人材遣のCCC 第六話『モノクローム・ホリディズ』         ●0     GM:……さて。時の流れは早いもの。気がつけば、人材派遣のCCCもついに最終回と相成りました。皆様、成長申告をどうぞ。 東野:今回は防御点を2点上昇。『カウンター』をエネルギーを消費せずに使用出来るようにしました。 乾史:俺は、前回死にかけたことを踏まえて、『拳圧』の威力を上昇させ、防御力を1点、HPを5点上昇。 十三:同じく防御点を2点、HPを7点上昇。 理流:私も一気にHPを10点上昇。そして、切り札だった『弾道創造』の使用回数制限を解除。これで毎ターン撃てる様になったぞ〜。 GM:ここに来て、みんな申し合わせたように戦闘系の能力を上昇させて来たねえ(笑)。 十三:なんとなく今回は激戦の予感がするのだよ(笑)。 理流:それから、少し経験値が余ったので、『おしゃれ』を取得しました。 乾史:何だその技能。 理流:うーん、ひらひらの服とかヒールのある靴を履いても戦闘にペナルティを受けません、って能力なのよ。ちょっとマンガっぽい技能だからGMの許可が降りなかったらやめるけど。 GM:…まあ、経験値を消費して取得したなら、消費した経験値分の効力を認めますよ。ただしピンヒールで尾根道を全力疾走とか言い出したらさすがにペナルティは入るよ(笑)。 理流:わ〜い。これでもっと色んな服を着れるぞお〜。 東野:はいはい。耳だの尻尾だの好きにつけてくれ。 理流:もともと能力解放するとエルフ耳って設定なんだぞ。ああ、でもイヤリングとか色々選びたいな。 十三:イヤリングの先端が巨大な輪っかになっていて、戦闘時にはチャクラムになるんだ(笑)。 乾史:それはキラーピアスだっつーの! GM:いやきっと、耳で鎖のついたイヤリングを操作して振り回すんだ。 乾史:それはファラオ・ス○ィンクスの人だ!(笑)         ●1.転移     GM:えーと、まずは前回のお浚いを。皆様が犯罪者になったんでしたっけ? 乾史:ちげーよ!犯罪を未然に防いだんだよ!? 十三:…社会的には犯罪者扱いまっしぐらだがな。ちょっと洒落にならんなあ。 GM:そうだね。では、真面目に再開しよう。前回君達は、山中の製薬研究所の荷運びの任務の最中、新興の派遣会社『モノクローム』に一杯食わされ、研究所ごと地滑りに巻き込まれてしまった。 東野:ギリギリで我々と研究所の面々、それから、薬の悪用を食い止めるために南米からやってきた獣人の一族は、トラックに乗って脱出に成功したわけだが。 理流:一番かけて山道を降りてきて、ふもとの町のコンビニで、朝ご飯を調達しに行くと…。 GM:『ネクタラス製薬長野研究所長、麻薬を密造して犯罪組織に横流し!材料の密輸には日本人四名が関与か!?』という見出しが躍っているのであった。 理流&乾史:何じゃこりゃー!? GM:…解説ありがとう(笑)。ここから今回はスタートします。 十三:…そういえば、犬神君は字が読めたのかね? 乾史:シツレイだなキミハー!?(笑) 理流:さりげなく酷い事をいってるわね十三さん(苦笑)。 GM:そんな話はおいておいて。理流が朝食を買ってコンビニから出てくると、君達が今居るトラックの前に、一匹の黒猫がいるのを見つけた。 理流:ねこーねこー!…って、私この子見たことある? 東野:麻生さんの使い魔かな? 十三:犬神君の飼い主の(笑)。 乾史:ちげーよ!! GM:そうだね。君達にいつも依頼をくれる営業部の麻生さん。彼女の特殊能力はウィッチクラフト(魔女術)なわけですが。彼女が連れている使い魔です。そしてその猫の口がだな。唐突にみょいーん、とでかくなる(笑)。 乾史:でかくなるって、どのくらい? GM:人が通れるくらい(爆笑)。 理流:ちょっと待ってー!?猫の口が直径二メートル近くまで広がるって、想像つかないんだけどー!? GM:ええっと…。かの名作『となりのト○ロ』のネコバスの胴体のように広がるんですが。 東野:それにしたってこちらは通常サイズの猫でしょうに…(汗)。 GM:開いた猫の口の中は真っ暗で、星や雲のようなものがかすかに見える。 理流:体内が四次元空間の猫? GM:ウン。そして、その広がった口から、人間が三人出てくる(爆笑)。 十三:のっけからシュールだな…。と、とにかく口が等身大に広がる猫の事は受け入れましょう。で、出てきた三人と言うのは? GM:ひとりは麻生さん。そしてひとりは、長身細身、体格の良い三十代の男。そしてもうひとりは十代の白人の金髪少女だね。 東野:ふむ…。私はその二人も知っていますかね? GM:東野さんなら判定するまでも無く知っています。男の方はCCC特務部長『幽霊(ファントム)』吉住宏。少女の方はそのアシスタントで『妖鋼姫(フルメタルセラフ)』レベッカ。千人近い異能力者が所属するCCCの中でもトップに位置する二人です。 十三:もしかして小説の方に登場するキャラですか。 GM:ウン。今回はゲスト出演ということで。で、吉住が「時間が無い。麻生君、さっそく始めてくれ」というと、麻生さんが宝石を取り出し、地面に円を描いて六個等間隔に並べていく。 理流:わーい、魔方陣だ〜。 GM:はい。麻生さんが呪文を唱えると、宝石同士が魔力で結ばれヘキサグラムを描き、魔方陣が現れる。そして女の子、レベッカが「ほな、いっくでー」というと、背中から翼が生える(笑)。 東野:て、天使様ですか。 GM:翼と言っても、なぜか機械で作られているんだけどね。そしてその翼が妖しく輝くと、魔方陣の直径が三倍以上に広がり、君達、そして君達の乗るトラックを全部包みこむ。 東野:他者の能力を増幅する系統のエージェントですか…。 GM:そして魔方陣の中がまばゆい光に満たされた……と思った次の瞬間、君達は長野の山から、新宿にあるCCCの地下駐車場へと一瞬にして移動していた。 一同:ルーラだ!! 乾史:しかも建物の中に移動出来てるー!? GM:「非常時用の脱出の結界がここには張ってあるんです」と麻生さん。 十三:準備万端で結構なことだ…というか。今は非常時なのか。 GM:「詳しい話はこちらで」と言うと、麻生さん達三人は君達をビル内に案内していく。 東野:雲行きが怪しいが…ついて行くしかないよねえ(苦笑)。      獣人の部族達や研究所の人達も、休息用の別室を与えられた。  そして、一行は日ごろ溜まり場にしている会議室のさらに二階上にある、VIP用の会議室に案内される。     理流:わ〜、初めて入ったぞ〜。絨毯がふわふわしてる〜。 乾史:銃弾がふわふわしてる? 東野:それが全部こっちを向いてるんだな(笑)。 GM:どこのゲートオブバビロンですか(苦笑)。そして吉住が『まずは怪我の治療だ』と言うと、CCCに所属する…そうだね、巫女さんとか薬師とか、プリースト系の能力者が何人も入ってきて、君達の傷を完全回復させてくれる。 乾史:ありがてえ〜。たしか前回残り一割近くまでHP減ってたんだよな。…あのう、それで、お腹も空いたから何か食べさせてくれると、もっとうれしいんだけども…。 GM:吉住が指をパチン、と鳴らすと、CCC家政婦派遣部門に所属するメイドさん達が朝食を持ってきてくれる(笑)。 乾史:うおー、すげえ、アンタいい人だ!(笑)いっただきま〜す! 十三:タダメシより恐ろしい物は無いという気もするが…ここで食べない手はないな(笑)。      日ごろからは想像も出来ないVIP待遇に戸惑いつつも食事を平らげる一同。     GM:「着替えも必要なら言ってくれ。下着と、出来合いの背広くらいなら用意出来るだろう」 東野:では、お言葉に甘えて、雨ざらしの背広を交換させていただこう。 理流:私はメイドさん達と同じ服が欲しいぞ〜。 