人材遣のCCC 第五話『ノイジィ・ポーターズ』 序幕 GM:えー、それでは第五回始めます〜。いつものように成長申告どうぞ。 乾史:前回までの流れを継続して、聴覚を強化。強襲斥候、別名肉つきセンサーへの道のりを着々と歩んでいるぜ〜。 理流:私も前回同様、HPの底上げ。それから、前回取得した防御技の性能を向上させたぞ〜。 東野:例によって地道に各能力を底上げしました。発動までの時間短縮や、効果範囲の拡大などが実装されています。 十三:『探之符』を強化、索敵範囲を広げました。こちらは肉つきレーダーだな。 GM:君達も順調にA級エージェントの仲間入りを果たしつつあるねえ。 ●1.輸送 GM:前回9月の下旬に一仕事を終えた後、君達はしばらくは普通の生活を送っていた。世間は銀行の不祥事で持ちきりだったが、それも9月末になると収束に向かいはじめている。 十三:表の職場ではただでさえ9月末の中間決算があるからな。しばらくは修羅場続きだろう。 GM:そして、ようやく期末が終わってカレンダーが代わろうとする9月最終日の夜から、今回の物語は始まるのであった。ここで恒例の財産判定行ってみよう。 理流:(ころり)がーん、-1〜。 東野:(ころり)いつものように-2です(笑)。 十三:(ころり)ま、-3っ!厳しい! 乾史:(ころり)ぐほおおおおお!-7!(爆笑) 東野:またか乾史(笑)。(※第四話参照) 乾史:い、いや前回よりは少しイイ!!これならまだマシ!! 十三:そんな事に耐性をつけないでもらいたいものだね(笑)。 理流:全員失敗って初めてじゃない? 乾史:く、くそ。じゃあまた、サイコロ三個掛け合わせ×100円で手持ち金額を計算するぜ…ってあれー!?2、2、4ってことは1600円かー!!(爆笑) 理流:だいじょうぶだぞっ!今回は500円玉が三枚ある! 乾史:く、いや、ここは…500円玉2枚と100円玉5枚と50円玉とに両替して(笑)。 東野:今回も不安だなあ(笑)。 十三:…と、犬神君を笑っていられるほど、実は余裕が無いんだよな私(笑)。 GM:-3でも結構なピンチですからね。さて、9月30日の夜、君達はCCCから任務依頼書をメールされる。 ※任務概要 参照 東野:ふむ…。要約すると、『成田空港から長野の研究所まで、薬の材料を護衛しつつ輸送しろ』って事だね。 乾史:おおー!!報酬が『やや高い』になってるじゃねーか!!受ける受けるぜ今すぐ受ける!! 十三:その分リスクは高そうだな。A級、S級のエージェントをライバル会社が送り込んでくるかも知れないというわけか。 理流:わたしも受けるぞー。決行は10月2日…明後日か。ってアレ?この日は平日じゃない? GM:はい。今回は平日の任務となっております。 乾史:俺はンなの関係ネェー。あいあむふりーまん! 東野:私は、通常業務が出張になるだけなので問題ありません。というか、今までは休日出勤だったんだなあ(笑)。 理流:まー、私も大学生だから一日くらいどうとでもなるけど。木曜日ってのは微妙な曜日ね〜。 GM:だって今までずっと不自然なほどに週末とか休日とか任務だったんだもん(笑)。そろそろみんなの日常の設定も固まってきたので、平日ミッションも展開してみました。 十三:課長、一件、長野の取引先で問題が発生したので出張に行って参ります。 GM:「んー、鷂君、君の担当は都内だったような気がするが」(笑) 十三:しまった、読まれている(笑)。 GM:ちなみに表の仕事を持っている方は、CCCに申請すれば代理人を送ってくれます。顔がそっくりの(笑)。 十三:それはそれで嫌だな…。そういう時にトラブルが起こりそうだし。 GM:「君はいつもよくやってくれているからね。期末も終わったし、一日くらい休暇をとってもいいんじゃないかな」 十三:銀行ではまず有り得ないお言葉だな…ってそうか。前回の任務の後、結局上司の異動はなかったんだ、バンザーイ(笑)。 乾史:本当に嬉しそうだなじゅうぞう。 東野:本当に嬉しいんだよ。いずれ良くわかるようになる(笑)。 十三:では、女子行員の突き刺すような視線を受けつつ、会社を定時退社しよう。 ●2.後輩 GM:では東野さん。君はこの任務の開始の前日…10月1日に、上司である重田係長に呼び出されます。 東野:なんでしょう係長。 GM:彼は「君にお客さんだよ」と言って、君を会議室に招き入れる。そこには、スーツを来た割と若い男が、「お久しぶりです東野さん!」と言って駆け寄ってくる。 東野:「いやあ〜お久しぶりですね〜」ととりあえず返答するけど。……覚えてるかな?(笑) GM:判定するまでも無く覚えております。彼の名は、『北城拓海』。君が以前総合商社に勤めていた時の後輩で、今回の依頼人でもあります。 東野:北城君か。元気にしていたかい? GM:「はい。僕もあの後しばらく商社に残ってキャリアを積んだいたのですが、ネクタラス製薬に声を掛けられて移籍したんです」 理流:おおー、ヘッドハンティングだ〜。 十三:優秀な人と思ってよいのでしょうな。 乾史:東野、葛西、北城か。あとは南と真中が出てくれば全員揃うな(笑)。 十三:どこの果物100%だ(笑)。 東野:ネクタラス製薬というのは、今回の任務の依頼元だね? GM:はい。「先輩にこの仕事をお願いする事が出来て、とても心強いです」 東野:微力ながら力を尽くさせてもらうよ。 GM:「実は東野さん達の事は、葛西さんに紹介頂いたんですよ」 乾史:二話で戦ったおっさん2号か。 東野:成程ね。…あいつは元気にしているかい? GM:「ええ。なんでもボディーガードのビジネスが当たって、昨今は中東方面でひっぱりだこだそうです」(笑) 乾史:やっぱり世界中に飛ばされるんだろうな〜。 十三:そう言えば彼の会社には、国際色豊かなメンバーが揃っていたな(苦笑)。 理流:でも半数が未成年だったような気がするぞっ(笑)。 GM:「最近売り出し中の葛西さんに今回の仕事をお願いしたところ、東野さんがCCCに移籍していると伺いまして、改めてこちらにお願いしたんです」 東野:了解したよ。葛西の奴は何か言ってたかい? GM:「『安心しろ、連中は俺達よりも強い、とっても頼れるメンバーだ』と伺っております!」 東野:はあっはあっはあー。 GM:…はっはっは。 一同:……はっはっはっはっはっはあー(一同なぜか爆笑)。 理流:そこ笑うとこー?(笑) 東野:評価シテイタダイテ嬉シイヨー。マア任セテクレタマヘー(棒読み)。 乾史:な、なんてウサン臭えんだ(苦笑)。 GM:「ま…、まあともかく。表立っていないだけかも知れませんが、今のところお競合他社に襲撃等の計画は見られません。何も無ければそれに越した事はありませんが…」 東野:ほむ。真面目な仕事の話に移るわけだね。じゃあ、(任務依頼書を見ながら)幾つかの点で確認を。成田から長野山中まで、荷物をオフロード車二台に分乗して護送するんだよね。 理流:運転免許は…乾史君以外全員持ってるか。 十三:おっと。私は二輪専門なんだ。 GM:「はい、オフロード車と言うのはこういう形で…」(と絵を描く) 十三:なるほど。アメ車のトラックみたいなものと考えておけばいいのかな。…ってこの場にいない私達が口を出してはまずいか(笑)。 GM:まあ、東野さんが事前に質問事項を取りまとめてくれていたとしましょう。疑問点があったら聞いてください。 理流:研究所までの道のりもわかっているの? GM:うい。場所は軽井沢より北の、上信越自動車道の某インターチェンジ近くです。はいこれが地図(と渡す)。 理流:某インターなんだ。 GM:うん。架空の場所を作るとき、ファンタジーなら『郊外の洞窟』で済むけど、現代モノはツッコミキビシイから(笑)。現実世界ではどこのインターにもこんな地形ねーよ、という意見は却下です。 乾史:(地図を見る)山の上かー。なんでこんな辺鄙なところに建てたんだよ。 GM:水や生薬の確保という観点から、ここにせざるを得なかったそうです。 理流:積荷はどんな形状をしてるの? GM:世界中で使われている輸送用の10フィートコンテナです。飛行機で運んできた物をそのままトラックに積んでしまうわけですね。ぱっと見には、中に何が入っているかはわかりません。これが二つ。 乾史:イザって時、俺が持ち運べるかな?(笑) GM:コンテナの中身も殆どがクッション材と保冷材のため、見た目ほど重くはありません。常人離れした犬神君の腕力なら持ち上げる事も可能でしょうが、とにかく大きくてかさばるので、持ち運ぶのは難しいでしょうね。 十三:二輪や人力で運ぶのは不可能と言うことか…。 理流:保冷材が詰まっていると言う事は、コンテナを開けちゃうとアウト? 十三:積荷に損傷があった場合は任務失敗と書いてあるな。 乾史:非常時にクーラーボックスに移し変えて運ぶとかはOKなのか? GM:とにかく鮮度が命ですので、出来ればやってほしくない、というところです。 東野:ふーむ…。ネクタラス側からは何人ほどつけてもらえるのかな? GM:「まだ特に考えておりませんが…常人の警備員は、あなた方にとっては足手まといにしかならないでしょう」 東野:確かに。しかし、我々のうち二人がハンドルを握っていては、襲撃されたらも応戦もおぼつかない。運転手をつけてもらえるのだろうか。 GM:「はい。それに関してはウチの会社の人間をつけましょう。研究所への道もわかっているので問題ありません」 乾史:敵異能力者が襲ってきても驚かないくらい胆の座った人をつけてくれよ(笑)。 GM:まー製薬業界も裏ではいろいろありますからねー(笑)。 東野:そうそう、互いに連絡が取り合えるよう、インカムを人数分揃えて欲しい。 GM:「了解しました」 東野:生薬の入手先や成分については企業秘密って事なんだろうか。 GM:はい、そういう事でオネガイシマス。 東野:最悪の場合は、敵の殲滅や正体の把握より、生薬の破棄を優先すべきかな? GM:はい。ただその際も、任務については失敗とさせて頂きますが。 十三:いたしかたないな…。 東野:任務に失敗したら損害賠償が凄まじそうだよねえ。 GM:「あ、我々はCCCさんに請求するだけですから」(笑) 理流:それ、副音声でCCCが私達に対して何しようと知らない、って言ってる(笑)。 乾史:麻生さんににっこり笑って踏みつけられそうだなあ。 理流:あ、はいはいはいはーい!大切な質問!!お昼は出るんですか!?(笑) GM:いい質問ですな。実はルールを確認していたら、この世界では一食飛ばすごとに能力に-1のペナルティが課せられると言う事に初めて気がつきました(笑)。 十三:イタイイタイイタイ! 東野:経費で落とせないだろうか? GM:「移動中の食事は自腹ということでお願いします。あー、でもサービスエリアとかで食べて領収書を持ってきてくれれば経費で落とせると思います」との事です。 東野:じゃ、サービスエリア経由で。 一同:うん。 GM:(そんな襲撃に最適のポイントに停まるのか)おおい、誰も突っ込まないのかよ(笑)。 十三:合理的な判断ですな(笑)。 理流:わーい、ソフトクリームとじゃがべぇ食べるぞ〜。 乾史:いや、そもそも先立つものが…。 理流:乾史君お腹… 乾史:いらねえ!!(即答) 十三:だんだん先読みが出来るようになってきたな、犬神君(笑)。…と、そうだGM。任務開始前に、くだんの新薬『ポリトカス』について情報を集めておけるかな? 理流:あ、私も。わーい『分析』〜。 東野:実物が無いよ(苦笑)。 理流:ないの? GM:はい。このポリトカスは現代社会の大きな問題となっている鬱病の特効薬として、つい数ヶ月前にネクタラス製薬から販売されたばかりです。画期的な新薬として注目されていますが、まだまだ一部の病院に配布されるに留まっており、一般市場には出回っておりません。今後、各医療機関や民間に販売出来るようになれば、途方も無い利益が見込めると推測されています。 乾史:気軽に薬局で買えるもんじゃないってことか。 十三:となると、今GMから聞いた以上の情報は望めそうにないか。 GM:…他に質問はないね?じゃあ最後に「よろしくお願いします、東野先輩」と。 東野:ああ。