中。灯り一つない黒々とした森の中に、今や住む人とてない大きな廃工場が広がっている。

十三:我々の他には誰かいないか?
GM:工場の前に、車が二台停まっている。一つはここには不釣合いなセダン。もう一つは君らと同じようなバンだ。そしてセダンに寄りかかりながら、煙草を吸っている男がいる。
東野:対戦相手の車、かな。じゃあ、バンから出て挨拶に向かおう。偵察がてら。
十三:全員が顔を出すのは危険かな。
東野:むしろ一人で行きたいところです。
東野:「CCCの担当者です。今日はよろしく」
GM:「あなた達がCCCの人ですか?」気弱そうな若手サラリーマンですね。
東野:対戦相手ではないのかな?
GM:「ダイワ社営業部の市川と申します。今回、あなた達の勝負の結果を見届けるために参りました」
理流:審判役の人かあ。
東野:「お勤めご苦労様です」
GM:「お互い金曜の深夜だというのに大変ですねえ」
東野:「全くです。…我々の相手はもういらしているのですか?」
GM:「ええ、『ヴァルチャー』の皆様はあちらのバンに。先程挨拶していただきましたよ」と言いながら市川さんは車の中に戻って行きました。
東野:バンの中は覗ける?
GM:スモークになっていて、ちょっと難しそう…なんだが。君の目の前で、バンの扉が開くね。
東野:おや?
GM:男がバンから一人降りてくると、君に向かって軽く会釈をして近づいてくる。
東野:意図は同じと言う事かな。こっちも会釈を返そう。
GM:では…男は君の顔がはっきり見える距離に近づいた所で、驚いたように立ち止まるね。「お前…東野、東野進か?」
東野:何者だろう。私の知っている顔ですか?
GM:外見はビジネススーツに身を包んだ中年の男です。そして、見るだけでわかるのですが、東野さんと雰囲気がそっくりです。
東野:と言う事は…前職の元同僚ですか。
GM:はい。彼は『葛西 守』。君とは前職で同期入社、共にビジネスを生き抜いた戦友です。
東野:了解です。「…葛西か。まさかこんな所で会うとはな」
GM:「そういうお前は、CCCに拾われたみたいだな。…おまえをリストラするなんぞ、あそこの上は本当に見る目が無いよ」
十三:(ぼそぼそ)東野さんが『サムライ』なら…二つ名は『モノノフ』とかですかな?
乾史:(ぼそぼそ)『ナイト』だったりして。
東野:「お互い似たような状況らしいな」
GM:「おれも結局居辛くなっちまってな。お前が抜けた後すぐに辞表を出したよ」
東野:「そうか…」
GM:「人脈と貯金を駆使してようやくこの『ヴァルチャー』を立ち上げることが出来た。これで俺も一国一城の主ってわけだ…ま、そんなに大きくはないけどよ」
東野:「成程な。本当なら祝杯に付き合いたい所だが…」
GM:「それはまた今度、な。今夜はおれ達のデビュー戦だ。悪いがお前が相手と言えども手を抜かないぜ?」
東野:「当然だな。こちらも仕事だ。精々気張らせて貰うよ」
GM:「よろしくな。…そう、倫子さんは元気か?」
東野:「…ああ。相変わらず苦労をかけてるよ」
GM:「…そうか。おれたちの行動開始は26:00から。それまでは防御側のお前達が好きなように配置なり準備なりしてくれよ」と、葛西はバンに戻ってゆきます。
東野:私も戻ります。
十三:東野さん、知り合いですか?
東野:「昔の同僚でね」…私は彼の能力を知っているのかな?
GM:はい、良く知っています。…ありていに言ってしまえば、東野さんと同じ技を使う、同じような能力の持ち主です。その他の彼のプロフィールははい、これ(と手渡す)。必要だと思ったら適宜開示してください。
東野:(一読)…では、彼が私と同じ能力を持つ旨、みんなに説明しておこう。
乾史:おっさんの知り合いでも、手加減はしねーぜ?
東野:「当たり前だ。こういう時に手を抜くのは却って失礼というものだ」
十三:当然、葛西さん側にも東野さんの情報は流れたわけだな。
理流:じゃあさっそく、守備配置につくとしましょー(やる気満々)!

 

4.準備

 審判役の社員から、人質の代わりになる人形を受け取り一同工場の中へ。四人は事前の打ち合わせに基づき着々と準備を始める。このシリーズに留まらず、『攻撃』ではなく『防御』のシナリオは珍しかったようで、プレイヤー達も色々とアイデアを出していた模様。楽しんで貰えてるようでGMとしては嬉しい限りです。