GM:いいけど、君の奇天烈服ほどは気合入ってないよ(笑)。 理流:奇天烈ゆーな!うー、でも自分の錬金術でアレンジするからいいもん。 GM:じゃー、こうグッと胸元を強調したタイプのメイド服を入手出来る。 理流:それは私に対する挑戦!? 十三:Dカップ以下は胸とは認めません(笑)。 東野:スジも出来ないで何が胸か(笑)。 理流:フザケルナー!! GM:…そんなこんなで、君達のコンディションはベスト状態になりました。 十三:今は何時だ!?私の娘に連絡を取らなければ!!(笑) 乾史:たしか前回の続きで言えば、今日は金曜日の昼ってことか。 GM:そうですね。十三さんは昨日は表の職場で有給を取っていますが…。 東野:今日は無断欠勤ですか(汗)。 十三:(ガーン)うう…隅っこで一人でいじけている。ぶつぶつぶつ…(笑)。 GM:「とりあえずの処置として、君の職場には顔を自在に変える能力を持つエージェントを代理として送っておいた」と吉住くん。「銀行員の仕事はムリだが、今日一日ならのらりくらりと何とか凌いでくれるだろう」 十三:ありがたいことです…。娘には何て言おうか…。         ●2.社長     GM:君達が充分に休息を取ったところで、吉住とレベッカが退室し、入れ替わりに麻生さんと、そしてその上司である重田係長が部屋に入ってくる。「皆さん、この度は本当にご苦労様でした」 一同:……………ははは(乾いた笑い)。 GM:(苦笑)「我々としても、懇意の客である北城氏が、モノクロームと通じてCCCそのものを陥れようとしている事は想定の範囲外でした。誠に申し訳ない、と重田さんがお詫びを述べる。その上で、皆さんにはもう一つ任務を依頼したいのです」と紙を差し出す。     ※『任務概要』参照     十三:(熟読)ふむ…。では、いつものように要約すると。     ・モノクロームは一般人から異能力を引き出す『ポリトカスΛ』という薬を本格的にバラまこうとしている。   ・奴等はCCCに対して、邪魔をしたら、指名手配されている我々の素性と、CCCの社員である事をマスコミに流すぞ、と脅しをかけている。   ・身動きできないCCCにかわって、行方不明者扱いの我々四人が、関東地方のどこかにある『ポリトカスΛ』の製造工場を潰す。     東野:と言う事だね。 GM:皆さんありがとうございます。そして、     ・この襲撃が成功すれば、今度はCCCあがモノクロームに対して圧力をかけ、君等四人の指名手配状態を解除させることが出来る     ことになる。 理流:うーんと。もっと要約すれば、『モノクロームに喧嘩を売る為に火種をぶちこんでこい』ってことかな? 東野:最低限そうだね。で、それ以上やってしまっても構わないのでしょう?(笑) 乾史:うわあ、今回オッサンまでヤる気満々だ! GM:(今回はブレーキ役がいないっぽいなあ)「我々CCCとしても、一般人を異能力者にするような薬の存在は断固として認めるわけには行きません。確実に、完膚なきまでに破壊してください」 乾史:へっ、言われるまでもねぇぜ!(拳を打ち鳴らす) 十三:…しかし。今までの実績からすると、ひとりでも多くの異能力者を活用すると言うのがCCCの方針だと思っていたのだがな。 GM:「それは…」と重田係長が述べたところで。「いいよ重田君。ここから先は私から説明させてもらおう」という声が響くと、会議室の中に三十代のイカした男性が入ってくる。 東野:…私は見覚えがありますか? GM:ええあります。社内の朝礼とか、テレビでも見る顔ですね(笑)。 乾史:うお、もしかしてシャッチョさん? GM:ハイ。彼こそが、ビジネス界に彗星のように現れ、若くして巨額の財産を築いた天才実業家にして、この人材派遣会社CCCの創立者。『真旗 祐造』です。 乾史:ああ、良く見たらこの仕事、社長直々の依頼じゃねえか。 GM:超有名人なので、他の人も、企業知識+5で判定したら知っている。 理流:(ころり)私を含めて全員成功〜。失敗したらちょっと面白かったかな(笑)。 GM:まあ、大会社の平社員は社長の顔なんてロクに知らないだろうしね(笑)。 十三:今をときめくカリスマ社長か。 GM:彼はカリスマ型ではなくリーダーシップ型なんだけどね。「今回は半分以上、私の私怨に巻き込まれたような形になってしまい、申し訳ない」と。 乾史:…私怨!?シエンってなんだよ!? 東野:シエンと言うのは、私の怨みと書いてだね…(笑)。 乾史:知ってるよ!(笑) 十三:紫の煙でもないぞ(笑)。 理流:レックス・エーテルナとかアスペルシオでもないぞ〜(笑)。 GM:「…モノクロームというのは、つい最近日本に進出して来た新興の派遣会社だ。そして、巧妙に資本関係は隠されているが、モノクロームに出資をしているのは、『ゲオルグ・クレイン』という大富豪なのだ」…彼については企業知識で判定してみて。『経済』技能があるなら+2で判定していい。 理流&乾史:(ころり)残念、知らない〜。 十三:経済は銀行員の専門分野(ころり)ってうわああああー!?18!(爆笑) 乾史:それはファンブルって言ってるぜー!? 十三:ゲオルグ・クレインか!ああ当然知っているとも!!ふふん、お笑い番組に出ている漫才コンビだな!(爆笑) 理流:ゲオルグとクレインのコンビ漫才(笑)。 十三:私は本当に銀行員なのだろうか…。い、いや、投融資は私の分野ではないからな!(笑) 東野:私は成功しましたよ。 GM:よ、良かった。(全員失敗ならどうしようかと思った)…ええ。ビジネスマンなら当然知っている(笑)、世界最高のお金持ちの一人。十年程前に彗星のように現れ、財産を築いた実業家です。 十三:ビル・ゲイツを知らないようなものか…(苦笑)。 GM:そうですね。納税額ではビル・ゲイツには及ばないかも知れませんが、世界への影響力で言えばむしろ上回るかも知れません。投資、そして海運を中心に莫大な利益を上げている模様です。 乾史:海運か。戦争とかに乗じて派手に儲けてんだろうな。 GM:「あの男と私は…ライバルであり、同志でもある」 理流:同志?じゃあ、「世界をやがては異能力者達の手に!」とかそういうノリかしら(笑)。 GM:理流のそのコメントに真旗はシニカルな笑みを浮かべる。「私もゲオルグも、この歳で莫大な財産を築かせてもらった。私達の行うビジネスは全て成功してきたからね。その秘密は私たちの能力に由来するのだ」 東野:そんな便利な能力があるのですか? GM:「そうだな…。特殊な能力だから、説明をするにはややこしいのだが…。要約すれば、『だいたいの未来がわかる』というものなのだ。私はこれを使い、いずれ成長するであろうビジネスに進出し、投資する事で利益を上げてきた」 十三:それは…まさしく最強能力の一つですなあ…。 GM:「そして、私は来るべき未来に備え、一人でも多くの異能力者を揃えようと思い、築いた財産を元にこの仕事を始めたのだ」 乾史:…なんか、でっかい話になってきてねぇか?(笑) 理流:…それって、近い将来世界が滅亡するって予言されていない?(苦笑) GM:「私も、ゲオルグもそうやって異能力者を集めてきた。私はこういう仕事で広く募っているし、彼は彼で自分なりに異能力者を集めていたのだがな。奴は、それだけでは到底間に合わないと思ったのだろうな。そして、反則技に手を出した」 東野:普通の人を無理矢理異能力者にする、という事ですな。 理流:考え方によっては、問答無用でショッ○ーの戦闘員に改造するようなものだしね。 GM:「うむ。だがそれは、私の本意とするところではない。異能力者の問題は異能力者で解決すべきだ。