泥…大船に乗ったつもりで安心してくれたまえ!(爆笑) GM:「い、今泥船って言いませんでしたか!?」 東野:やだなあ、君その若さで耳が遠くなったのかね? 理流:なんだかとっても不安だぞ〜(笑)。 東野&十三&乾史:一番の不安要素が何を言う(笑)。 ●3.路地 GM:さて、当日の朝になりました。みなさんどちらに? 東野:家族に挨拶して、都内の私鉄沿線の自宅を出発します。 理流:私も新宿近くのアパートを出発します。「みーくーん。おねーちゃんお仕事に言ってくるから、ちゃんといい子にしてるのよ〜出かけるときはちゃんと戸締りしておくんだぞ〜」 GM:(子持ちの水商売の女性が職場に出かける時みたいだなあ) 十三:私はそろそろ娘が添い寝してくれなくて寂しい。 GM:誰もそんな事聞いてませんから(笑)。乾史は? 乾史:もちろん前日から徒歩で成田空港に向けて出発して、コンビニで一泊したところさあ(笑)。 十三:本気かね!?50kmくらいの距離があるぞ。 乾史:だから、CCCから貰った交通費を手持ちの金に回したんだってば。俺、『生存/裏通り』のスキル持ってるしな。 GM:いや、千葉のあそこらへんって裏通りじゃないし。むしろ…田んぼ?(笑) 十三:そして交通費を含めた手持ちが1600円ということだな(笑)。 乾史:それはカンベンしてくれー!! GM:い、いやそれはさすがにあまりに無惨だ。交通費の前払い分、手持ちに1000円プラスしてくれ(笑)。 乾史:イヤッホオオオオゥ! 十三:嬉しそうだな…。 GM:じゃあ、理流君。 理流:うい。なんでしょう? GM:君は新宿駅に向かう途中、裏通りから何やら喧騒が聞こえるのを耳にする。 理流:んむ?『好奇心』持ちとしてはついつい覗き込んでしまう。 GM:すると、物陰で中学生くらいの子供が、三人のヤクザ風の男にボコられている様子を目撃する。「おんどりゃー」「ボケェ」「スジモンなめんじゃないでぇ」などと言いながらドカバキボコッ。 理流:こらー!何小さい子いじめてんの! GM:「なんじゃあ姉ちゃん」「何か文句あんのかい!?」 十三:「泡街に沈めるどコラァ!」(笑) GM:いや、そこまでは言ってない(苦笑)。 十三:しまった、まだ朝だった(笑)。 理流:集合場所への移動中だし、さっさとやっつけてしまおう。銃を作り出して…ってまだペットボトル用意してないー!(泣) 東野:理流の能力は入念な準備が前提だからね…。 十三:そもそも、銃を作り出してその後どうするつもりだったのかね?(笑) 乾史:ってか、ここですべきは「おまわりさーん」と叫ぶことじゃねえのか? 理流:…あ、そういう方法もあった(笑)。 GM:そんな風に君が対応に戸惑っていると、不意にヤクザの後ろから別の男がやはり三人出てくる。 十三:おや? GM:そして、後ろからヤクザを、がん、ごん、どん、とあっさり殴り倒す。そしてまた去ってゆくね。 理流:ほへ?…その三人もヤクザ屋さん風味? GM:いんえ。外国人―――それも南国系の面立ちっすね。 理流:おや。民族衣装を身につけてるとか? GM:いいや。いずれも粗末だけど丈夫そうな作業服に身を包んでいる。率直に言ってしまえば、出稼ぎ労働者といった雰囲気だ。 理流:声をかけようかな。 GM:うんにゃ。彼等はさっさと、君にも少年にも興味なさそうに去ってゆくよ。 理流:んー…。気にはなるけど、とりあえず倒れている男の子を介抱しよう。「君、大丈夫?」 GM:「あー痛つつ…。あ、有本の姐さんじゃねぇですか!」 理流:ん?知ってる人? 乾史:まさか、俺の子分かー!?(笑) GM:「お久しぶりです。犬神のアニキの舎弟のサブロウです」(笑) 理流:面識があったんだ(苦笑)。 GM:「あぶねぇ所をありがとうごぜぇやす。…みっともねぇところを見せちやいやした」 理流:手持ちの道具で応急処置をしてあげよう。 GM:裏通りで鍛えられてるらしく、割とピンシャンしている。 乾史:大丈夫だ!サブは俺のツッコミパンチに耐える男だ!(笑) 理流:いったい何がどうしたの? GM:「すいやせん…こんな無様、犬神のアニキにゃあ見せられネエですね…」 理流:あのヤクザ達は何者? GM:「あいつ等はこの辺りをシメてる牛沢組っていうヤクザでさあ。麻薬をバラまいてカネを儲けているどうしようもねえクズ野郎どもです」 理流:悪・即・斬!!早速ペットボトル買ってきて練成しなきゃ。 十三:君の場合は『斬』よりも『弾』という感じだが。 理流:でも、なんでそんな人達が君を? GM:「連中、カタギのモンに麻薬を売りつけようとしてたんでさあ。止めに入ったら代わりに裏通りに引きずり込まれて…」 理流:むふー。えらいぞサブ君。ほめてあげよう。 東野:それにしても、肝心な時に居ない男だなあ(笑)。 乾史:ちげー!俺も普段ちゃんとそういうことやってるってばよー!? 理流:牛沢組、ねえ…。企業知識で調べてみよう(ころり)。ああ、出目が悪い。 GM:む、その目では詳しい事はわからなかった。 理流:しょうがない。後で乾史君にでも聞いてみよう。 GM:「連中、どうやら最近シノギが厳しくなってるらしくって、躍起になってカタギにまで売りつけようとしてるんでさあ」 理流:許しがたい連中ねー。今度大掃除をしようかしら。 GM:「新宿の闇は深いですから…。姐さんも気をつけてくだせえ。乾史のアニキもどっかへ行っちまうし…」(笑) 理流:あれー?(笑)今日お仕事一緒のはずなんだけど。いなくなっちゃったの?(笑) GM:「ええ…。数日前にドッグフードの缶詰を大量にカバンに詰め込んで『旅に出る』と…」(笑) 理流:ドッグフード? GM:「乾史のアニキにはよくあるんでさあ」 乾史:待て待て待てぇーーー!それは『い○ばライトツナ』の缶詰と『ぱ○っとライス』だっつーの!!(爆笑) 理流:んー、乾史君可哀相な食生活ね。よーし、お姉ちゃんがお弁当をつくってあげるんだぞー! GM:「そ、それは…やめておいた方が」(爆笑) 理流:なんで知ってるのーー!? 十三:う、裏新宿にも鳴り響いていたのか、理流の料理の腕は(笑)。 GM:「あれならまだドッグフードの方が…いえ何でも」 理流:なんか馬鹿にされたような気がするー!? 乾史:犬も食わねえとはこのこった(笑)。 GM:「それじゃあ、姐さんもお気をつけて…」と、意外と元気そうに裏通りへ消えてゆくサブくんであった。 理流:とりあえず牛沢組の事を気に止めつつ、予定通り駅へ向かおう。それにしても乾史君はどこにいっちゃったのかしら。 乾史:その頃、俺は千葉の田んぼ近くのコンビニの駐車場で、「ああー朝が来た〜」(笑) 十三:上空をキーン、と航空機が(笑)。 東野:うへぇ、太陽が黄色いぜぇ(笑)。 GM:さてさて、理流は君は新宿駅について、総武線成田行きのホームへと向かうのだが。ちょっと視覚判定をしてみてください。 理流:うん?はい、じゃあ判定(ころり)…成功だぞ。 GM:君がホームへ降りてゆく直前、ちらりと君は先ほどの三人組を目撃する。 理流:あれ、彼等も駅に来てたんだ。さっきのお礼を言おうかな? GM:そんな間もなく、彼等も別のホームへと消えてゆく。新宿の駅の人ごみに飲まれ、すぐ見失ってしまった。 理流:そっか。何線のホームかわかる? GM:埼京線の下り…北方面だ。そして君はもう一つ、気づいた事がある。 理流:なんでしょう。 GM:彼等三人の他に、もう一人、やはり南国系の、十代後半と思われる少女が同行していました。 理流:ヒロイン!? 東野:ヒロインだ!? GM:はい、そんな先読みはGM的に却下です(笑)。 十三:良かったな犬神君。 乾史:なんで俺に振るー!? 理流:そうよ十三さん。乾史君はマキちゃん一筋だもんね。 乾史:それも激しく違ぇー! ●4.空港 GM:それでは皆さんお待たせいたしました。予定通り朝の10:00。今回のお仕事の集合場所に、全員無事に到着いたします。 東野:倉庫会社の人々に、「CCCの東野です」と型どおりの挨拶を。 GM:「CCCの東野さんですね。お待ちしておりました。丁度今、積荷が税関を通って出てきた所です」 乾史:俺は辿り着いた空港のロビーで休もう。 十三:いや、集合場所は空港じゃなくてその側の倉庫エリアだから。 乾史:ナヌッ!? 理流:それに、空港にはパスポートないと入れないわよ?ターミナルも第一、第二に別れているし(笑)。 乾史:俺がそんなの知ってるわけねー!(笑)回れ右して倉庫エリアへすごすごやって来た(笑)。 GM:そんな喧騒をよそに、まずは君達に本日連絡をとりあうためのインカムが支給される。 十三:うーむ。まずは安全策としてここら辺で一度『探之符』を使っておきたい所だが…後の事を考えると資金が足りない!(笑) 東野:私は、皆に北城君から仕入れた情報を提供します。 理流:私は朝の出来事について、みんなに話します。 乾史:何ぃ!サブが殺られただって!?じゃあ俺仇とりに行ってくるわ(笑)。後はヨロシク!! 十三:待ちたまえ、というかどこから突っ込んでよいのやら(笑)。 乾史:牛沢組のこと、俺は知ってるかな? GM:企業知識で判定してくれ。地元なんで、プラス修正をつけて良いよ。 乾史:実はそれでも結構厳しかったり。(ころり)おーっし!成功。 理流:すごいぞ〜乾史君。 乾史:実は知識判定、ダイス目だけは良かったりする(笑)。 GM:じゃあ君は、牛沢組についてもう少し詳しく知っている。  暴力組織の入れ替わりが激しい新宿。だが牛沢組は比較的古くから新宿の裏通りをシメているヤクザ組織で、麻薬を売りさばいて悪どい利益を上げていた。  かなりタチの悪い連中で、乾史のグループとも何度か対立した事がある。  これまで、彼等が顧客として麻薬を売りさばいていたのは同じ裏社会の人間だったのだが、最近になって、別の組織がより安く、より効果の強い麻薬を売り出したため、彼等の売り上げが落ち込んでいるらしい。その売り上げを挽回するため、最近では無理矢理カタギの人間に売りつけるような事も行っているようだ。 乾史:…と、本当にどうしようもねえ連中なんだよ。 理流:つまり…麻薬の安売り競争に負けた分を取り戻そうと、一般人に売りつけてるてるってことね。ちなみに、その安売りを仕掛けてきた別の組織ってやっぱりヤクザ? GM:それについても乾史は知っている。どうやら、ここ最近になって急速に勢力を伸ばしてきた、中南米系の外国人グループが売りさばいているようだ。 理流:中南米…南国よねえ(笑)。 乾史:理流が言ってた三人組ってのも怪しいなぁ。本当はサブを助けたんじゃねーとか? 十三:対立する牛沢組をシメた…と考える事も出来るか。 乾史:ったく、近頃のヤクザは仁義を忘れちまいやがってよぅ、と嘆く仁侠映画ファンの俺であった。 理流:よーし、こうなったら二人で新宿大掃除をするぞ乾史君! 乾史:いや、まあ連中が居ないと、それはそれで困る人達も裏通りにはいるし。仁義を守って商売する分にゃまぁ…。 理流:じゃあちゃんと『お願い』していいヤクザさんになって貰わないと!(笑) 東野:いやー。連中も普通に異能力者の用心棒を抱えてそうだしねえ。 乾史:おっさんが言うと説得力あるなあ(笑)。 GM:ジャパニーズ・ビジネスマンは全員が当然のように一個小隊に匹敵する異能力者だからね(笑)。 乾史:そうなのか!? 東野:そうなんだよ。 理流:確かに、『睡眠不要』とかはみんな持っているけど(笑)。 GM:君達がそんな会話をしているうちに、空港から出てきた積荷が2台のトラックそれぞれに載せられ、「それではお願いいたします」と車の鍵を渡されるよ。 東野:運転手さん達も来ているかな? GM:うい。「今日はよろしくお願いします」と妙に没個性気味な二人が(笑)。 十三:つまり、我々が指示するまでは彼らは空気扱いという事かな(笑)。 GM:車は2台。誰がどこに分乗するかを決めてください。A車両、B車両と名前をつけまして、特に指示が無い限りはA車両が前を走るものとします。 東野:了解。一台に何人乗れるのかな? GM:運転席に一人、助手席に一人。その間にもムリすれば一人乗れます。あと、引越し業者よろしく、コンテナを積んだ荷台にも一人乗る事が出来ます。 