理流:GM〜。トラップの設置はオーケー?
GM:オーケーでしょうねえ…
理流:どの程度まで?
GM:現地調達出来るものと、戦闘開始前に『バンに積んでいた』と明言したものを材料として作れるものまで。
乾史:理流は爆発物でも何でも『造れる』わけだけども?
GM:…そりゃあ認めざるを得ないよなあ(苦笑)。
理流:よ〜し、トラップワークの腕の見せどころだぞ〜!(楽しそう)
GM:それから、調べればわかりますが、電気、水道、ガスの類は全て死んでおります。下水も埋もれているようですね。
東野:室内は真っ暗ってこと?
GM:とくに君たちが何かしなければそういうことになります。
十三:ふむ…。そうそう、能力とは別に、相手方の装備はどんなものかな?マシンガンとかグレネードを使用可能とかだったら困るな。
GM:装備は君らと同様です。ウェアどまり。スタングレネードやらスターライトスコープなんてものは持ってない、と明言しておきます。
理流:私達もそういう装備の支給は無し?
GM:なしです。…まあなんだ。君たちは現地テロリストの役ですし。あんまり軍事装備を持ってるのも変な話ですしね。
十三:ふむ…。了解。バンの方に動きは無いかな?
GM:…では。26:00も近づいてきた頃、君達から見えない側のバンの扉が開き、人影が四つ、反対方向の夜の闇に消えていった。こちら側に正面から向かってくる人影はとりあえずいないようだ。
乾史:ぬ、向こうは行動開始したか。
東野:工場の周囲はどんな感じになってるんでしょ?
GM:高い塀で囲まれている。地図では一部森に埋もれているが、ここにも塀があるはずだよ。
東野:具体的にはどのくらい高いの?
GM:2.5m。上には鉄条網がはってある。昭和のいかめしい工場をイメージよろしく。
東野:了解です。
GM:作戦中に会話、もしくは意思疎通をする場合は「何で」やるかを明確にしてね。
二階にいる人が一階にいるヒトにテレパシーで指示を出すのはNGということで。
理流:拡声器でも作っておこっと(笑)。
東野:…(みんなと相談)、お待たせしました。準備OKです。
理流:さーて、パーティの始まりよっ!
乾史:ハデにやろうぜ!
GM:では…。長く感じられる沈黙が過ぎ去り、君達の腕時計が、確かに26:00を刻んだ。『ヴァルチャー』VS『CCC』の、人質救出作戦の模擬戦を開始します!

理流:…何か起きるかな?
GM:…しばらくは時間がそのまま過ぎてゆく…。そちらで何か能動的なアクションを起こすヒトは?
一同:しーん。
十三:そうそう、みんな能力発動等の準備は済ませてますので。
GM:了解。では、しばらくすると正門の前に人影が一人現れる。工場はいまどんな外見ですかね?
乾史:内部には全体的にうっすらと灯りがついていたりする。
東野:所どころに小さな明かりが点ってて、その周辺が照らし出されてる感じだね。
乾史:扉、窓に視界を遮るように雨戸やシャッターが下ろしてあります。外からだと、隙間から光が漏れてくる程度と思ってください。
十三:ふーむ、PC側がマスタリングするのも新鮮だなぁ(笑)。
GM:正門の人影は普通に門の前に立って(ころり)ふむ。拳の一撃で門を『粉砕』した。
乾史:おっさんの技と同じだな。
十三:葛西氏のようだな。正攻法で来たな。
理流:はいはーい、門には爆薬の罠が仕掛けてありまーす。
GM:おっと(笑)、『罠感知』…はずるいか。次回から判定します。今回は素直に喰らいますよ。門を吹き飛ばして、自分も吹き飛んでしまった(笑)
理流:たっまや〜〜〜!!くらえ5Dダメージ!
GM:(ころり)むう、結構痛いな。
乾史:爆弾トラップが痛いな、ですむのか…。
十三:まあ、私達も似たようなものだしね…。
GM:…。さて。君らはまだじっとしているのかな?
一同:いえす。迎撃に徹します。
GM:了解(にやり)。…君達はふと気付くのだが。
理流:何?
GM:…君たちのいる地面を、ゲジゲジとかゴキブリの群れが這いまわっているな。
乾史:げぇ。
GM:しかも、だんだん数をましてくるような気がする。
十三:幻術使いか…?
GM:いやあ。普通に壁のヒビとかダクトの隙間とかからうぞぞぞぞっと沸いてきたみたいだよ?
理流:いやーいやーいやーいやーっ!!
GM:では意志判定どうぞ。失敗すると恐怖で悲鳴を上げてしまったりするぞ!

 理流が危うく悲鳴を上げそうになるがどうにか全員こらえる。そして東野はクリティカルで判定成功。

東野:職場に比べればこの程度の環境はどうと言う事はありません(笑)。
GM:では東野さんは、これが幻覚ではなく本当に普通の虫に過ぎないとわかる。
理流:なおさら嫌よっ!(汗)
乾史:敵に虫使いがいるのか?
十三:恐らくは。燻りだしだろう。単純だが効果的な手だな。
理流:拠点防衛する相手に対してはすっごく有効ね…。
東野:実害がない間は耐えますよ。
GM:了解。虫はある程度まで増えたところで止まる。
理流:…ある程度って?
GM:ちょうど生肉と甘いものを大量に一週間ほど山の中に放置したらこうなるかなー、という程度かな。
理流:やーやーやーっ!かえんほうしゃきつくるーつくるーっ!
乾史:うんざりだぜ。
十三:『虫操作』の能力はこんなに広範囲ではないはずなのだが…。場所を特定されているのか?
GM:さーねぇ(本当はただの『虫寄せ』の能力。虫を集めるだけで操る事は出来ないけど、威力は広範囲なのだ)。
東野:でもそれなら我々を燻り出す必要もないだろうし。まだ耐えるべきだと思うよ。

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