人数を補うため、あるいは希少な能力を手に入れるために一般人を巻き込む事はしてはならないのだ」 十三:しかし、ゲオルグはそうは思わなかった? GM:「ああ。だからこそ、君等を巻きこんで、我々に牽制をかけてきたのだ」 理流:とんだとばっちり、というわけね…。 東野:それ以前にモノクロームの『人形使い』とは因縁があったんだけどね。 GM:「奴も焦っているのだろう。私が言って聞く奴ではないが、君達が一撃を食らわしてやれば、目を覚ますかも知れん」 乾史:しかしよう、未来が読めるんなら、俺達が勝つかどうかもわかるんじゃねえの? GM:「そうだな…。私にはこの先、どういったビジネスが流行り、またどこの国が戦争をして勝つか負けるか、という事はわかる。しかしそれを読んで行動を起こせば、少しずつ未来は変化していくのだ。私が知っている未来では、君達がこのように戦うという事はなかったのだから」 理流:東京から大阪に向かうなら方向は決まってるし、方法も幾つかある。でも実際にどれに乗るかは選べるし、それによって事故に遭うこともある、ってことね。 GM:「我々の方からも出来る限りの支援はさせてもらう。今の段階でモノクロームに君達が生きている事に気づかれては元も子もないから、人員や物資での援護は出来ないが、連絡を貰えればCCCのデータベースで分析や調査は行おう」 十三:研究所から救出した所長達はどうなるのだろうか? GM:「彼等はCCCの社員寮に保護しよう。君等も情報が必要なら、彼等と自由に連絡を取り合ってくれ」 十三:了解です。 GM:「今回の任務については期限は無いが、君達は今のままでは行方不明者扱いだ。この土日の間に解決する方が、君等のためでもあるだろう」 乾史:俺は別に気にしないけどよー。 東野&十三:是非とも気にしような(怒笑)。 理流:身内に電話連絡を入れたいんだけど。 GM:そうだねえ。一般人に連絡があると、どう情報が漏れるかわからないから遠慮して欲しいというのがCCCの本音です。 十三:ガーン!仕方ない、娘には留守電を入れておこう。「残業でしばらく帰れそうにないんだ…」 理流:そして、「非通知着信だー、パパに取るなって言われてるから消しちゃえーぷつっ」(笑) 十三:…確かに娘にそう教育している…(がっくし)。 理流:うちのみー君はCCCに所属してる能力者なんだけど。 GM:ああ、じゃあ連絡しても構いません。 理流:わーい、じゃあ電話するぞ。 GM:すんません、誰か弟さん役で応答してあげてください(笑)。 乾史:GM投げやりだあー!?いや、俺もゴメンだけど(笑)。 理流:ふーんだいいもんひとりでやるもーん…。トゥルルルル、ガチャ。 未空(理流のプレーヤー):ん?理流ねえか。どうしたんだ?見たことない番号だけど、どこからかけているんだ? 理流:そうそう、実はね、かくかくしかじかでおうちに帰れないのよ〜。 東野:(スルーして)関東圏内の工場を探すのであれば、足が欲しいところです。 未空:…理流ねえ、いくら何でも山を爆破するのはさすがにどうかと思うぞ。 理流:ち・が・う・んだぞお〜っ! GM:(スルーして)皆さんにはいつものライトバンが支給されます。 未空:まあ、冗談はさておき…。無事で何より。無茶するなと言っても無理だろうけど、気をつけてくれよ? 理流:ううぅ、お姉ちゃんじーーーん。やっぱりみーくんは自慢の弟だぞっ。ちゃっちゃと片付けて戻るからねっ(はぁと)。 十三:(スルーして)万一ナンバープレートが押さえられているとまずいので、同種でいいのでいつもと違う車をお願いします。 理流:みんなしてスルーするなあ〜〜〜〜!!!(怒)あ、でも私も今回はたくさん練成したいんで、ペットボトルをたくさん欲しいぞっ。 GM:頑張って自販機で購入してください(笑)。 乾史:大丈夫だ!新宿の裏通りに行けばネコ避けの水入りペットボトルがいっぱい落ちてる! 理流:そ、それはなんかイヤ〜!(笑) 東野:社長のポケットマネーから活動資金なぞ頂けないかなあ(笑)。 GM:…ふむ。では、真旗社長が、「今手持ちはこれしかないのだが…と言うと、財布からこのくらいの(と指で幅をつくる)札束を渡してくれる」(爆笑) 十三:先生!その厚みだと札束と言うより直方体です!(笑) GM:「これしかなくてすまんな」(笑) 十三:犬神君!あれを500円玉に換算すると何枚になるかわかるかね!? 乾史:えーと、1、10、…たくさんだ!(笑) 東野:最終話とは言えすさまじい放出っぷりですな! GM:「その代わり、と言ってはなんだが」と真旗社長は立ち上がる。「必ず成功させてくれ」 東野:…了解いたしました(汗)。 GM:「君には期待しているよ東野君」と肩を叩く。 十三:それ、左遷のパターンの気がするなあ(笑)。 GM:「有本君も、鷂君も。犬神君も。よろしく頼む」 乾史:部下の名前全部覚えてるの? 東野:管理者の鑑ですなあ。 十三:ジャパニーズ・ビジネスマンなら当然だから。 理流:さすがジャパニーズ・ビジネスマン!(笑)もう何でもこの言葉で許される気がするわ(笑) 東野:「生きていたのかお前!」 乾史&十三:「ああ、ジャパニーズ・ビジネスマンだからな!」(爆笑)         ●3.巫女      依頼を受け、工場を探すべく行動を開始した一行。  だが、今回はあまりにも任務が漠然としているため、最初に行くべき足がかりも見つからない。     乾史:…よく任務依頼書を読んだら、そもそも「関東地方のどこで薬を作っているか」を見つけなきゃならないんじゃねーか! 十三:だからこそ皆悩んでいたのではないか(汗)。 理流:って、乾史君書類読んでなかったの? 乾史:うう、すまねー、斜め読みしてた。 東野:任務開始前に資料にはきちんと目を通さんかぁっ!!(笑) 理流:は、東野さんがお仕事モードに入ってる! 東野:今回は自分と家族の人生がかかっているからね。あらゆる手段を講じる所存だよ(凄絶な笑み) 乾史:ゴ、ゴ、ゴメンナサイ!以後ちゃんと読ミマス(笑)。 十三:こうしてまたも社会経験を積む犬神君であった(笑)。      まずは出発する前に、CCCの社内で改めて情報収集を行う。     GM:君らがいつものフロアに戻ってくると、君らが助け出したあの部族の女の子や、人間に戻ったジャガーマンや蝙蝠男達が所在なさげにうろついている。 乾史:日本語しゃべれるんだっけか? GM:知力15ありますから余裕です。 理流:私と一緒だ〜!(笑) 乾史:なんかさあ、この知力って数字すげぇアテになんねぇんだけど!(笑) GM:彼等も食事と着換えを終えてとりあえず身体を休めてます。 乾史:あー、知らんかったとは言え思いきりぶん殴って悪かったよ、とジャガーマンに謝っておこう。 GM:「いやいや、お前の拳は中々のものだった。お前ならうちの一族の特攻隊長を任せられるぞ」 乾史:なんか俺こんなのばっかりだー!?(笑) 十三:例の女の子の名前は何でしたかな? GM:…というか、君等自己紹介してないよ(苦笑)。 東野:ああ、そうだった。では各々名乗ります。 GM:では、「私は、アトル。アトル・ファルネーネ。森の民エルダ族の巫女を務めている」と。そうすると後ろのジャガーマン達が、「姫様はとても優しく、聡明で、素晴らしいお方なのだ」と胸を張る。 乾史:そりゃー、ありがてえことだべー。 東野:南無南無(拝んでいる)(笑)。 十三:もともと、この薬は貴方の部族のものだと伺ったのだが。 GM:「そうだ。我々は、祭りの時にこの秘伝の薬草を煎じて、酒とともに飲み踊るのだ。そして一年に一度だけ、普段とは違う加工をする事で、『力を授かる薬』を作っている」 理流:一年に一度しか”作らない”のかな?”