十三:一台あたり四人か…。運転手さんの席は当然決まっているわけだな。 GM:いやあ、ご希望とあればここ(屋根の上)とかここ(ボンネットの上)でも構いませんが(笑)。 乾史:ありえねー!(笑)。 十三:スピード! 理流:ギャ○ン! GM:そうそう、ただいまの天気は曇り。しかも雲行きは怪しいね。 乾史:天気予報は雨なんだったな。 東野:荷台に座っていると雨ざらしになるかも知れないという事だね。 理流:やっぱり雨に打たれるとダメージとか受けるのかな?(笑) 十三:いや、普通に高速道路で雨ざらしはとっても寒いと思うが。ねえGM?(笑) GM:んー。確かに寒いね。夜の箱根とかね(笑)。 乾史:そういや行き先は長野だったか!秋の長野は俺(プレイヤー)も行った事あるけどすげえ寒い(笑)。 GM:みんな、雨具は用意して来たかな? 乾史:おおお!忘れてきた!ってかそもそも買えねぇー!!パーカー一枚はつれぇー!? 理流:燃えるハートでファイトだぞっ!(笑)  一同、自分の持っている索敵能力や戦闘能力を提示しつつ、フォーメーションを打ち合わせてゆく。…のだが、やたらと喧々諤々の会議になってしまった。 十三:東野さんと理流君と犬神君がA車両。私がB車両で、後方から遠距離攻撃で支援すると言うのはどうだろう。 東野:そうなるとちょっと後背の守りが不安だね。 十三:では、東野さんと私がA車両、犬神君と理流君がB車両でどうだろうか。 乾史:あのさあ。 十三:何だね? 乾史:そんなに理流と乗りたくねえの?(爆笑) 十三:な、何を言うのか犬神君。私にそんな事があろう筈が無い(目が泳いでる)。 乾史;そうか。じゃあ大人と違って正直なおれは、理流と乗るのはイヤだからA車両に行きたいと主張するがどうだろうか!(笑) 理流:な、なんでみんなそんな事言うの。ひどいよーちゃんとお弁当だって作ってあげるのにー。 乾史:だから嫌なんだよぅっ!!(笑) 十三:いや、それは合理的戦術思考というものだよ犬神君っ! 乾史:そうか!じゃあ間を取って俺とじゅうぞうがB車両、理流とおっさんがA車両でどうだ! 理流:ふーんだ。隅っこでいじけてよう…(笑)。 GM:おーい。あんまり長引くと、10:00出発を10:30くらいにしちゃうよー。 東野:じゃあ…いいよ。 理流:いいよ…って。何がいいのよー!?(爆笑) GM:運転手さん達は「俺達はむしろ乗らない方がいいんじゃないか?」とか会話してますね(笑)。  結局、さらに揉めに揉めて、A車両に乾史と東野、B車両に十三と理流という配置に落ち着いた。高速道路では全員車内で警戒しつつ待機。インターを降りたら、感覚の鋭い乾史が荷台に乗り、索敵しつつ進むという方針になった。 乾史:うーし。しっかし高速走っている間は車内に居るとは言え、パーカー一枚はさすがにつれぇぜ。 GM:(しょうがないなあ)じゃあ、たまたま近くを通りがかった現場のおっちゃんが、「よう小僧、そんな寒そうな格好してるんじゃねぇよ、これでも着ていきやがれ!」と現場用のジャケットを一枚貸してくれる(笑)。 乾史:やったぜぇぇぇ(嬉)。これで気兼ねなく戦える。 十三:まあ実際の所、走行しながらの近接戦闘というのもあまり考えなくて良いだろう。高速道路で槍を振り回したりローラーブレードで蹴りを入れるような人が居るはずも無いし(笑)。 乾史:何言ってんだよじゅうぞう!そんな非常識な奴いるわけないだろ!(笑) GM:まったくだ、そんな奴がいるわけがない(苦笑)。 理流:あーそうそう、私は練成の材料として、水をたっぷり溜め込まなきゃいけないので、ペットボトルをたくさん積み込みます。 十三:財産判定マイナスだけど、現物確保出来るのかね? 理流:うん。だからここで調達していく。 GM:たくましい現場のおっちゃん達が昼食時に飲んだお茶のボトルとかで良ければゴミ箱から拾ってこれるけど(笑)。 理流:いやー!!(笑) 東野:よく吸殻とか入ってるんだよねえ、ああいうのって。 乾史:入ってる入ってる(笑) 理流:ふ、深く考えるのはやめよう。淡々と洗って使うぞっ!(笑)んで、練成した銃器を装備していきます。ベレッタ二丁を身につけて、P90(サブマシンガン)は同じく練成したバイオリンケースに隠して車内に放り込んでおきます。 東野:無数のペットボトルにバイオリンケースに三人乗りか…。B車両内は大変そうだね。 GM:お、おーけー。…運転手さんがものすごく何か言いたそうにしてるけど(笑)。 東野:ああ!これはモデルガンですから一つ気にしない方向で!(笑) GM:「そ…そうですね。世の中おかしい人はたくさんいますしね」(笑) 理流:おかしい人呼ばわりされたー!? 東野:そういえば理流は実年齢は一体いくつなんだ。 十三:そもそも実年齢という質問の仕方もどうかと思いますが東野さん!(苦笑)えーと、二十…。 GM:七くらいだっけ?(笑) 十三:そ、それは痛々しい。 理流:ちっがーう!二十前半!前半だから! GM:…コホン。ともあれ出発です。「長野の研究所についたら、そこの所長の斉藤さんと言う人に荷物を渡してください」と言って、五十過ぎの白髪混じりのおじさんの写真を貰う。 東野:了解しました。…では、長らくお待たせしましたが出発いたしましょう! 一同:うーい。 ●5.高速 GM:ではまずは旅程の第一段階。成田インターから東関東自動車道を使って首都高速に入り、ぐるっと東京をまわって、関越道入り口まで進みます。 十三:はとバスとかディ○ニーランドの送迎バスとすれ違うコースだな。 GM:関越までは平均二時間くらいかかるのですが、ドライバーさんの運転技能と、ナビをしている人の東京の地域に関する知識技能で、多少プラスマイナスが発生いたします。 東野:ふむ…。ナビをしているのは私だね。運転手さんの分も私が振ろう…。(ころころり)む、ぴったり成功だ。 GM:それなら、二時間ぴったりで関越道に入ることが出来る。 理流:出発が10:00だったから、正午ぴったりってことね。 十三:特に変わった事は起こらなかった? GM:特に変わった事は起こらなかった。 東野:ふむ。…それでは空腹で腕が鈍らないよう、早めに昼食を取っておくのが吉かな。 乾史:プレイヤーは一食どころか二食抜いても気にしないけどな〜。 十三:肉体労働はダイレクトにエネルギーを消費するからな。 東野:じゃあ運転手さんにお願いして最寄のサービスエリアに入ってもらおう。 乾史:センサー系の能力を全開にしつつ、二交代制でメシを食いにいくってことで。 GM:了解。 東野:私は『カウンター』を発動させておこう。 十三:なぜか東野さんの周りだけ人ごみが吹き飛ぶ(笑)。 GM:じゅうぞうさんは何もしないの? 十三:財源さえあれば『探之符』で半径1.5km内の敵エージェントを探るんですが。…ていうか私の名前、『じゅうざ』ですから(笑)。 GM:ぐはあ、ごめん素で間違えた…。 東野:名前を覚えてもらえないキャラになりつつあるね(笑)。 GM:い、いや。言い訳をするとだね、リプレイをまとめてる時とか、まだ皆の名前を辞書登録してなかったのでね、 十三:じゅうぞうって打って変換してたんでしょ(笑)。 GM:ハイソウデス(汗)。 乾史:俺は素で『じゅうぞう』って間違えてるってキャラ設定だから。 理流:あー…私、というかプレイヤーは素で『じゅうぞう』だと思ってた(笑)。 東野:私は『鷂さん』って呼んでるから(笑)。…いや時々下の名前何だっけなあとか思うけど(爆笑)。 十三:確かに、私(プレイヤー)も『鷂(はいたか)』は読めるけど書けなかったりするんだけどさあ(笑)。  襲撃を警戒するPC達を他所に、何も無いまま平和な昼食が終わる。   だが、昼食を終えて車に戻る途中…。 GM:勘がいい人は-7で知力判定してみたまい。 理流:む。それは相当厳しい(ころり)…けど成功! GM:おお。それでは君達は、君達に少し先行して出て行く2台の大型トレーラーに気がつく。不審と言うわけではないが…何だか、乗っている人の柄が悪過ぎる気がする。 理流:柄が悪いって? GM:「おんどりゃあ」とか「ボケェ」とか言いそうな人達です(笑)。 十三:ヤクザ屋さんと推測すべきかな。ではナンバーを覚えておこう。 東野:じゃあ、移動を再開するよ。 理流:わーい。じゃがべぇとソフトクリームを食べよう♪ 十三:B車両内はバターの臭いが充満している(笑)。 乾史:ペットボトルに食べ物に人間三人にギターケースかよ…。 理流:バイオリンケース!ギターケースじゃない!それだとケースに銃を隠すんじゃなくてケースが銃になっちゃう!! GM:そんなデスぺラードな(笑)。気を取り直して第二旅程。関越道を埼玉県を脱出するくらいまでです。通常一時間程度なのですが、ダイスを振って5か6が出たら渋滞が発生したとしてペナルティを負ってください。 理流:さっきみたいに地域知識でカバーできないの? GM:一本道だからねえ(笑)。運転技能で判定成功すれば時間を短縮出来るよ。 東野:では(ころころり)…。んむ、-3成功。渋滞には遭遇せず、30分で埼玉県の北部に到達しました。 乾史:そ、それは流石に飛ばしすぎじゃね?(笑) 十三:毎時150kmで飛ばせば大丈夫だ(笑)。 理流:それ敵に襲われる前に警察に捕まる(笑)。 GM:ま、まあそこらへんは今までの移動との併せ技ってことで(笑)。13:00には君等は埼玉県を突破したということにしてください。えーっと。それでは窓際に座っている人は、先ほどと同じく-7で知力判定してみてください。 十三:B車両は私。A車両は犬神君か。(ころり)何とか成功。 乾史:俺の知力じゃ歯が立たねえ。 GM:十三は窓の外に二匹ほど蝙蝠が飛んでいるのを見つける。 十三:おや。今は昼間のはずだが? GM:そう思っていると、トラックのスピードに追いつけなくなったのか、蝙蝠は離れていった。 十三:ここは、符をけちっている場合ではないな。『探之符』発動。索敵範囲1.5km。多少離れていても問題ない。ああ、それから理流君。振り上げた左手が顔面に当たったらすまない(笑)。…発動成功。 GM:それではエージェント反応が二つ、はっきりと感じられる。 十三:おおう…。む、蝙蝠が二匹で一つの反応がある、ということか? GM:いいえ、二匹の蝙蝠にそれぞれエージェント反応があります。 十三:っと、そんなに大きい蝙蝠だったのか? GM:いいえ、標準サイズです。 十三:…蝙蝠に変身出来るエージェントという事かな。いよいよ出て来なさったか。 理流:じゃあインカムで皆に伝えよう。『十三さんがアヤシイって!』 東野:『えー。(しばし黙考)鷂さん詳細を報告してください』(爆笑) 理流:なんでよー!? 十三:情報はちゃんと伝えてくれたまえ理流君(笑)。では今見聞きした事を伝える。 東野:…蝙蝠に変身する二匹組のエージェントか。企業知識で検索してみよう(ころり)っておやあ? 乾史:その出目はファンブルと言っているなあ(笑)。 GM:じゃあ黄金バットとか思いだしてください(笑)。蝙蝠は完全に見えなくなってしまった。 十三:実害はまだ無い、か。とりあえず一層警戒を強めるとしよう。 GM:その後しばらくは特に変わったこともなく移動出来る。それでは高速の旅もいよいよ最後だ。群馬から目的のインターまで一時間半。先ほど同様の渋滞と運転の判定をしてください。 東野:(ころころり)渋滞はなし。運転については-5で成功。 GM:むむむむ(ちょっと運転技能を甘く見すぎたか)。それでは14:00には目的のインター近くまでやってきます…が。 一同:が? GM:そんな君達に、巨大なトラック二台がこんなふうに(図参照)立ち塞がります。 十三:おやや? GM:特に何もしないのであれば、こんなふう(図参照)に君等を路肩に押し付けようとしてくる。 理流:…撃っていい? 十三:君窓際に座ってないよ? 理流:十三さん越しに撃つ。 十三:妙に屈辱的だなあ(笑)。 東野:まずは減速して抜け出したいところだが。 GM:君らA車両は、まずB車両が減速しないとどうにもならないよ。 十三:GM、その車のナンバーはサービスエリアで見たものと同じ? GM:イエス! 乾史:俺や理流がタイヤを打ちぬいて横転させられないか? 東野:それは下手をすると我々の積荷も巻き込まれる。 GM:それから、A車両、B車両とも運転手さんがパニックを起こさなかったか意志判定をしてください。 東野:(ころり)A車両は成功。 十三:(ころり)がーん、B車両は失敗! GM:むむ。それでは、B車両はパニックになってハンドルを狂ったように左右に振ってしまう。そしてA車両はそんなB車両に阻まれて脱出できず、結局両方とも路側帯に押し付けられるようにして停車させられてしまった。 理流:シェイクシェイクシェイク! 十三:理流君、じゃがべぇは食べきっただろうなあ!?(笑) 理流:ペットボトルが飛び散るー!? 東野:B車両は阿鼻叫喚だな。後続車は? GM:今は来ていない。 乾史:しかたねぇ。外に出て叫ぶぜ。「くぉらてめぇら何のつもりだ!おぉ!?」 理流:乾史君ヤクザ顔負け〜(笑)。 十三:あれだけ揉めたフォーメーションの意味が無い(苦笑)。 理流:しょうがないわよ、ここまで強硬手段で来るとは思わなかったもの。 GM:すると、あちらのトラックからもばらばらと人が降りてくる。そして手際よく後ろに三角灯が置かれて、いかにも接触事故で路側帯に停車したように装われる。 東野:手馴れているなあ(笑)。あちらさんは何人くらい? GM:十二人。みなはっきり言ってヤクザ屋さん風だ。「おうおうおう、ちょっと降りてこいやあてめぇら〜!」 乾史:問答無用で殴っていいか? GM:私に聞かないで(笑)。GM的には全然OKだけど。ちなみに連中はメリケンサック、ドス、チャカで武装していて白昼堂々やる気満々だ。 理流:運転手さん達をかばいつつ、車内で狙撃準備。 東野:私は乾史と一緒にとりあえず外に出よう。 十三:こいつらは露払いで、トラック内に本命の敵能力者がいるという可能性もあるな。ここは『探之符』を使おう。 東野:GM、この十二人の中に異能力者っぽいヤクザは居るかな? GM:異能力者っぽいヤクザってどんなのだよ!?(笑) 十三:背中に『侠客立ち』を背負ったフンドシ一丁の喧嘩師(笑)。 理流:それ、私達全滅させられるわよ(笑)。 東野:いや、腕が機械化されてたりとかそういうの。 GM:特にいないね…。というか、十三さんが『探之符』を発動すると…エージェント反応はアリマセンね。トラックの中にも伏兵はいない。 十三:おや?……なんだ。皆〜こいつらただのヤクザさんですよ〜(笑)。 東野:あー。…本当に三下な人達なんだ。(すごく投げやり風味に)犬神君、面倒だからさっさと鎮圧しちゃって〜(爆笑)。 GM:(うわいきなり強気になった!) 乾史:よーし!じゃあ…50円玉を握る!(笑) 東野:私は『カウンター』を発動させて多人数を巻き込むように連中に突っ込んで行く(爆笑)。 GM:「な、なんだテメェらやろうってのかー!?」まさか逆に先制攻撃を受けると思わなかったヤクザさん達は知力9っぽくうろたえまくっている(笑)。 理流:じゃあ知力15っぽく『悪・即・斬〜!!』と叫んで戦闘を開始するぞ〜(笑)。 十三:あ、頭悪い〜(笑)。む、犬神君どうしたね? 乾史:悩んでいる。俺はGMに馬鹿にされたのだろうか、理流に馬鹿にされたのだろうか(爆笑)。 (※乾史の知力は9) ●6.尋問  一般社会の人にとっては怖いヤクザさん達なのだが、変人…もとい超人揃いのエージェントの敵ではない。いともあっさりと、12人全員を叩き伏せる事に成功した。 十三:いやあ東野さん、いつにも増して華麗な『カウンター』でしたな(笑)。 GM:雑魚キャラは自動的に東野の『カウンター』で倒されていくからなあ。 理流:連中が乗ってきたトレーラーのタイヤは全部撃ち抜いてしまうぞっ。 東野:ヤクザ屋さんの中で一番偉そうな人を攫って車に積もう(笑)。 十三:ナチュラルに『攫う』という単語を使うアナタがステキです(笑)。 GM:「て…てめぇら一体何モンだっ…」と倒されたヤクザさん。 東野:(名刺を差し出す)失礼。ワタクシこういう者ですが(一同爆笑)。 GM:うは(笑)。じゃあこのヤクザ屋さんが東野さんを知っているか企業知識で判定してみよう…(ころり)あ、知ってる(爆笑)。「て、てめぇは北の某国相手に暴れまくった東野じゃねえかっ!」 東野:任務遂行のためご協力お願いします。ついてはご同道頂くので。 乾史:「ので」って(笑)。 理流:一見お願いしているようで、その実拒否権がない(笑)。 東野:それではさっそく彼をトラックに積み込んでしまおう。『尋問』のスキルを持っている人は居るかな? 十三:誰のことかな?(笑) 乾史:うわあ、じゅうぞう『尋問』14レベルとか持ってる(笑)。 理流:プロの拷問屋さんだったんだ(笑)。 東野:じゃあちょうどもうすぐインターだし。乾史、荷台に移動してくれ。 乾史:あいよ。 東野:A車両には私と理流、荷台には乾史。B車両には鷂さんとヤクザさんに乗ってもらって、しっぽりと尋問にしゃれ込んでください(笑)。 GM:ハンドルを握るのはまた運転手さん達でいいんだね。 十三:そういえば運転手さんの事はすっかり忘れていた(笑)。無事だよね? GM:怪我一つアリマセン。ただ目の前でみなさんがヤクザを瞬殺する様を見て茫然自失ですが。 十三:それはいけない。『催眠術』で落ち着かせよう…(ころり)成功。ヤクザヲヤッツケルノハフシギナコトデハナイ(笑)。 理流:モデルガンヲシャナイニモチコムノハフシギナコトデハナイ(笑)。 GM:仏様のような表情でコクコクと頷く運転手であった(笑)。 乾史:あのぅGM…(小声で)ヤクザ屋さんの財布を抜き取っちゃダメかなあ(爆笑)。 GM:い、いやあ…。エージェント同士の暗黙の仁義がありますから(苦笑)。 乾史:ぐ!…じゃあ、えーと、おっさん風に「鋭意協力願います!」(笑) 十三:恵まれない子供に愛の手を(笑)。 理流:ちょっと貸してあげてください〜だいじょうぶよ〜ちゃんとこの子は返すから、と銃口を押し付けつつ微笑む(笑)。 十三:そうだ。返済時に住所がわからないと困るから免許証を預かっておかないと(笑)。 東野:みんな、脅迫を伴った借り受けはさすがにマズイよ(苦笑)。…すいません、そちらの運転で我々の車に傷がついてしまいまして…。ついてはこのくらいで示談とさせて頂きたいのですが!(一同爆笑) 理流:あ、悪党だ〜。 東野:あ、これ示談書なんでハンコを。無ければ拇印で良いので(笑)。ええ、これでお互い恨みっこナシって事で!!(めっちゃさわやかに) GM:「じゃ、じゃあ解放してくれるのか!」 東野:示談は終わり。改めてお仕事のご協力お願いします(笑)。 乾史:やったぜ500円玉ゲットォ〜! 十三:犬神君だけファンタジーRPGしてるなあ。 理流:敵を倒すと何故かお金が儲かる(笑)。 東野:とにかくインターを降りよう。到着時刻にはまだ余裕があるようだから、30分ほど時間を取って、尋問とCCCへの連絡を済ませるよ。 一同:は〜い。  一同は軽井沢よりさらに北にある某インターを降りた。あまり拓けていないらしく、店や施設が見当たらない県道にトラックを止めて尋問を開始する。 十三:君達はどうして我々を襲ったのかね? GM:「うう、うちの親分の命令だ。俺達は何にも知らねえんだよ…」 十三:ふむ。親分とはどなたかね?あ、情報はインカムで逐次皆に流します。 GM:「そっ、そいつは言えねえ」 十三:じゃあ思いだせるようにお手伝いをいたしましょう。ご家族は何人ほど?(笑) GM:「む、娘が一人…」(笑) 十三:そうですかそうですか。ところであなたのご住所は免許証によると新宿だそうですね?(笑) 乾史:ひど! GM:「そ、そうだよっ、新宿の裏通りだよ!」 東野:ああ、あの辺りは物騒ですからなあ!(笑) 十三:娘さんに何かあったら大変ですねえ!!(爆笑) GM:「わ、わかった何でも話す、カンベンしてくれぇぇ!!」…つーか、客観的に見たら君らが悪党ダヨ(苦笑)。 十三:(苦笑)では、改めて彼らの身分を確認するけど。 GM:「お、俺達は牛沢組の者だ…。組長に言われてあんた等を襲ったんだ」 乾史:おんやぁ? 理流:つながっちゃったわねえ(苦笑)。 十三:牛沢組…というと、最近南米系の犯罪組織にシマを荒されているという? GM:「そうなんだ…奴等『蒼い蛇』の仕入れた新しい薬のせいで、ウチのシノギは急速に悪化しちまってよう…」と、名前が判明したところで、ここで改めて『蒼い蛇』を知っているか判定してみてください。 理流&十三&東野:成功〜。  『蒼い蛇』とは数ヶ月前から急速に新宿の裏世界に台頭して来た中南米系の犯罪組織である。安くて『クールな』麻薬の取り扱いを専門とし、ここ最近牛沢組のシェアを急速に奪っていたのだという。  牛沢組のヤクザ達は組長から、「このトラックを狙えば、『蒼い蛇』の麻薬の材料を奪うことが出来る。奴等の鼻を明かしてウチも儲かる一石二鳥だ!」と言われて、ここで待ち伏せしていたのだ。 理流:へえ〜そうなんだ〜。…ってちょっと待って!『このトラックを狙えば、『蒼い蛇』の麻薬の材料を奪うことが出来る』って!? 乾史:何かとんでもない事言ってないかこいつ!? 東野:…その『クールな』麻薬と言うのは具体的にはどう言った効果があるんだね? GM:「精神がすごくハイになるんだそうだ」 十三:そりゃ…鬱病の特効薬だしなあ…ハハハ(乾いた笑い)。 乾史:…積荷、開けちまうか? 十三:いやいや待て待て。まだこれが麻薬の材料と決まったわけではない。 理流:でも、「奪えば大打撃」ってことは、私達が運ぼうとしてるその先は…。 GM:「ああ、そうだ…。そのクスリをキメてる奴には変になっちまった奴もいるんだ」 十三:変、って。いわゆる中毒症状か? GM:「いや…。唐突に『俺は魔法使いになった』とか、『超能力に目覚めた』とか言い出すようになったんだ」 東野:…それはまた、ステキな妄想ですな。…本当に魔法や超能力が使えるようになった、とか? GM:「それは知らない…俺には到底信じられねえ」 理流:飲んだら異能力が使えるようになるクスリかあ。 乾史:…なんだかいつぞやもそんな関係の仕事があったような気がするぜ(苦笑)。 東野:…情報は集まったが。余計に混乱しただけという気もするね。 十三:どうしたものでしょうねえ。 GM:…と言っている間にだな。雲行きがどんどん怪しくなったと思うと、どざざざざー!と雨が降ってくる。 乾史:ぐは!そう言えば俺、荷台に座っているんだった!停車している間に缶コーヒーでも買いに行こう。 GM:ここらには自販機がないよ(笑)。 乾史:ガーン! 東野:もう少し作戦会議をしておこう。今は何時ですかな? GM:牛沢組の襲撃などもあって、14:30になっていると思ってください。 理流:この任務、時間制限はないのよね? GM:ないです。ただ、18:00になると日没になります。 十三:ここから山道を通って研究所まではどのくらいですか? GM:”晴れていれば”一時間というところです。 東野:…よし。少々リスクはあるが、もう少し情報収集しよう。 十三:では尋問を続行します。…君達は我々を『蒼い蛇』だと思って襲ってきたんだね? GM:「そうだ…中南米系の濃い連中が出てくると思ったら…もっと濃い連中が出てくるなんて話が違うぜ」(爆笑) 十三:そうかそうか、君の気持ちは良くわかるぞ! 理流:なんでわかるのよー!?濃いのは乾史君とかでしょー! 乾史:いやー!俺なんか影の薄い若輩者だから!(笑) 十三:…まあ、誰が濃いかという問題は一旦置いておいて。持ってる情報はこれくらいのようだし、適当なところで彼を解放してしまおう。 GM:了解〜。 十三:では尋問モードを終わりにする。ふう、皆の前で柄にもなく黒いところを見せてしまった。 理流:いやもうみんな良く知ってるから(笑)。 乾史:ところでヤクザを解放したなら、俺も車内に入れてもらえねえ?(笑) 十三:寒いのであれば、『仮死』状態にしてあげるよ?(笑) 東野:私は、時間を消費して、CCCにネクタラス製薬の企業情報や、『ポリトカス』の効能、それから『蒼い蛇』の情報を問い合わせてみます。 