作れない”のかな? GM:「火の山の神と海の神の加護を得た時にだけ作れるのだ」 十三:…それだけでは抽象的過ぎるなあ(苦笑)。 GM:「一年に一度、満潮により海面が大きく上昇し、火山の麓の盆地に流れ込む。すると海水と、地熱が反応して沸騰するのだ。その底に、薬草に他の様々な薬を混ぜ合わせたものを沈めておくと、完成するのだ」 一同:ふーむ…。 GM:それを聞くと、同じフロアに居た研究所の所長さんもやってくる。「やはりそうでしたか。我々が完成版…ポリトカスΛを作るときも、大量の海水を極めて高温で一気に煮詰める事がどうしても必要だったのです」 理流:ただの水でいいの?海水じゃなきゃダメ? GM:「真水でも、塩水でもダメでした。天然の海水でないとダメなのです」…まあ、ここら辺は魔法の薬なので、厳密な科学的ツッコミは無しの方向で(笑)。 乾史:つまり、工場の近くには、熱源と大量の海水がないといけないってことか。 十三:長野の研究所ではどうやって海水を確保していたのか? GM:「海から組み上げてタンクに詰めて、トラックを何十台も使ってピストン輸送をして煮詰めていました。煮詰めるにも大量の電力を消費しましたし…。だからサンプルを一本作るのに、もの凄い費用がかかっていました。モノクロームが量産に成功したのであれば、おそらくこの問題もクリアしたのでしょう」 理流:長野の工場で、この所長さんが理論は完成させた。で、長野では海水の確保が難しいので、どこか別の場所に工場を作って、長野はお払い箱の口封じ、ってことね。 東野:海沿いにあると考えるべきなのだろうが…。とにかく、この所長さんから聞けるだけ聞きださないと。      改めて、所長に話を聞きつつ調査したところ、以下のような事実が判明した。   ・長野の研究所で作ったポリトカスΛは、出来上がったらすぐにヘリで東京方面に送っていた。(そのヘリがどこに向かっていたのかは所長は知らない)   ・異能力が100%引き出せるようになった『完成版』とは言っても、作成にコストが非常にかかる上、効果が持続するのは完成してから劣化が始まるまでのわずかな時間。商品としてはとてもマトモに売り出せるものでは無いらしい。   ・CCCのデータベースを利用して「ネクタラス製薬、およびモノクロームに縁がある、関東圏の海沿いの設備」で検索を行ったが、該当する施設は見つからなかった。     乾史:うーん。孤島に秘密の工場があるとかじゃねえかなあ。 理流:高熱が必要なんでしょ?原発とかでこっそり作ってるとか…。 東野:異能力で熱を確保してるとかだったら嫌だよねえ(爆笑)。 十三:そう言えば任務概要の最後に、そんなエージェントが動き出したと言う情報がありましたなあ(汗)。 東野:ここにある『アジダカーハ』というエージェントについてもっと詳しい情報は得られないかな?(ころり)普通に成功。 GM:そうですねえ。モノクローム所属のエージェントは皆、素性を徹底的に伏せていたり、他社からいつの間にか移籍していたり、と言うことが多いのですが、彼はその中では名をオープンにしている方です。とにかく好戦的で、破壊、爆破、火、戦闘が三度の飯より大好きという物騒な火炎使いですね。かつてはあちこちの戦場で暴れまわっていた傭兵です。 理流:ろくでもない奴ねえ…。 乾史:(理流の方を見ながら)ああまったくだ(爆笑)。      それからしばらく所長と会話が続くが、これ以上の情報も無く手詰まり気味になる。     一同:……う―――――ん………(悩)。 GM:君等が頭を抱えていると、「我々はもう外に出てもいいのか?」とアトルちゃん。 東野:あー、理流君対応よろしく。 理流:アトルシャン? 乾史:そんな昔の名作をっ!(笑) 理流:私より乾史君の方が適任だぞ〜(笑)。 乾史:なんで俺なんだよ!(笑) 十三:フラグを立てないとな。 理流:あ、でもマキちゃんと二股になるからダメかな〜(笑)。 乾史:うるせえよ。 GM:君等が止めなきゃ出て行こうとするけど。 理流:わー、待って待って待って。 乾史:そう悪いようにはしないからよ、ここで待ってな。 GM:「そうだな…。お前達が悪い奴ではないと言うのは信じる。しかし、私は私で、北城に騙された『蒼い蛇』…村を捨てた部族の者の目をシバいて覚ましてやらねばならない」(笑) 十三:シバくんだ(笑)。行く当てはあるのかね? GM:「シンジュクの近くにいるはずの、『蒼い蛇』の頭領に会いに行くつもりだ」 東野:成る程…。それであれば、我々と力を合せないか。薬の根絶という目的は変わらないのだし。 乾史:新宿なら俺の縄張りだぜ。 GM:「ああ。我々も奴らがこの街のどこにいるかまでは知らない。お前達が手助けしてくれるのであればありがたい」 東野:我々としても打つ手はないし。まずは『蒼い蛇』に接触して、北城やモノクロームについての情報を探ってみるのも手だろうな。 理流:それなら決まりね。一緒にバンに乗っていくぞ〜。      しかし、人間に戻っているとは言え、ジャガーマンや蝙蝠人間をバンに乗せて連れまわすのは目立つし、小回りも効かない。相談の末、アトルと、ジャガーマンの中でも一番年上の男が一行に同行し、他の部族の者はCCCで連絡を待つ事になった。         ●4.舎弟     東野:今回は隠密行動だし、一度出発したら、CCC本社にはもう戻って来れないだろう。当面の拠点を確保したいところだが…各人の自宅はまずいだろうね。 GM:「モノクロームの監視下にある可能性もないとは言えません」と麻生さん。 十三:そう聞くと何より娘の事を心配してしまうのだが。家族に手を出さない、程度の分別は連中にもあるのだろうか? GM:ハイ。もしどちらかがそれをやってしまえば、その後に待っているのは報復と血みどろの無差別攻撃です。家族を人質にしたり、自宅を爆破したり、なんでもありになってしまいます。 東野:それを防ぐ為に、エージェント間の『仁義』があるということだね。 理流:モノクロームがCCCに牽制をかけてきてるってことは、悪意はあるにせよ、分別はちゃんとあると考えていいんでしょうね。 乾史:俺の保護司のオッサンところも手がまわってるだろうしな。 十三:犬神君の普段のねぐらはどこなんだ? 乾史:ああ、決まったところはねぇよ。新宿西口から南口にかけてを転々としてる。道路でも寝るし、子分のバイトしてるカラオケボックスで一泊したり。 理流:忘れてたけど乾史君ストリートキッズだったのよね(笑)。 乾史:舎弟のサブがカラオケボックスでバイトしてるんで会いに行こう。あいつに情報を集めさせれば、『蒼い蛇』の溜まり場がわかるかも知れねえ。 東野:決まりだね。サブ君に会いに行き、そこを基点に情報を収集しよう。 GM:出発するなら地下駐車場からどうぞ。 理流:でもさあ。CCCの駐車場出入り口なんて、一番にモノクロームの監視が入ってそうな場所じゃない? GM:…麻生さんがパネルをぴっぴっと操作するとだな。地下駐車場の壁がずごごごごごご…と開いて、国道20号につながる秘密通路が現れる(爆笑)。 十三:うわー、もう何でもありだー!(笑) 乾史:CCCの技術力は世界一ィィイイ! 東野:どんどんひみつきち化していくなあ(笑)。 理流:これは今回のラストは、CCCの本社ビルがロボットに変形して出撃間違いないわ! 乾史:きっとロボットもエージェントとして二つ名を持ってるにちげえねえ(笑)。 十三:そしてモノクローム社のビルが変形したロボと決戦だ(笑)。      国道に出て一度迂回し、新宿西口に到着する一同。コインパークにバンを停める。     理流:バンから降りる前に変装しておくぞ〜。 十三:メイド服を着ておいて今更なんの変装をするつもりかね? 