理流:私もノートPCからネットにつないで、そこら辺の噂を漁ってみる。  二人の調査によって以下のような事実が判明した。 ・依頼主であるネクタラス製薬はヨーロッパ、北アメリカ系の資本が入った製薬会社であり、大企業の例に漏れず、それなりに悪い噂や敵対する企業もある。だが、中南米との関わりはそれほど強くはないようだ。 ・『蒼い蛇』についても既に知っている以上の情報は得られなかった。だが、彼らがわずか一年足らずで日本で勢力を広げている事から、日本人の協力者や組織がいるのでは、と推測されている。 ・『ポリトカス』と、『都内に流行っている新種の麻薬』の成分データを照合したところ、とりあえず現時点では、『良く似ている』とだけわかった。 理流:…今ひとつの成果だなあ。しかしこの世界なら、異能力者専門の掲示板とかありそうよねー。 東野:むしろ、怪談とかUFOの目撃証言みたいな扱いじゃないか? 十三:『今朝新宿裏通りでケッタイなメイド服を着たエルフ耳のねーちゃんを見た』(笑) 乾史:『投稿者:サブ』(笑) 理流:ケッタイゆーな!(笑) 十三:そうだ、『蝙蝠に変身するエージェント』について、CCCで心当たりは無いか? GM:おっと。じゃあ、企業知識を18レベルとみなして、どなたか代わりに振ってみて。 十三:(ころり)…おお、クリティカル! 乾史:今日は絶好調だなあじゅうぞう! 十三:なんか死亡フラグっぽいなあ(笑) GM:では。日本にはそういったエージェントの情報は見当たらない。だが、中南米の方には、そう言った、『蝙蝠や獣に変身する能力』を持った、エージェントと言うより『部族』が存在するというデータがありました。 東野:ライカンスロープの一族か?…。色々と謎は残るが、とにかく、我々はこの生薬を届けるのが仕事だからね…。 十三:山道へ向けて再出発しましょうか。 ●7.山道  県道を進み、研究所にある山に向かう一行。  当初の予定通り、乾史が荷台に乗って索敵しながら進む。(雨具は十三のものを借りた)  雨は止むどころかますます強くなり、視界すら確保できなくなってきた。 乾史:理流っち、そのう…なんだ。湯たんぽを練成してくんねえか。 理流:そうよね。さすがにこの雨じゃ寒いもんね。じゃ、練成するぞ〜(ころころころり)あっ!ファンブルした!?(爆笑) 乾史:ちょっと待てぇ!じゃあ何が出来るんだよ!? GM:んー、『変質』の段階でファンブルしたのか…。じゃああれだ、あったかいガソリンが入った湯たんぽとかどうだろう(笑)。 十三:危険すぎるぞソレ!(笑) 乾史:つーか、それ、『湯』たんぽじゃねえっ!  …というような一幕もあったが、どうにか山に辿り着く。 GM:君達の目の前には、崩れ落ちた大量の土砂が県道を塞ぐように積もっている。 乾史:俺、以前河に積もった土砂をどけたことがあるんだけど(第一話参照)、どかせないかな? GM:あの時と量がぜんぜん違うね。しかもどけたらどけたでどんどんまた上から落ちてきそうだ。 東野:仕方がない。教わった通り、迂回して山道に入っていこう。 十三:では、ここで今一度『探之符』を使っておきたいのだが…資金が!資金が!!(笑) 乾史:大丈夫だじゅうぞう、俺達にはさっきの示談金がある! 十三:そうだった、ナイス犬神君!(笑)早速発動する。(ころり)成功。 GM:(ステキな追剥プレイだなあ…)えーと、半径1.5kmですと…。残りの距離の三分の一程度がカバーできます。エージェント反応は無いです。 十三:では、敵がいない事を申告して、慎重に進んでゆきましょう。 東野:ここが一番危ないと判断して、各種戦闘用能力を全開にしておきます。  さらに30分ほど車を進める一同。ここで改めて十三が『探之符』を使用する。 GM:それでは…1.5kmほど先…こことここと…反応が四つあるね。(橋の向こうに四つほど円を描く) 十三:襲撃するにはベストポジションだが…。やっぱり狙われていたか。 乾史:おれの耳、鼻に反応はねえか? GM:ここからでは雨に阻まれてわからない。 東野:向こうに動きは? GM:ない。じっと留まっているようだ。 東野:待ち伏せと考えるべきだろうね。…でも、行くしかないか。とりあえず近づけるだけ近づこう。 理流:でも。待ち伏せているのがさっきの中南米系の蝙蝠のエージェントだとするでしょ?私達の積んでいる荷物が、同じく中南米系の組織『蒼い蛇』の麻薬の材料かも知れない、とすると…彼等が襲ってくるのは不自然じゃない? 十三:確かにそうだな…。まだ何か、裏があるのだろうか。 理流:今となっては、新宿から北へ向かった中南米系の三人組と女の子も妙に気になるしね〜。乾史君、女の子に心当たりない? 乾史:ねえよ!なんで俺に振るんだよ!(笑)  警戒しつつ橋の10mほど手前まで進む事にする。この橋はかなり高い場所にかかっていて、両脇は崖になっている。待ち伏せをされている事はわかっているので、PC達は作戦会議を行う。  自分達だけ先行して戦う案、当初の通りフォーメーションを維持したまま戦う案、あるいは一気に車で走り抜ける案など、議論百出になる。 乾史:『ソナー』の能力でもあれば蝙蝠の超音波を捕らえられるんだがなー。 理流:ここから、橋の向こうの敵は見えるの? GM:とても強い雨が降っているため、橋の向こうまで視界が届かない。ただし、『探之符』で感知した位置と照らし合わせると、彼等は橋の向こうの山道の、両脇の茂みの中に身を潜めているようだ。 乾史:しかし、蝙蝠が茂みの中に潜むものかなあ…。飛びにくそうだ。 理流:高速で見かけたのは二体。今の反応は四体だしね。 十三:東野さんが『カウンター』を発動させつつ先行して撒き餌になるというのはどうでしょう?(笑) 乾史:ソレダ!(笑)  結果として、車と運転手を橋の手前に待機させたまま、四人が先行する事になった。 十三:念のため、橋まで近づいた時点でもう一回『探之符』を使っておこう。 GM:ン。じゃあ、こんな感じで。(橋からさらに500mほど進んだ山道に、さらに三つ円を描く) 十三:何イィィィ!? 乾史:まだ先に三人居るって事か! 東野:敵は七人がかりってことか…。強行突破していたら挟撃されていたかも知れないわけだね。 理流:結果オーライってことね。 十三:しかし、ここからどうしたものか…。待ち伏せにうかうか突っ込んでいくのもな。 GM:君等が迷っているうちに、時刻は16:30になる。だんだん辺りは暗くなってきた。 乾史:しかたねえよおっさん、腹括ろうぜ。蝙蝠相手じゃ暗くなると不利になる一方だ。 東野:わかった。まずこの四人を攻撃して倒すよ。フォーメーションに着いてくれ。 乾史:俺とおっさんは橋を渡って突撃だな。 理流:橋より手前で狙撃準備。 十三:理流と前衛達の間に立って符術の準備。 乾史:よし。じゃあ、ポケットに両手を突っ込んで、雨の中橋を渡る。 十三:ポケットの中では小銭を握り込んで(笑)。 乾史:おうよ。んで、橋の中央で、羽織っていたジャケットを脱ぎ捨てる。…っしゃ、行くぜえええ! GM:了解。んじゃあ、以後は戦闘ターンとして行動してくれ。 ●8.橋梁  山中の森、降りしきる雨。視界の悪い中、敵の姿も見えないまま戦いの火蓋は切って落とされた。 第一ターン 理流:当たればさいわい。P90(サブマシンガン)を敵がいると思しき茂みの中に横殴りにばら撒きます〜。撃ち終ったらP90を投げ捨ててハンドガンを抜きます。 GM:ふむ(一人をちょっとだけカスッた)。 乾史:おれは掃射が終わったのに合わせて『高速走行』で一気に茂みの中まで突っ込むぜ!! 理流:え、一気に突っ込んじゃうの? 乾史:それが『直情』の本領だ!突撃ぃぃぃ!!プレイヤー的にはちょっとヤバイ気もするけど!!(汗) 東野:『息吹・絶』を発動、気配を遮断しながら橋の欄干に身を隠しつつ走って渡ります。 GM:うい。東野さんが接敵するのは次のターンだ。 十三:私は前述のように前進しつつ準備。 乾史:ここまで近づけば、相手の音なり臭いなり、俺にはわかるだろ? GM:ウム。乾史君。君の周りにいる四つの影なんだが…。いずれもケモノっぽい臭いがする。 理流:はい!? 乾史:ケモノ?蝙蝠じゃねえの? GM:ない。ケモノの中でもネコっぽいかな。 乾史:なんかヤバイなーという気分はするけど、とにかく茂みに飛び込んで、手近の影に殴りかかるぜ!くらえ、カマイタチアンドパンチの二連コンボ!! GM:森の中なんで、攻撃、回避ともにペナルティーを受けてくれ。 乾史:む。(ころころり)おーけー。両方攻撃成功。 GM:では、こちらの防御か…。カマイタチは喰らったが、パンチはブロック成功。…それから、ここで『暗視』を持っている君は敵の姿を確認する。 乾史:どんな奴だ? GM:人間の足、豹の上半身を持ち、剣のように長いカギヅメを持った豹人間だ。 乾史:なんじゃそりゃー!?脈絡も無くどっから出てきたんだコイツ!? 十三:豹…と言えば南米系だがねえ…。 理流:タイ○ーロイドみたいな感じ? GM:うん。でも背中に大砲は生えてません。…では、こちらのターンだ。四匹いずれも豹人間…ジャガーマンだ。乾史が殴ったのをAとして、B、C、Dと名づけよう。まずはA、Bが乾史君にカギヅメで殴りかかります。『Hu...Fresh Meat!!』(笑) 十三:ブッチャー様キター!!(※往年のディアブロというゲームに、そう台詞を叫んで襲ってくる敵がいた) GM:それぞれ左右のカギヅメが襲いかかる。合計四回攻撃…うち一発はクリティカルだ。 乾史:避けには自信がある…(ころころころり)おし、クリティカルの一発以外はかわした。 GM:では、21点の『斬り』をプレゼント。 乾史:21点!?そいつぁちっと辛えなあ…!HPが一気に四割持ってかれた。 GM:んで、C、Dですが…こいつら東野さんが『息吹・絶』で気配を消して迫ってるのに気づかなかった(苦笑)。だから、茂みから躍り出て十三、理流に襲いかかる。…理流のところまでには届かず、ちょっと離れた所に着地した。このターンには着地だけで攻撃は出来ない。 第二ターン 東野:鷂さんに向かっているCを後ろから『サラリーマンの拳』で不意打ちします。(ころり)命中!21点の『叩き』。 GM:それは避けられないなあ。…うん食らった。 乾史:ダメージを受けてアタマが戦闘モードに切り替わった。カマイタチ&ワンツーパンチの三連コンボをAに叩きこむ! 理流:乾史君そこ(茂み)から出たほうがいいと思うぞ〜。 乾史:ん…でもキャラ的にそんな事考えないだろうな(笑)。 GM:(ころころころり)ぐは出目が悪い。三発とも食らった! 乾史:12点の『斬り』、27点の『叩き』…そして、わお、32点の『叩き』! GM:それは…。Aが倒れた!(笑) 乾史:おーっしゃあ!! 十三:東野さんが殴ったCに『襲之符』で追い討ち(ころり)…成功。19の『斬り』。なんか今日は異様にダイス目がいいなあ! GM:(ぐはあ、Cも一気にレッドゾーンだ!)…了解。理流っちは? 理流:接近戦は危なそう。狙いを定めつつ、飛び下がって間合いを取る。 GM:うい。じゃあジャガーマンの反撃だ。Bが乾史に殴りつける。Aの仇討ちだ!! 乾史:(ころり)くそ、一発食らった! GM:では、…おっと。またも21点の『斬り』だ。 乾史:マジか!残り三割切った!? GM:(今回は短期消耗戦だなあ)ではCが東野さんに。Dは…理流っちがさがったのを見て、近くにいる十三を殴る。各自二発ずつ防御してね。 東野:一発食らってしまった。『カウンター』で返します。 GM:『カウンター』分を差し引いて7点の『斬り』。そしてこちらも10点もらう(笑)。 十三:後衛職に回避は辛い…(ころころり)おお、両方避けた!! 乾史:すげえなじゅうぞう! 十三:なんか凄い死亡フラグが立っている気がする…(笑)。 第三ターン 乾史:Bへ攻撃だ! 十三:…HPが三割切ったなら、そろそろ茂みから抜けようとは思わんのかね。 乾史:そこで敢えて殴るのが俺なのであった。って、うお一発ファンブルだ!(汗) GM:それなら全弾防御成功だ。 十三:Cは東野さん一人で大丈夫でしょう。Dへ『襲之符』。11点の『斬り』です。 理流:私はDに対してハンドガンを発射。そして『弾道創造』を発動して、軌道変更&ダメージ倍増を行うぞっ!22点の『叩き』です。 GM:回避にペナルティーが入るんだよね…。これは避けられない。 東野:『サラリーマンの拳』で追撃。12点の『叩き』です。 GM:(ころり)回避失敗。…くそうダイス目が本当に振るわんな今回。ではジャガーマンズのターンです。 乾史:実はもう一発食らうとヤバイんだよな…。 GM:彼等の一人が、「ガオーーー」とあたりに響き渡るような声を上げる。すると、彼等は次々にジャンプして、崖の下の河に向かって飛び込んでゆく。戦闘不能になっているAも、無傷のBが抱えて飛び込んでゆく。 理流:おやまあ…。 乾史:逃げやがったか。 東野:崖の高さは10メートルだったか。ちょっと追えそうにないね。 十三:そうだ、例の500m先の三人はどうしているだろう?『探之符』を使ってみる。 GM:三人組は、森の奥の方へと移動し消えて行った。そして河に落ちたジャガーマンズも、河を遡って奥へと向かったようだ。 東野:ジャガーマンの合図で撤収したと見るべきか…。他に反応はないんだよね?ならこのまま工場に一気に行ってしまおう。 乾史:その前に、治療用キットで怪我を回復させてくれ〜。 ●9.工場  『探之符』を展開しながら進む一行だが、この後は襲撃に会うことも無く、無事に研究所まで辿り着いた。時刻は17:30。辺りは日没寸前だ。 GM:大雨が降っていることもあり、建物の周囲に人影は無い。 東野:ではインターホンを押して「CCCの東野です」と告げる。 GM:『CCCの方ですね。お待ちしておりました』と言って入り口が開く。そして玄関が開いて、傘をさした中年の男性が駆け拠ってくるね。 東野:それは所長の…ええと、斉藤さんですかね? GM:はい。ちなみに、研究所内にエージェントの反応は無い。 理流:研究所に入ったらジャガーマンが10人みつしり詰まつてゐた、なんて嫌だぞっ(笑)。 GM:ないない。「積荷は、そこの搬入口から研究所内に運び込んでください」 東野:では運び込むけど…無事に終わる? GM:無事に終わる。「お疲れ様でした、どうぞ中へ」と所長が手招きするね。 十三:拍子抜けだな…てっきりここが『蒼い蛇』のアジトかと思っていたんだが。  研究所内の会議室に通された一行は、そこで所長にコーヒーを奢ってもらう。  襲撃の事を話すと、所長は『競合他社の妨害工作か』とコメントしたが、こういった事態は割りと頻繁に発生しているらしく、それ以上の言及は無かった。  所内には普通に働いている職員達も何人かおり、雰囲気は到って普通。麻薬組織のアジトと覚悟して乗り込んできた一行は肩透かしをくらった格好になった。 乾史:もーこの所長サンが『蒼い蛇』の手先かどうかはどーでもいいぜ。それよりメシ食わしてくれよメシ!ジャガー野郎にバッサリやられて血が足りねぇんだ! GM:「そういうことでしたら、残り物ですが…」と、所長は君達を所内の食堂に案内してくれる。あと、濡れている君達をみて、下着の替えとかも用意してくれますね。 理流:んー。ここまでやってくれるとシロって思ってもいいかな(笑)。 東野:携帯でCCCに連絡し、任務完了した事を伝えます。 GM:『東野さんですね。お疲れ様でした。…天気予報によると、まだそちらの雨は振り続くようです。そちらで一泊して行かれてはいかがでしょうか』 東野:今から来た道を帰るのは自殺行為だろうしねぇ…。泊まるしかないか。 十三:私は明日も通常業務があるのだが!? GM:『では…鷂さんの職場には顔がそっくりの身代わりを派遣しておきます』(笑) 十三:職場の方はそれでいいかも知れんが!…今日本来帰るはずだった家庭の方はどうなるんだろう!? 理流:『ぱぱー、今日かえってこないの?』 十三:『う、ううんそんなことないよ。パパはすぐ帰るからね…帰る、か、ら、ね(トーンダウン)』 理流:『ぱぱー、信じてるからね』(笑) 十三:…しばらく落ち込んでいよう…。 東野:私は家族に正直に報告するとしよう。今日は帰れそうに無い、ああいや、『すまない…今日も帰れそうに無い』(笑) 乾史:『けっ、またかよ、残業代も出ねぇのによくやるなオヤジ』と茂君に代わって返事をしておこう。 理流:『みーくーん。今日は遅くなるからねー』 十三:『そうか、今日は帰ってこないんだ!そうかそうか、気をつけて!しっかたない、今日は自炊だな!!』とか言ってそうだ(笑)。 東野:それから、CCCに重要な事を伺います。『我々が工場に積荷を届けた事は確認していただけたと思いますが。この時点で、任務が完了し、報酬を受け取る事は確定したと考えて良いのでしょうか』 十三:依頼書の条件はクリアしてますね。 GM:『はい。達成したと判断します』 東野:『万一、万が一、この後この研究所に何か不幸な事態が発生しても、我々の関知するところではないという事で宜しいですね!?』(笑) GM:『了解です』 東野:『わかりました、ではまた明日…』さあ、濡れた服を干して、風呂を頂いて寝るとしようか(笑)。 乾史:めっちゃ爽やかな笑顔だー!?(笑)  泊まる事を承諾した一行。やがて時刻は夜になる。この研究所は山の上にあるため、、この時刻に働いている面々は、皆隣接する寮に住み込んでいるのだという。一行はこの寮に部屋を与えられ、風呂に入って布団に潜り込む。 乾史:風呂に入ったらバスタブが真っ赤に染まりそうだ(笑)。 理流:乾史君は最後ね。 十三:浴槽に入る前に身体をゴシゴシ洗うこと(笑)。 乾史:そりゃー地獄だ!(笑)  こうして、謎を残しつつも山奥の夜は更けていった、はずなのだが…。 理流:うーうーうーうー。 十三:…何だね理流君(心底嫌そうな表情で)。 理流:『好奇心』持ちとしては、積荷の中身とか、この建物の中とかが気になる気になる気〜に〜な〜る〜!やっぱりシャワーを浴びたら、探検に出かけよう!! 十三:理流君。我々の任務は完了しているわけだし、以後発生した物損は自腹負担だよ。 理流:うーん。でも乾史君の『直情』と一緒で、キャラ的に行ってしまうのであった!あ、でもセキュリティとかあるかな? GM:山奥ということもあり、一旦中に入ってしまえばセキュリティは甘い。 理流:やったぞ〜。 乾史:俺はそんな事はどうでもいい。てえかまだ食い足りねえんで出来たら飯を食いたい。 理流:なら言ってくれればいいのに〜お姉ちゃんが 乾史:黙れ。寝る。 理流:しくしくしく…ともあれ、今何時?雨は降ってる? GM:時刻は21:00。雨は引き続き降っているが、君等が山道を通った頃からは大分弱くなっている。 理流:はーい。じゃあ寮を出て研究所内を巡ろう。建物は新しいのかな? GM:建物自体は実は結構古い。古い建物だけど、内装は最新のリフォームをされている、と考えてください。 理流:手袋だけ練成して、探索開始〜! 東野:証拠は残さんようにな。 理流:みんなはどうしてるの? GM:この時間だとそれぞれ与えられた部屋に引き取っていると思ってください。出発は朝6:00予定と言う事で。 十三:さすが工場の朝は早いなあ。 理流:寮内をぐるっとまわって、研究棟へ向かうぞっ。 GM:では…。そうだね、-3で知力判定してください。 理流:ほえ?(ころり)成功。 GM:では、研究棟の方からかすかに物音が聞こえた。 理流:むむっ。…よーし、口実が出来た、もとい、皆の安全の為に、研究棟に確認にいくぞっ!! 東野:ああGM、理流君には今は業務外であると通達しておきましたので。何があろうと理流君個人の判断・責任であり、不測の事態が発生しても助けてはあげられません(笑)。 乾史:『好奇心猫を殺す』ってコトワザをばーちゃんが言ってた気がする(笑)。 東野:じゃ、そういう事で!!私は明日に備えて眠ります。 理流:うう〜、とっても支援が望めない気がするけど(笑)、研究棟にやってきました。 GM:では、君は搬入口…君等が運んできた積荷の側に、人影を見つけた。 理流:んん?この時間まで働いている社員さんはいるのかな? GM:事前の説明では、もう研究棟の人はみな寮に引き上げているはずです。 理流:気配を消して近づこう…。『鋭敏視覚』で判定するぞ。(ころり)成功。 GM:それなら人影が誰だかわかる。…所長さんだ。積荷を見やっている。 理流:ええー!?探索は冗談のつもりだったんだけどなあ…(苦笑)。GM、私って今、インカムとか銃とか持ってる?(爆笑) GM:それは君が日ごろどんな格好で寝てるかで決まるな。 理流:さ、さすがに持ってない、ぞっ。…困ったな、みんなを呼べないかな? 乾史:俺、爆睡中。 東野:同じく。それに起こされてもなあ。所長が積荷を確認してるところを見せられても、何も言えないよ。 十三:妙ではありますが、怪しいとか不審という程ではありませんからね。 東野:というか、別に工場内で犯罪が行われていたとしても私達及び私達の報酬には何の因果関係もないしね(笑)。 理流:お、大人の対応だぞ〜っ(汗)。確かに状況証拠は胡散臭いけど、具体的な犯罪行為があるわけでもないしね。…仕方ない。物陰に隠れて様子を伺う。 十三:それが理流を見た最後でした…(笑)。 理流:その台詞、なんかデジャヴを感じる〜!?(笑) GM:君が様子を伺っていると、所長は、「はぁ…」とため息をついたり、積荷の前で腕を組んで考え事をしたり、周囲を歩き回って見たり…という事を繰り返している。 理流:………んー。よし。ここは思いきって姿を現して声をかけるぞっ。どうされたんですか? GM:「うわあっ、何だ君は…と、CCCの人たちか…」 理流:物音がしたんで来てみたら所長さんがいらしたので声をかけたんです。 GM:「いや…君達が届けてくれた積荷を確認していたんだ」 理流:これって鬱病の特効薬になるんですよね? GM:「そう…だ」その表情はお世辞にも明るいとは言えない。 理流:私、化学を勉強しているんで、こういうのに興味があるんですけど。 GM:「南米から生薬を輸入して作っているんだ。これがあれば、鬱病に苦しむ人達の手伝いが出来る」 十三:『南米』から輸入…また一つ言質が取れた。 理流:すごいじゃないですか。なのになんでそんなに元気が無いんですか?良かったらお悩みの相談に乗りますよ? GM:「…………いや、君には関係のないことだから」 理流:う…。小娘では頼りにならないかなあ〜。 東野:奇抜なメイド服を着た娘ではねぇ(笑)。 理流:奇抜ってゆーな!…参ったな〜。明らかに怪しいんだけど。 GM:(しょーがない)三人の方々、理流と所長が話す声に気づいたか判定してみて。 乾史:寝てるからムリだって! 十三:任務完了しているのにあまり首を突っ込むのもな。…確かに色々不安要素はあるんだが。 東野:私も難しいな。(ころり)おや、クリティカル成功だ(笑)。 GM:(笑)しゃきーん、と目が覚めてしまいました。 十三:って…東野さん、貴方は背広を着ていないとほとんどの能力が使えないのでは? 乾史:着たまま寝てそうだ〜(笑)。 東野:寝巻とか持ってきてないだろうし…ワイシャツにトランクス一丁だろうね(笑)。 GM:すごい萌え絵だ!ゲームなら一枚絵がつくよ!? 乾史:萌えねー!? 東野:スラックスだけ履いて、ノーネクタイで下に降りていこう。 十三:胸板がはだけてセクシーモードだ!? 理流:あ、東野さんが来た! 東野:暗い表情の所長の前で理流がはしゃいでいるのか。(黙考)……有本君…あんまり依頼人の仕事を煩わせるものではないよ?(爆笑) 理流:ひど!ってかやる気ない!? 十三:オフモードだ!? 東野:うちのスタッフがご迷惑をおかけしました。 GM:「いや…早く寝たほうがよろしいですよ。そしてこの山を早く降りた方がいい」 理流:そういえば、結局、襲撃してきた人達に心当たりはなかったんですか? GM:「ああ。決して珍しい事ではないからね。バイ○グラの時とかも、妨害が酷かったんだ」(笑) 東野:…しかしこうした社会的に意義のあるお仕事をされているのに妨害されるというのも、やり切れないものがあるんでしょうなあ。心中お察しいたします。 GM:「…社会的な意義、か。そんなものがあればいいんだが」 理流:一方では麻薬を流すヤクザもいるのにね。 