理流:じゃあ、女子高生♪ 十三:………。 乾史:………。 GM:………。 東野:………ぅゎ(爆笑)。 理流:うわーって言われたー!?大丈夫、きっとまだセーフだぞ!? 十三:ならば干支を数えてみたまえっ! 理流:干支?えーと、差し引きがコレで、ねーうしとらうーたつ…。 十三:ハイ時間切れです(笑)。 東野:どう言い繕っても女子高生じゃなくて女子校生だろうそれ(笑)。 理流:本作品に登場する人物は全て18歳以上です(笑)。 GM:ま、まあともかく。乾史君はどうやってサブ君に接触するのかな?携帯? 十三&理流:犬笛でしょ。 東野:ハモった(笑)。 乾史:ちげー!それに犬笛だと呼ぶ側じゃなくて呼ばれる側だー!?普通にサブが勤めているカラオケボックスに歩いて向かうよ。 GM:では、店頭で「いらっしゃいませ〜、ただいまワンドリンクで30分95円となっております〜」と呼び込みしているサブ君を見つける事が出来る。 乾史:(物陰から)サブ、おいサブ!ちょっと! GM:(一度ちらりと視線を送るが)「えー、ただいますぐに歌えます〜いらっしゃいませ〜」 乾史:うがー無視スルナー!!(笑)襟首をひっつかんで引っ張ってってやるー!! 十三:まあまあ落ち着きたまえ(笑)。 理流:サブ君〜おねーちゃんが遊びに来たぞ〜(笑)。 GM:それでは、騒ぐ君達にサブ君が近づく。「お客様、団体様ですか?ただいまちょうど大部屋が空いているのですが、カラオケなどいかがでしょう?」 十三:……おお〜成る程!機転の利く少年だ! 乾史:うおお、スゲェぞサブ!もしかして俺より格段に頭イイのか!?(笑) 理流:磨けば光る逸材ね(笑)。 東野:それでは6名で、しばらく歌わせてもらうよ。 GM:「わかりました〜6名様です!」と店に声をかけると、サブ君は君達を店内の大部屋に案内してくれる。そしてドアを閉めると…「犬神のアニキ、いったいどうしたんでやすか?」 乾史:おう。実はかくかくしかじかでよう。『蒼い蛇』のアジトを探してるんだ。ちょっと調べてもらえねーか? GM:「ああ、『蒼い蛇』ですね…。最近新宿にもやたら物騒な噂が流れはじめてますからね…」 十三:というか犬神君、それはサブ君に丸投げしてると言わないか?(笑) 理流:中間マージンを抜く外郭団体みたいだぞっ(笑)。 乾史:うるせー!俺の知力で『地域知識』が成功するわけねーだろーが!(笑) GM:(ありゃ、物騒な噂、についてはスルーされたか) 十三:中南米系の犯罪組織なのだが…サブ君、君は『蒼い蛇』に心当たりはあるかね? 理流:私が前回遭遇した時は…ああ、牛沢組について聞いただけか。 GM:(ころり)ああ、余裕で知ってる(笑)。 乾史:さすがだぜサブッ!(笑) GM:「そうですね…。舎弟どもに、新宿近辺で、最近出来た中南米系の人間の溜まり場がないかを探らせてみやす。一時間もあれば調べられると思いますんで、カラオケでも歌っててくだせぇ」 東野:ストリート・キッズのネットワークだね。 GM:「それはそうとして、ワンドリンクサービスですが何になさいますか?」(笑) 東野:ビール(笑)。 十三:ビール(笑)。 乾史:まだ夕方だけど飲む気満々だ〜!? 理流:カシスソーダ。あ、私はケーキもつけてね! 乾史:俺は烏龍茶。 GM:「…その、わんどりんくさーびすとは何だ?」と言っている女の子が一名。 東野:ああ、この中から飲みたい物を選んでくれ。 十三:何色の飲み物が好きかね? 乾史:これが甘くて、これは苦いんだ(笑)。 GM:「そうだな…。青とか黄色い飲み物はよくわからないので。このお茶がいい」 理流:じゃあ、一時間あるのでカラオケでも歌いましょうか。 乾史:ド演歌を熱唱するぜ!(笑) 東野:うっち〜のと〜うちゃんはさっらり〜まーん!!(爆笑) 理流:私は幅広く、アニソンとポップスを。 十三:それは幅広くって言わない気がするな。では私はサイコな洋楽をシャウトします(笑)。 理流:あと、姉とか弟とかってキーワードがある歌は大得意だぞ。 GM:じゃあ、『兄弟船』でも歌っててください(笑)。 理流:うわーん。あ、そうだ。ここなら騒ごうが光ろうがOKだろうから、今の内に色々武器を練成しておくぞ〜。 乾史:そうだ理流っち!今回は映画版デビ○マンばりの二丁銃アクションを期待しているぜ!(笑) 理流:それはイヤアァァァア!(笑)     GM:「兄貴、だいたい調べがつきやした」とサブ君が入ってくる。 理流:その時私はアニソンを絶唱中なのであった(笑)。 東野:きっと何事も無かったかのように入ってくるんだ(笑)。 GM:そうだね(笑)。「ここ最近で中南米の連中が急に出入りするようになったのは、新宿の北、新大久保の裏通りにある南米系の民族料理店です」…おっと。店の名前を決めるの忘れてたな…。あんまり中南米の固有名詞はストックがないんだけど。 乾史:『マリポーサ』でどうだろう(笑)。 GM:それは何だかとっても中南米っぽい気がするからそれにしよう(笑)。「連中は夜はシノギに出ているでしょうから、マリポーサに行くなら昼か夕方ですね」 十三:ギリギリ夕方か…。今のうちに行っておくか。 乾史:あんたら酒飲んでるだろうが。 東野:ビールの一杯くらいは気付けだよ? 十三:飲むのもジャパニーズ・サラリーマンの仕事のうちだよ? 東野:ちょっと良識を麻痺させるためにも飲まないと(笑)。 理流:副音声で『飲まなきゃやってらんねえ』って聞こえるぞ〜(笑)。 乾史:おっしゃ、カチコミじゃあ〜!! 東野:…とは言っても、連中も普通の出稼ぎ労働者なわけはないんだが。 十三:アトル君の部族の面々が集団離反して、北城の下で働いていたのだったな。 理流:「おれ達はこんな田舎で終わりたくねえ〜!都会で一旗上げてやるぜ〜!!」って感じかしら。 GM:「まさしくそうだ」とアトルちゃんが言います。「我々の一族も、外の世界と交わるにつれ、伝統を重んじるものはだんだん少なくなっているのだ。積極的に外へ出ようとする者達にとっては、北城の申し出はまさに渡りに船だったのだ」 東野:身につまされる話だねえ…。 GM:側に控えているジャガーマンも言う。「我々、姫様に仕える親衛隊の者達も多くが向こうに流れてしまった。お前達と戦った我等六人が、今、姫様のお側にいる戦士の全てなのだ」 東野:親衛隊の皆さんの能力は、前回見せて貰ったとおりなのかな。 GM:ジャガーマンは暗視、強靭な体力とカギヅメ、ジャンプ力。蝙蝠男の方はもう少し芸達者で、暗視、超音波攻撃。小さな蝙蝠に変身する事も出来るし、それから人間二、三人を乗せて時速60km程度で飛行できます。 東野:それはまた、随分達者な能力だな。 理流:姫様自身はどんな異能力を持っているのかな? GM:「水を操り、雨を降らしたり、霧を作ったりする事は出来る」と姫様。 乾史:確かに昨夜、ひでえ目にあわされたっけな(苦笑)。 理流:そっか、ゲーム中では昨日の出来事なんだ(笑)。 東野:アトル君、『蒼い蛇』の首領に会うのは良いとして、説得の当てはあるのかい? GM:「私自身が奴に殺されかけたのが何よりの証拠だ。この事を伝えればきっとあの恥さらしも目を覚ますだろう」 十三:ちょっと薄い根拠と言う気もするが…。 乾史:まあ、交渉が決裂した時の為に俺達がいるんだろ。 理流:ダメよ乾史君そこはちゃんと「危ない所に行かせるわけには行かない」とか言わないと!フラグが立たないぞ? 乾史:立たなくていーよ!(笑) 東野:これ以上同時攻略でフラグを立てると爆弾が破裂するから(笑)。 GM:いや、フラグアシストってことも(汗)。 理流:マキちゃんのやきもちイベント発生ー!?(笑) 乾史:ほっとけー!!