GM:「ま、麻薬!?」 理流:どうかされたんですか? GM:「いや…なんでもない」 理流:こちらのお薬と効能が似ていても、天と地の違いですね。 GM:「そうでもない。鬱病の薬も用法や分量を変えれば麻薬に近いものになってしまうこともある…。我々は決して麻薬を作りたいわけではなかった!!」 理流:なかっ『た』!?…宜しければ、話していただけませんか?出来る事があればお力になります。 GM:む、じゃあ…東野さんの方を向いて(爆笑)「…そう、だな。お願いがある。私が今から証言する事を、記録してもらえるだろうか」 十三:記録? GM:「社外の君達が来たのも、巡り合わせというものだろう…いずれ潮時だったんだ」 東野:お話であれば我々が伺いますが。 GM:「いや…。私が生きている間に、確実に法的な証拠を作っておきたいんだ」 理流:じゃあ、携帯の録音機能を使うぞっ。 東野:とりあえず、掛けて話しませんか。…有本君、お茶。三分で入れて(笑)。 GM:「出来れば、CCCの人達に聞いてもらいたい。…皆を呼んできてもらえないか?」 東野:それは…CCCへのご相談と考えてよいのですか? GM:「依頼、と思ってもらって構わない」 理流:じゃあ、私、乾史君と十三さんを起こしてくるね。 十三:…言いそびれていたんだが、実は私、東野さんと一緒に、物音に気づいていたんだよなあ(笑)。 ●10.告白  十三、そして寝ていた乾史も下りてくる。  そして夜の人気の無い会議室で、所長は話し始めた――― GM:「初めに教えて欲しい。君達はどこまで話を知っているのかな?」 乾史:生薬を運んできた!生薬は麻薬だった!以上!! 理流:ほっときましょう。『蒼い蛇』の事や中南米系のエージェントの事を話す。…あ、そうだ、その前に念の為に盗聴器とかないか探すぞっ。 東野:ああ、それであれば君達、録音用の携帯を持って部屋からちょっと出てください。…こぉぉぉぉぉっ!! 乾史:うお!初めて見たぜおっさんのその技!! 十三:『息吹・灼』…別名、『紫電掌』!! 東野:むしろ『轟雷功』で(笑)。えーと、呼吸法によって生み出した電磁パルスを放って、この部屋の電子機器を全部ショートさせました。 乾史:なーんかやな予感がするな。おれ、センサー系の能力を全開にしとくわ。 GM:そーいや、みんなを起こしたわけだけど、一緒に泊まった運転手さんは起こす? 理流:??ううん。ムリに起こす必要はないでしょうし。 GM:了解。では…所長さんは口を開く。「私は、『蒼い蛇』に麻薬を渡していたんだ」 理流:ええ!? GM:「いや、これだけは誤解しないで欲しい。我々、私やネクタラス製薬は、本当に鬱病の人達の為を思って、この薬『ポリトカス』を開発したんだ。だが。―――その製造過程で、工程にすこし手を加えれば、この『ポリトカス』の材料から、強力な麻薬が安価で、大量に作れる事がわかってしまったんだ」 十三:麻薬が出来たのは偶然だったのか。 GM:「もちろん、私はこんな麻薬を作るつもりは毛頭なかった。だが……脅されて…心ならずもここの設備で麻薬を作り続けて、『蒼い蛇』という連中に渡していたんだ。それから、幾つかのサンプルも」 理流:サンプル? GM:「このポリトカスは、まだ完全に完成したわけじゃなかったんだ。もっと強力なものを作れ、と指示されて、ここで何種類か試料を作って渡したんだ。そしてようやく、要求を満たすだけの完成品を作り出す事に成功したんだ…」 十三:それを貴方に指示したのは何者なのですか? GM:「私を…脅迫した男だ」 乾史:だからそれは誰だってんだよ!?『蒼い蛇』の連中か? GM:「ネクタラス製薬販売企画部の…北城という男だ」 十三:北城!? 理流:もしかして…東野さんの後輩!? GM:おっと。君等がそこまで会話した途端…乾史の耳にざざざざっ、と何かが急速に接近する音が聞こえる!! 乾史:やべぇ、みんなさがれ!! GM:ガッシャーン!!という音ともに、夕方に君達が戦ったジャガーマンが二体、研究所内に踊り込んできた!! 乾史:じょーとーだぜ!! GM:ただし、君等のいる会議室ではなく、そこから少し離れた搬入口だ。 理流:そこには積荷があるんでしょ? GM:うむ。そして、積荷に向かって今にもカギヅメを振り下ろそうとしている。 東野:確認。振り下ろそうとしている、んだね? GM:うん。 乾史:させっかよ!!この距離なら『超跳躍』で一瞬で詰められるぜ!くらえ、いーぬーがーみー…キーーック!!(笑)(ころり)おっし20点!! GM:(ころり)くっ、回避失敗!!バッキャーン、と吹っ飛ばされて、積荷への攻撃はキャンセルされた。 理流:しまった、銃器なんて練成してないぞっ。慌てて練成を開始する!!『分析』〜。 乾史:…あれ、またおれ一人?(笑) GM:では、ジャガーマンズの攻撃なのだが。乾史が飛び込んできたのを見ると、手強いと看て取ったか、二匹ともくるりと踵を返し、飛び込んできた窓からまた脱出する。 乾史:マテやこらぁっ!!当然追うぜ。 十三:我々も玄関から外に出よう。  乾史、十三、東野がジャガーマンを追って外の駐車場へと飛び出し、その後を理流が銃を練成しつつ続く。未だ降り止まぬ雨の下、水銀灯の明かりに照らされて、ジャガーマン達との再戦が始まる。 第一ターン 十三:一つ確認なのだが…。その二匹のジャガーマンは、我々が夕方戦った四匹のうちの二匹と言う事でよいのかな? GM:そっすね。傷跡とかから推測出来るでしょう。夕方戦ったジャガーマンBとDです。 東野:乾史に倒されたAと、私と鷂さんで集中砲火を浴びせたCはリタイヤということか。 理流:手負いの二匹なら、そう手強くも無いかな? 乾史:手近なのはDか。じゃあ接近して三連コンボ! GM:(ころころころり)ヤフー!!全部避けて受けましたっ!! 乾史:マジか!やべぇ死亡フラグが立ってたのは俺だったか!? 東野:このターンは乾史の方へ向かうだけで終わってしまうな。 十三:同じく向かいつつ、『探之符』。嫌な予感がする。 GM:その判断は大正解だ。新たなエージェント反応が三つ…君らの上空にある!! 理流:上ー!? 十三:ジャガーマンのインパクトに押されて、蝙蝠の事を忘れていたな。視認出来る? GM:薄暗いし雨は降ってるが、『暗視』持ちがいればわかるな。蝙蝠の上半身と人間の下半身を持つ生き物が二匹宙に浮いている。そしてそのうち一匹の背中に、どうやらもう一人がしがみついているようだ。 十三:しがみついていると言う事は、その人物は小柄? GM:小柄ですねえ(苦笑)。 理流:練成継続。『変質』!!まだ建物から出られていないぞ(泣)。 十三:ペットボトルの水が不思議物質に変質した(笑)。 理流:不思議物質言うな!光の粒子って言ってー(笑)。 東野:そして次のターンで不思議銃になるんだ(笑)。 GM:ではジャガーマンズの反撃だ。乾史に一人。そしてもう一人は近づいてきた東野さんを迎撃する。 乾史:俺は両方ともブロック成功。 東野:一発くらってしまった。8点の『斬り』をくらい、8点を『カウンター』します。 十三:では次のターン? GM:いいえ。待ち構えていた上空の三名の攻撃です。まず、蝙蝠人間が二匹口からみわわわわわっ、と指向性の超音波を吐き出します。目標は…乾史と東野さんだ。 東野&乾史:回避成功。 GM:次に、三人目の攻撃だ。空中からもにょもにょもにょっ…と何やら呪文が響くと屋外にいる皆の周囲にいきなり濃霧が発生します。『煙幕』の能力と考えてください。…生命力-4で抵抗して、失敗すると一時的に盲目状態になります! 乾史&十三:抵抗成功。 理流:あぶな。まだ屋内にいるので被弾を免れたぞっ。 東野:(ころり)ぐはあ目が悪い。抵抗失敗しました。 十三:前衛の盲目化はかなり厳しい…えーい、悪役君達、何か台詞はないのか!(笑) 乾史:口から超音波吐いてるみたいだぜ(笑)。 GM:そしてターンの終わり、蝙蝠達は再び超音波を溜めはじめ、背中の人影は何やら呪文を唱え始める。 第二ターン 東野:GM、目は見えないが、上に向けて叫ぶ事は可能でしょうか? GM:そうですねー。盲目になる前に姿を捉えていますので大体位置はわかるでしょう。 東野:では、このターンは攻撃しても当たらないので、上空に向かって叫びます。「我々は『蒼い蛇』の敵だっ!!」 理流:んん?この人達が『蒼い蛇』じゃないの? 東野:えーとね。彼らが『蒼い蛇』なら、奪還するならともかく、コンテナを破壊するような行為はしないと思うんだ。同じ中南米系でも、彼等は『蒼い蛇』と対立していると思う。 十三:成程…。反応はありますか?って、ひょっとしたら日本語がわからない? GM:いや。蝙蝠の背後の人物から日本語で返答がある。「お前達が『蒼い蛇』の敵だと?信じられるものか!!」…その声は年若い少女のもののようだ。 理流:あー…となると、あの時の女の子ってことねー。 GM:そして彼等は攻撃の手を休める気配はない。蝙蝠の音波が(ころり)…おっと、東野さんに向けて二発飛びます。  かろうじて東野は音波をかわす。一方乾史は負傷したジャガーマンDにコンビネーションを叩きこみ、一気にKOする。(乾史:今日はダメージ判定が絶好調だ!)十三はジャガーマンBに符を放つが、発動に失敗してしまった。理流は屋内で練成を完了させ銃を作成するが、生命力が低いため、抵抗失敗を懸念して霧の充満する屋外に出られない。 GM:ではジャガーマン最後の一人の攻撃…は外れ。そして最後、上空の女の子なのだが。またもやもにょもにょもにょっと呪文を唱えると、君達の上空にある雨だけが、まるで銃弾のような早さと重さで降ってくる!回避に成功すればダメージ半減として判定してください。 東野&十三:回避失敗!! 乾史:アブね、避けた。くそ、霧といい雨といい、水使いってことか。 理流:屋内にいるので範囲外。ひー、霧の中に飛び込んでいたらホントに死亡フラグだったぞ〜。 GM:ではそれぞれ、(ころころころり)10点、21点…おっと、乾史は半減しても16点だ。 乾史:ぐっは、残り2割切った!! GM:そしてターンの最後。少女がまた口を開く。「お前達日本人は、いつもはじめに優しい言葉をかけて最後に裏切る!!私達の村の畑を焼き、薬草の種を奪ったお前達は絶対に許さない!」 理流:…そーいうことね。やっとわかった。 十三:北城がまんまと彼等を騙して、秘伝の薬草を掠め取り。 東野:そしてそれをここで麻薬に加工して『蒼い蛇』を使って捌いていたというわけか。 GM:あーそれから。突如寮の方から声が聞こえる。「う、うわあ何ですかコレ!?」…物音を聞いて起きてしまった運転手さんのうちの一人だ。 一同:よりによってこんな時に!! 十三:…しかし、ガラスは割れるは、ぴかぴかばちこーんしてるはだからな。むしろ起きたのが彼一人で幸いか(苦笑)。 第三ターン  超音波を避けられたと看て取った蝙蝠達は、甲高い奇声を発して乾史の精神を混乱させようとする。だが、抵抗に成功し事なきを得た。 東野:「我々は『蒼い蛇』の敵だ!我々と君達が争う必要はない!」 GM:「そう言ってまた騙し討ちにするんだろう!もう騙されないぞ!」 乾史:おっさん!このままじゃおっさんの方が先に死んじまうぜ!『超跳躍』を発動して、蝙蝠人間にパンチ!! GM:む。一発食らった…が、大したことはない。 十三:起きてしまった運転手さんに幻覚を飛ばして気絶させます(笑)。…成功。 GM:では、女の子がもう一発、雨を叩きつける。 乾史:あぶね、クリティカルで回避成功。 十三:避けましたが、かなりもらいました。 東野:えー、ここは敢えて避けません。そのまま喰らいます。 理流:ああ、東野さんが誠意を見せた!(笑) GM:あー。(まともに喰らったのはわかるよなあ…)じゃあ、「…ちょっと待て」と、女の子が言うと、蝙蝠達と残りのジャガーマンが攻撃を停止する。 乾史:…じゃあ、俺も頭を冷やして拳を引く。構えは崩さないままで。 GM:こちらも戦闘態勢を崩していない。…やがて女の子が問う。「お前達は何者だ…?」 一同:何者?私達が…?…はは、はははっはっはっは(一同なぜか爆笑)。 東野:アイアムジャパニーズビジネスマンッ!!(笑) GM:君達何故そこで笑うかな?(笑) ●11.停戦  とりあえず互いに矛を引いたものの、蝙蝠人間と少女は宙に浮いたまま。予断を許さない状況の中、会話が始まる。 GM:気がつけば、雨も止んでいたようです。 理流:霧が晴れたなら、女の子の顔もわかるわよね…。私が今朝新宿で会った子? GM:間違いなく本人です。そして、KOされたジャガーマンも、人間の姿に戻っていくのだが、その中南米系の顔だちにも君は見覚えがある。 理流:じゃあ。…あなた達はなんであの時、新宿で男の子を助けてくれたの? GM:「ジャパニーズ・ヤクザもジャパニーズ・ビジネスマン同様最低だ!だからやっつけたまでだ!」(爆笑) 東野:同類項にカテゴライズされてしまった…。 乾史:サブを助けてくれたのには感謝するけどよ、やるってんなら相手になるぜ! GM:「それならこちらも戦うまでだ!!」 理流:乾史君はちょっと黙ってなさい!! 十三:私が犬神君を押さえているので、あとの人、交渉を頼みます(笑)。 理流:日本人がキライなら、あの子の事も放っておけばよかったじゃない? GM:「日本人でも、子供は助けるのは当然だ!」 理流:あ、いい人だこの人達。何とかこのまま戦闘回避したいぞっ。 GM:「あの日本人は私達の部族の人間を騙して日本に連れて行った。そして『蒼い蛇』などと名乗らせ、部族の秘薬を毒に作り変えてばら撒かせている!」 東野:なるほど。『蒼い蛇』の正体は、彼女達の部族の離反者か。 十三:事情はわかったが…手詰まり気味だなあ。 GM:「私は部族の長として、お前達の運んでいた荷物を焼き払わねばならない!!」 乾史:あー。おめーらの言いたい事はわかった。…じゃあ焼いちまおう(笑)。 理流:ホントはツッコミどころだけど(苦笑)…いいんじゃない、焼いちゃっても? 東野:しかし、今回の分を焼いただけでは根本的な解決にはならないからね。法的な証拠品を残しておかないと。「我々も麻薬を止めたいと考えているんだ。協力させて欲しい!」 GM:…えーと、「じゃあ、私達の見ている前で積荷を全部ぶちまけろ。そうしたら信じてやる!」 乾史:じゃーおれ積荷取りにいくから(笑)。 十三:そうだ、所長さんはどうしているかな?彼女達と話をしてもらってもいいと思う。 GM:所長さんは戦闘が終結したとみて出てくる。エージェントを初めて直に見て面食らっていたが、「そうか、やはり君達はこれを取り戻しにきたんだな」と言う。 理流:せっかく持ってきた積荷ですけど、捨ててしまってもいいですか? GM:「ああ…。私ももう、これ以上自分の良心に背き続けるのは耐えられない。…捨ててしまってくれ。一度常温に触れてしまえば、もう使いものにならなくなるはずだ」 理流:これ以上の被害を防ぐためにも、悪事の証拠を残しておきたいの。少しだけは手元に残させて! GM:「……わかった。それ以外を今すぐこの場所に全部ぶちまけろ」 東野:断る理由は無いね。 理流&乾史:ぶちまけま〜す。 十三:煮るなり焼くなり好きにしてくれ、お嬢さん。 GM:それを見届けると、女の子と蝙蝠達は地上に降りてくる。蝙蝠達は人間に戻るとジャガーマンを助け起こしに向かい、女の子がこちらに向かってくる。 十三:やれやれ、どうにか停戦成立か。 理流:ご要望があれば、ナパームでも練成して焼いてあげるぞっ。 GM:…そして。ぶちまけられた中身を見た女の子と、そして所長の顔色が変わり、同時に叫ぶ。「「これは中身が違う!!」」 一同:はいい!? 理流:違うってどういう事? GM:「形は似ているが、国内でも良く取れる普通の植物の葉だ!」と所長さん。 乾史:すりかえられた!? 東野:もしくは…最初から偽物、か? GM:そんな君達の背後から。パチパチパチパチ…と拍手が聞こえる。寮の入り口の方からだ。 理流:誰!? 乾史:いつの間に!?さっきまでそんなところには誰も居な…くなかったー! 十三:ま、まさか私が気絶させた運転手!? GM:そう。君達と一緒に積荷を届け、先ほど十三に昏倒させられたはずの、運転手の片割れがここに立っている。だが、その表情はまるきり別人だ。「いやー。あなた方にはまたも驚かされましたよ。私とあなた方は相性が悪いのかも知れませんねえ」 理流:『また』…?そんな因縁持ちの相手なんて…。 乾史:居た!そんな奴が居たよ確か!いつぞやの塾講師!! GM:「そこの彼女達と、良ければ相討ち。最悪でもどちらかは倒れてくれる計算だったんですがね。和解に到るとは、ちょっとあなた方の情報分析能力を甘く見ていました」 理流:あ…あの人形使い? GM:「さて、東野さん。貴方にお電話が入っています」…と言うと、運転手は自分の携帯を君に放り投げる。 東野:キャッチして電話に出よう。…もしもし。 GM:『あー……どうも。荒崎クンから連絡をもらいましたが、だいたいの事情は、もうそちらにバレちゃったみたいですね』 東野:…北城か。 GM:『…一つ提案があります東野さん。……僕の所に来ませんか?』 乾史:ヘッドハントか!? 理流:『ついては今までの給料の三倍出します』 十三:三ヒガシノ(笑)。 GM:『僕も、ネクタラス製薬の一マネージャーで人生を終えるつもりはさらさらありません。先日そこの研究所で完成した『ポリトカス』の完成形を使えば、異能力を強化したり、一般人から異能力を引き出したりする事が可能となるのです。…それと、麻薬で回収した資金。これらと引き換えに、『モノクローム』が私を幹部待遇で迎えてくれるよう、話は既につけています』 理流:えーっと、モノクロームってなんだっけ? 十三:第三話で登場した人形遣いの雇い主で、学習塾の裏で子供から異能力を引き出そうとしてた奴等だな。 理流:わ、話が繋がってる! GM:『かつて苦杯を舐めさせられた貴方達と、生薬を取り返そうと何かと妨害をしかけてくる部族を、あわよくば相討ちにさせるというのが、モノクロームからの指示だったのですが…。皆さんは予想以上の成果を出してくれました。不本意ではありますが、逆にあなた方の優秀さを証明する事にもなります。これなら、今までの事を水に流して貴方達をモノクロームに推薦出来る。待遇も間違いなく今より良くなるでしょう。これが、私から出来る最高の提案です』 乾史:コインを握り締める。 理流:東野さん、返答しちゃっていい?と銃に弾を込めながら。 東野:……………ふむぅ。 乾史:おっさん!? 理流:迷ってるぅ!? 十三:いかん、今の東野さんは任務が終わってオフモードなんだ!(笑) 理流:上着着せないと! 乾史:ネクタイも締めなおすぜ!(笑) 東野:……北城君。私には知っての通り、子供が二人居てね。 GM:「…そう、ですね」 東野:…悪いが、麻薬を流させるような連中と同じ会社に勤めているとあっては、子供に顔向けが出来ない。この話は、無かった事にしてくれ。 乾史:おっさんそうこなくっちゃな! GM:「そうですか…。それは非常に、残念です」というと電話は切れる。そして、山の上の方で、ズゥン…ズズゥン…という、何かが爆発するような音が響く。 理流:地滑り? 十三:成る程。最初の地滑りも仕組まれたものだったわけだ。 GM:そして、手ぶらになった運転手は肩を竦める。「じゃあ、ま、そう言う事で。…もしかしたら、君達は、『本当の僕』と会う事があるのかも知れませんね。楽しみにしています…もっともここから生きて出られればですが」と言うや、まさしく糸の切れた操り人形の如く、がらがらっと崩れ落ちた。 十三:今回は散々『探之符』を発動させていたのに、最後までこいつが人形だと検知出来なかったのか…。相当厄介な相手だな。 GM:そんな事を言ってるとだな。もうすっかり雨は上がって、月が照らし出した山の上の方から、ずずずずずずず…と土砂が滑り落ちてくる! 乾史:研究所の中に逃げ込め!避難避難! GM:いいや。一目でわかるが…。この規模では、研究所ごと飲み込まれる、否、押し流される!!ただし、土砂の進み方はそれほど早くない。結構時間がかかりそうです。 東野:乗ってきたトラックは無事だね?それに乗って全速力で離脱しよう。 乾史:待った!寮の中にまだ社員と、もう一人の運転手がいるんじゃねえか!? GM:「まだ、四人ほど中に!」と所長。 乾史:おっさん!皆を乗っけててくれ!おれが『超跳躍』で寮の人達をピストン輸送する!! 東野:積荷を降ろしたスペースに乗っけろ!! 十三:所長さんを連れて乗り込みます。 GM:女の子と、それから気絶したジャガーマン達を担いだ蝙蝠人間は、状況の激変にかなり戸惑っているようです。 理流:こっちこっち!一緒に乗って!! 東野:トラックを出すぞ! 乾史:これで残っている人は最後だ!おっさん!!と言って出発するトラックに飛び乗る! GM:OK。君達が皆を乗せて山道に飛び込んだ直後、大量の土砂が研究所を跡形も無く押し流してゆくのであった…。 理流:南〜無〜…。 GM:そして君達は、明かりの無い山道をさんざん難儀して麓まで降りる。 乾史:もう…だめだ。限界。疲れた(ガクッ)。 GM:大量の土砂崩れで下の街は大混乱なのだが、それでも朝になればコンビニで朝食を取れる。 理流:昨夜の事件、どう報道されたかな?新聞でも読んでみる。 GM:ハイ。では、そこには…。『ネクタラス製薬長野研究所長、麻薬を密造して犯罪組織に横流し!材料の密輸には日本人四名が関与か!?』という見出しが躍っているのであった。 一同:な、何ィー!! 理流:は、犯罪者になっちゃった…。 GM:『証拠隠滅か?長野研究所は人為的な崩落により埋没 生存者は絶望的』とも。 東野:うわ、行方不明者扱いになってしまった(苦笑)。 十三:これはもう、法の枠外からモノクロームに復讐するしかありませんな(笑)。 GM:そう。今回のミッションはこれにてひとまず終了。次回、リベンジ編…『人材派遣のCCC』第一部のラストミッションに、乞うご期待ッ!!! 乾史:首を洗って待ってやがれ。 了 ……データ・セクション…… ●CCC海外情報ファイルより『エルダ族』について  南米に住まう少数民族、それがエルダ族です。とは言っても秘境の中の未開の部族というわけではなく、最近では他部族や移民と混血が進んでおり、古来よりの純粋のエルダ族は非常に少数になっています。純粋、混血を問わず、現在のエルダ族はごくごく普通に街中で現代の社会生活を営んでいます。  あまり一般的には知られていませんが、エルダ族は巫女の血筋が長として部族を治めており、部族の者がどれほど社会的に成功し裕福になっても、巫女の前では臣下として礼を尽くすとされています。  巫女の血筋には、代々秘伝の知識が受け継がれ、彼女達は妙薬の調合、自然の力を操る呪術を身につけているとされています。  また、巫女を護る衛士の一族には、先祖代々摩訶不思議な力が伝えられているとされ、有事には蝙蝠や猛獣、コンドルに姿を変えたり、またいわゆる獣人の形態を取るとされています。 ※補記  先日当社社員が接触した、エルダ族の巫女と思われる少女については追加調査中である。 ●くしゃくしゃの報告書:CCCマーケティングリサーチ部門のゴミ箱より発掘  先日営業部門より調査依頼を受けた新興の人材派遣会社『モノクローム』について、この2ヶ月、マーケティング部門と会計部門が共同して調査に当たっていたが、その複雑怪奇な資金ルートのため背後関係の調査は難渋していた。  だが、本日ついに、その背後に潜む財界の超大物と『モノクローム』をつなぐ決定的な資金ルートを解明した。十数年前突如彗星のように現れ、またたく間に世界市場に君臨した伝説の投資家…『錬金術師(マネーメイカー)』ゲオルグ・クレイン。彼の出資によって『モノクローム』は成り立ち、また『モノクローム』も彼の意向によって動いていると考えられる。 ※報告書はここまでで止まっており、余白にペンで走り書きがされている。  『本件は社長検認文書となったため、本日定時後、正式に報告書を再作成のこと。   時間をかけた文章の推敲を要す』  …現在、CCC社内に『モノクローム』に関する正式な報告書は確認されていない。 [第6話へ続く] ID:SFR0005v100