それより、『蒼い蛇』のメンバーは何人なんだ。 GM:「四十人だ」 一同:……わーお。 乾史:それは俺達が加勢してもかなり厳しいんじゃねえのか? GM:「我々同様、親衛隊の一族が五人。残りの者は我々のような戦士ではないが、やはり豹や蝙蝠に姿を変えられるのだ」とお付きのジャガーマン。 理流:東野さんのカウンターで何とかするしかないかなあ(笑)。 GM:「そして、頭領の男がいる。こいつがまったくどうしようもないバカ者で…」と、アトル君はお怒りだ。 東野:おやおや。 十三:それはアトル君はツンデレという事かな?(笑) 理流:残念だったね乾史君。 乾史:だ・か・ら!俺は、一切、関係ねえー!! GM:「こいつは親衛隊よりも強い…そうだな、お前達と互角くらいだ」 東野:ふむ…。一斉にかかってこられると不利だが。万一の場合に撤退する分には充分突破できそうだな。 GM:ではサブ君が、「兄貴、ここの部屋は明日の朝まで確保したんで、好きに使ってください。店長には言っておきましたから、寝泊りしても大丈夫です」 乾史:助かるぜサブ。顔が利くんだなあ。 GM:彼はすでにこのカラオケボックスを任されているからね(笑)。 乾史:ホントかよ!?ってかなんでコイツが俺の舎弟なんだ!?(笑) 東野:乾史より見どころがあるよ? 十三:ここを情報網としてCCCに紹介した方が良いのではないでしょうか東野さん!(笑) GM:まあ、サブはただのバイト君なんだけど、目端は利くし、タチの悪い客のあしらい方も心得ているので、脱サラ組の店長はすっかり彼に仕事を任せてしまっているわけです。 十三:で、彼でも手に負えないヤクザとかが来ると、電話一本で犬神君を呼び出すと(笑)。 理流:「今日の報酬は高級ペディグリー・チャムです兄貴っ!!」(笑) 十三:カラオケボックスの冷凍フライとかで餌付けされてそうだ。 東野:そのうち「兄貴よろしくお願いします」から「頼むよ乾史」に変わるんだ(爆笑)。 理流:下克上の日は近そうね(汗)。 乾史:…俺も真面目に働こうかな(笑)。         ●5.裏道      バンを駆って、新大久保までやってくる一同。またもコインパークに停め、ごみごみした裏路地に入り込む。     GM:そして君らの前に、『マリポーサ』と看板の描かれたレストランがある。出来たばかりの店だが、建物自体は古いね。 十三:まずは『払の符』で人払いの結界を張る。 GM:OK。ではここにいた通行人やホームレス達は何となく居づらい気分になって、姿を消した。 理流:よーし、能力の発動完了。窓に機銃掃射をぶち込むぞー! 乾史:待てやコラァァア!俺ですらそこまではやんねーぞ!(笑) 東野:愉快な冗談はさておいて。ここは乾史が従者として扉を開けてもらって、アトル君が入っていくのがまずは穏便かな。 十三:戦闘準備はしておきますよ。 GM:ういうい。では扉が開かれると、中にいたいずれも中南米系の男達が一斉にそちらを向くのだが、そこにアトルちゃんの顔を認めて驚愕する。「あ、貴方は!」 理流:ここにおわすお方をどなたと心得る! GM:そしてつかつかと店内に踏み込むアトルちゃん。「何をやっているのだお前達!」「ひ、姫様何でこんなところに!」「お前達の目を覚ましに来たに決まっているだろう!!」 十三:とはいえあちらの言葉だから我々にはわからないのだが(苦笑)。 GM:スペイン語に良く似た言語ということでいいです。 理流:まあ、雰囲気で察せそうだけど(笑)。 GM:「あいつはどこにいるんだ!」と姫様が言うと、男の一人が「は、はい只今お待ちを」と二階に駆け上がって行く。 十三:ふむ…。どうやら少なくとも戦闘は回避出来そうな雰囲気ですな。 東野:我々も静観するよりないね。 GM:では、やがて二階から、二十四、五と思われる、南米系の結構イイ男が降りてくる。 理流:ラテン系のいい男なんだ。 GM:そうだね。…そしてアトルちゃんは彼に歩み寄ると、問答無用でドガァッ!と蹴りを叩きこむ(爆笑)。 理流&十三:ツンデレキタ――――――!!(笑) 東野:それは完全にフラグ立っちゃってるよ〜(笑)。 理流:乾史君、残念ね〜! 乾史:残念でも何でもねぇぇえ! GM:「部族に散々迷惑をかけて何をしているのだこのバカ兄貴ー!!」げしげしっ!(爆笑) 十三:兄。(妙な沈黙)……いやいやいやいやいやいや!(笑) 理流:ほら、きょうだいって言っても『義』とかつくこともあるし! 東野:あそこらへんの倫理観は日本とは結構違うしねえ! 理流:冒頭に、『劇中の親族関係は全て義理です』って挿れれば大丈夫だし! 東野:そういう作品だったのかこのシリーズ? 乾史:……もういいから(がっくし)。 GM:まったくだ。(ここまで盛り上がるとは…)「ア、アトルお前なんでこんなところに」「うるさいわこのばかものー!!」と往復ビンタをびびびびびっ(笑)。 東野:周囲の『蒼い蛇』のメンバーの様子はどうなんだろう。 GM:「ああ、来るべき時が来てしまった」という顔をしている(笑)。 十三:日常的にこうだったわけだ。 理流:むしろこの人、妹さんを見返したくて日本に来たのじゃないかしら。 東野:うちの子達もこれくらい元気があればなあ(笑)。      突入前までの緊張感はどこへやら、アトルが兄であるリーダーにボディーブローを叩きこみ、マウントパンチからチョークスリーパーを極めるところを生暖かく見守る一同。やがて落ち着いたところで、とりあえずアトルと一行に、席と食事が用意される。     GM:「と…とにかく飯でも食いながら話そう」とリーダーことお兄ちゃんが席に着くと、南米系の郷土料理が運ばれてくる。 乾史:タコスとかかな? GM:チョリソー(ウィンナー)とかシュラスコ(串焼き肉)とかシーフードかな。結構美味そうだ。 東野:さすがにそれに手をつけるのは控えます。 理流:私もお腹いっぱいだぞ。 乾史:俺は…『超嗅覚』で毒物が入っているか確認してしまうが。 GM:入ってないようだね。 乾史:じゃあ遠慮なく頂いちまうぜ。 十三:犬っぽく(笑)。 GM:「しかし改めて、何のために日本に来たのだアトル」とお兄ちゃん。ちなみに彼の名前はラルガ。ラルガ・ファルネーネと名乗ります。 理流:あんだけ殴られても気づかないのね(笑)。 GM:「あんたを止めに来たに決まっているだろう。あんたはあの北城と言う男に騙されているんだ!」 乾史:…あ、ひょっとしてこの単純そうなお兄ちゃんの事だから…。 GM:イエス。「何を言うんだアトル!北城さんはいい人なんだぞ!!」 十三:なるほど、そうなるわけか…。      彼等エルダ族は、南米の奥地で貧しい暮らしに甘んじていたが、最近は街にでて普通に暮らすようになっていった。しかしその反動として、多くの者が他の民族と交わる事で血は薄まり、獣に変身出来る者も少なくなってきていた。  このままでは部族の血統そのものが途絶えてしまう、と焦るラルガ達に、北城こそが、仕事と、衣食住を用意してくれたのだという。彼等は日本で稼いだお金を元に、いずれは故郷に凱旋し、部族を経済的に独立させ、再興したいと思っているのだそうだ。     乾史:(真面目な表情に戻って)…そりゃあ、気持ちはわからんでもねえけどよ。あんたら自分達が何を売ってるのかわかってて言ってんのかよ。 GM:「………薬を売っているのだが。なにか悪いのか?」 乾史:ぎゃあああー!コイツわかってねえー!!(爆笑) 理流:た、たしかに彼等の部族にとっては薬かもしれないけど(汗)。 GM:「北城さんは、我々の部族がいつも酒代わりに飲んでいる薬が、他の人達には素晴らしい薬になると言っていた。だからこれをどんどん売ってお金を稼ぐんだ」 十三:なるほど…社会福祉をしてお金も儲かる素晴らしい仕事と思っているわけだ、彼等は(乾いた笑い)。 GM:ついでに言うと、競合であるヤクザ、牛沢組が売りさばいている麻薬に比べても格段に安いので、商売上でハードな交渉になる場面もあまりなく、彼はこれを普通に薬だと思っていたそうです。 一同:……(脱力)。 東野:(疲れた声で)妹さんのツッコミに期待したいなあ。 GM:「私はその麻薬を破棄しようとして、北城に殺されかけたんだぞ!」とブチ切れる。すると、「北城さんがそんな事をするわけではないだろう。お前等こいつらにあることないこと吹き込まれたんじゃないか!?」とラルガ。 東野:長野の事故が載っている新聞を見せよう。「妹さんの言う事は事実だよ」 GM:「うむ…?だが、なんでこんな山奥に行ったんだ、アトル?」 東野:君達は長野の研究所に、材料となる薬草を運びに行った事はないのか? GM:(えーと…)「ああ、ないな。いつも北城さんが薬を箱詰めにして送ってくれたのを売っているんだ」 十三:ふむ…。とは言え、妹さんの発言と新聞記事が一致する事は認めるだろう? GM:「まあ…確かに」 十三:今、北城さんとは連絡がついているのかね? GM:そう言われると、「それが…昨日から連絡がつかないんだ」とラルガの顔が曇る。 十三:君は長年一緒に暮らしてきた妹と、最近知り合った北城さんのどっちを信用するのかね? GM:実は義理の妹なんであんまり一緒に過ごしていたわけじゃないんだ(笑)。 理流:本当に義理だったのー!? GM:いやゴメン今のは冗談。「…それは、そうだが。だが北城さんは狭い世界しか知らなかった俺の目を覚まさせてくれた人だ。俺としては北城さんを疑うような事は考えられない」 東野:CCCから、モノクロームの脅迫文の内容とかを取り寄せられないかな。 GM:ふっふっふ、任務概要を良く見て下さい。脅迫は口頭でされてるんですよ。書面に残すようなヘマはしません。 東野:(読み返す)…本当だ。幹部がやってきて、茶飲み話を長々としながら少しずつこういう内容を並べていったわけだ。 十三:麻生さんがまどろっこしくてブチ切れてたんだろう(笑)。 乾史:こいつらの麻薬で中毒になっちまった人を引き合わせればいいんじゃねえの?      その後も、何とかアトルの話を信じさせようと様々な情報を提示する一同。  しかし、北城に心酔しきっている彼は、「たしかに変だとは思うが…そんな事は信じられない」の一点張りである。     GM:「北城さんはいい人なんだ。こんなものもくれたんだぞ」と、嬉しそうにプリペイド携帯を取り出す(笑)。 乾史:…ちょっと待った。履歴を確認させてもらってもいいか? GM:「いいぞ。すごいだろ」…履歴のほとんどは、他の『蒼い蛇』のメンバーの携帯だ。あと、北城の名前もある。 東野:「連絡がつかない」、と言うのは具体的にどういうことなんだろう? GM:「『この電話は現在使われておりません』と言われるんだ」 東野:ん?「電話に出ない」、でもなく、「電波が届かない」、でもなく、「使われてない」? GM:そうだね。彼は「アトル、お前も持て。これがあればお前が故郷に戻ってもいつでも話が出来るぞ」 乾史:いやー!それは、さすがに、ムリだから!(笑) 理流:基本的にはいい人なのよねえ…。         ●6.変装     乾史:しかし、連絡が取れないってのはどういう事なんだろう? 理流:そりゃ、必要なくなったからじゃないの? 乾史:でもよう、まだポリトカスから作り出した麻薬はちゃんと売れてるわけだろ? 理流:モノクロームが自分で作れるようになったんでしょ? 乾史:ああ。だけど材料は手に入るのか? GM:「連中は我々の村から薬草の種を奪って、田畑を焼いて行ったんだ!」「馬鹿な!北城さんがそんなことする訳ないだろう!!」 理流:…つまり、自給自足が可能になってるわけよね。 乾史:こいつら用済み、ってことなのか? GM:アトルちゃんについてきたジャガーマンも、「若、姫の言う事は本当です」と補足してくれる。…君らの今までの説得もあって、さすがに、だんだん他の『蒼い蛇』の面々も「姫様のいう事が正しいんじゃないか?」という顔つきになってくるね。さすがに、今までの商売で不審な点がなかったわけじゃないし。ラルガも、自説は曲げないもののかなり不安げな表情だ。 十三:姫と若の人望の差があらわれてるなあ(笑)。 東野:ラルガに言おう。君自身で北城に確認を取ってみればいい。どこか居場所、自宅とか、工場とかに心当たりはないのかね? GM:(…この質問に対しては…そうか)「北城さんの自宅なら知ってるぞ。ロッポンギというところにある塔の、すごい高い所に住んでるんだ。北城さんと、娘さんともメシを一緒に食った事があるんだぞ(自慢げ)」 理流:娘さんがいたの? GM:えーと、東野さんは彼が後輩だった頃、そういう話を聞いた事があります。今なら中学生くらいになっているはずです。 東野:ふむ。ではそう皆にも伝えよう。 理流:じゃあ、CCCに六本木にある北城さんの自宅を調べてもらいましょう。 GM:ああ、麻生さんに連絡を入れるなら、一時間と立たずに住所が判明する。 十三:そんなに簡単に見つかるのか? GM:ハイ。実は彼は、ビジネス誌で、『華麗な転職、仕事の出来るセレブ・ビジネスマンのお宅拝見!』という企画に載った事もあったりするのです。麻生さんが記事をノートPCに転送してくれた事にしよう。 十三:…えーと、こんな雑誌に載ってましたが、東野さん(笑)。 東野:……うんうん、あいつも偉くなったものだなあ!(爽やかに) 十三:顔が引きつってますっ、東野さん!(爆笑) GM:「そうだ、北城さんの家に電話をしてみよう」ぴっぴっ、とラルガ君。 理流:自宅の電話番号も知ってるの? GM:「(めっちゃ嬉しそうに)ああ!教えてもらったんだ。…あれ?やっぱりダメだ、こっちも『使われてない』って言ってる」 東野:…使われてない?自宅が? 理流:携帯ならすぐ解約出来るだろうけど…? 十三:…これは、北城氏の家も当ってみるべきではないでしょうか。 東野:だねえ。じゃあラルガ君に、「我々も北城の行方を追っている。ともに行動しないか?」 GM:「ああ…。だけど、俺は明日もちゃんと薬を売らないと」(笑) 乾史:だからそれがダメなんだっつーの!(笑) 十三:では取引と行こう。その薬を、我々に売ってくれないか? 理流:あ、それはナイス名案だぞ十三さん! GM:「お前、いい奴だな!!」(笑) 乾史:そりゃ本当に名案だ。麻薬の拡大も防止出来るしな!アンタの手元にあるノルマ分の全部を買うといくらだ? GM:「えっと、十万円だ!部族のみんなのも合わせれば、二百万円だ!」 東野:では、真旗社長から頂いた札束を取り出そう…二百万くらいはあるのかな? GM:五百万円くらいはありましたね。 東野:そんなに?………(黙考)………パーン!(札束でラルガの頬をはたく)(爆笑) 十三:お、男の夢、札束ビンタだ(笑)。 GM:「お前ら本当にいい奴だな!!みんな、明日は仕事は無しだ!祭りだ〜!」「おおお、姫様が来てくれたお祝いじゃ〜」ドンジャカドンジャカ。 乾史:ラ、ラテン系のノリってこんなんなのかなあ(笑)。 理流:そうだ、この薬、ラルガお兄ちゃんも飲んでみてよ。身をもって。 十三:それはさすがにまずいのではないか?これ以上アッパー系になられても(笑)。 GM:彼は薬を一粒ぽんと飲むと、「うん、美味い。うちの部族の酒の味だ」とごく普通に。 東野:ああ、耐性が出来てるわけか…。 GM:「よし、明日は仕事もなくなったし、俺もついていくぞ」とラルガ君は請け負ってくれる。 東野:今は夜九時か…。睡眠不足で能力にペナルティーを受けても後々不便だし、今日は帰って朝に再集合。それから北城の家に向かうとするか。 一同:うい〜。      一行は新宿に戻り、サブの勤めているカラオケボックスで雑魚寝する。  理流は、さすがにここで寝させるわけには行かない、とアトルを連れ、自腹を切ってホテルに泊まる。     理流:アトルしゃんにメイド服を着せてあげよう♪やーん可愛い〜! 乾史:そんなよろしくない事を教え込むな。 東野:君は日本のいい所だけを学んで帰ればいいんだからね?(笑)      翌朝、『マリポーサ』にてラルガと再合流した一行。途中で、CCCに頼んで見つけ出した、麻薬中毒になってしまったホームレスをラルガに引き合わせる。自分が飲んで平気な薬を、他の人が飲むと中毒になってしまうと言う事がどうしても腑に落ちないラルガだったが、さすがに不審度は高まり、北城さんに確認をとりに行こう、となった。     東野:さて、六本木、北城の住むビル前にやってきたわけだが…。 乾史:六本木ヒルズ、とは違うビルなんだよな。 理流:『森ビル』に対抗して、『林タワー』なんてどうだろ? GM:『姦タワー』とか(汗)。 東野:『嬲タワー』(笑) 理流:あまり表立って接触して、私達が生きている事がモノクロームにバレたら元も子もないのよね。どうやって潜入するか。 乾史:さっきから考えていたんだけどさ、アトルの部下の蝙蝠男に普通の蝙蝠に変身してもらって、ビルの外から覗いてもらえばいいんじゃね? 十三:それは名案だ。今日は冴えてるな犬神君。ではさっそくアトル君からCCC本社にいる彼等に連絡してもらおう。 GM:はい。それなら三十分もすると、新宿から蝙蝠が二匹飛んできます。 東野:CCCから得た北城の部屋のある場所を指示して、ここを見てきてくれ、と依頼します。 GM:「わかりました姫様」と言って蝙蝠達は飛んで行き…やがて三十階の周りを飛びまわって…戻ってくる。「その部屋には、誰も住んでいないみたいです。窓は真っ暗で、シャッターもおりてました」 乾史:んー…。それはとてもよろしくない気がするなあ。 理流:これは、本当に留守なのかな? 十三:リスクはとりたくないが、潜入を試みるか…。 GM:オートロックの高級マンションなので、エントランスでまずは止められますね。 東野:じゃあ、誰かが宅配便の人に変装して、まずはエントランスを開けてもらう。そしてその隙に、私が『息吹・絶』を発動してこっそり忍び込むという事でどうだろう。 十三:それしかなさそうだな。じゃあ、『変装』とか『演技』の技能を持ってる人は…。 理流:(挙手)はーい!両方持ってまーす!! 十三:何だこの胸に垂れ込める不安感は!!(爆笑) 理流:な、なんでだぞーひどいぞー!(泣) 乾史:い、いや、能力値的にはバッチリなんだけど…こう…なあ?(笑)      近くの店で調達して来た作業着を、理流が錬金術でク○ネコヤマトの制服に変化させる。『変装』の技能判定にも成功して、とりあえず見かけは完璧な宅配便の人になった。     理流:すいませーん、宅急便の者です〜。 GM:管理人室からオバちゃんが声をかける。「あら〜ご苦労さんねえ」 理流:三十階の北城さんにお届け者で〜す。 GM:「ああ、北城さんなら、二、三日前にここを引き払っていったわよ」 一同:あれえ? 理流:どちらに引っ越されたかわかります?私もお届けをしないと…。 GM:「うーん、行き先は知らないわねえ。あ、でも郵便物なら病院の方に転送してくれって言われてるわ」 理流:病院!? 乾史:やべぇ、何かヘヴィな話の予感がしてきた(汗)。 理流:どこの病院か教えてもらえますか? GM:うーむ。それでは君の魅力で対人判定をどうぞ。 理流:(ころり)うん。-2成功です。 GM:おっと。じゃあ格好の暇つぶし相手が来たと看て取ったおばちゃんは、「あらー。実はねぇ。北城さんお金持ちなんだけど、結構大変みたいなのよねえ」と話しだす。 理流:こ、これは必殺おばちゃんの長話!? GM:(ころり)…6か。ふむ。それでは60分話につきあってもらおう(笑)。        管理人室のおばちゃんは、次のような話を語ってくれた。    北城の娘、鈴は中学生である。小学校の頃はいたって健康だった彼女だが、中学に入ってから急に、『よくわからないけどなんだかとっても難しい病気』を発症してしまったのだそうだ。  そしてここ一年はずっと近くの病院に入院し続けており、北城も毎日、病院とこことを往復していて、病院に寝泊りする事もしばしばだったようだ。     乾史:…そんな話があったのか。 理流:こんな大きいマンションなのに一緒に暮らせないなんて、寂しいですね。 GM:「でも、北城さんが引っ越したって事は、何かいいアテが見つかったんじゃないかしら。引越しの時もずいぶん思いきってたし」 理流:思いきった? GM:「家財道具もぜーんぶ売っちゃったのよ。リサイクルショップの人達が来て、持ってっちゃったの」 理流:売った!? 乾史:…身辺整理? 東野:…これは、潜入は一旦キャンセルした方が良さそうだ。病院の場所だけ聞いて引き上げよう。 GM:病院の場所も教えてくれます。同じく六本木にある総合病院ですね。 十三:では早速向かおう。 理流:私も行こう。お話どうもありがとうござ、 GM:「それでねー、聞いてよあなたー。このマンションに住んでる××さんの奥さんがさーひどいのよー」(笑) 理流:はうッ!そうだ一時間経過するまで抜けられないんだった!(笑) 十三:よし出発しよう(笑)。 乾史:大丈夫、おれの『指向性聴覚』で会話はバッチリ聞こえてた!(笑) 東野:六本木の病院だっけね(キーをまわしながら)。 理流:ひ、ひどいぞ〜新手のイジメだぞ〜(笑)。         ●7.病院     東野:続いて病院にやってきたわけだが。ただいま午後二時。どうやって鈴ちゃんとの面会にこぎつけたものかね。 十三:今度は犬神君が同級生の振りをして、いたいけな瞳でお見舞いだと言えば(笑)。 乾史:そ、そいつは難しいなあ〜(笑)。 理流:まずは先ほど同様、蝙蝠の人達に病室を確認してもらいます。 GM:OK。「病室の中にいるのは間違いないようだ。一人部屋で、すごく高級な雰囲気だ」そうです。 乾史:高さは…六階か。俺がジャンプで忍び込むか? 十三:それは夜までは待ったほうがいいな…。『探之符』で病院内のエージェント情報を探ってみるが。(ころり)あ、失敗。のおお、五千円分の符が無駄に…(笑)。 東野:(真旗にもらった札束から一枚抜き出す)もう一回使えばいいよ鷂さん(笑)。 十三:バブリーでステキだ(笑)。(ころり)成功。 乾史:今回はケチらず能力を使わないと死ぬってGMが言ってる気がするなあ(笑)。 GM:とくに反応はない。…ブラッ○ジャックみたいな名医だと反応あるかもしれませんが(笑)。 十三:(笑)北城氏も来ていないということか…。どうしたものか…。理流君が看護婦に変装するとか? 理流:あー、それならやるやる〜♪ 東野:それは却下(さらり)。 GM:君らが逡巡していると、蝙蝠達から「少女が部屋を出たぞ」と言う報告が入る。 一同:おや? GM:難病を患っているとはいえ、寝たきりではありませんからね。「鈴ちゃん、お散歩の時間よ」と看護婦さんが連れ出して…病院の前の庭に出てくる。そして敷地内を看護婦さんと一緒に歩いているね。 東野:ふむ…リスクは伴うが、ここは機会を逃すわけにはいかない。私一人だけ病院内に入って声をかけよう。「もしかして、鈴ちゃんではないかね?」 GM:「おじさん、どなたですか?」(笑) 十三:わかっていてもダメージを受けるこの言葉(笑)。 東野:私はお父さんの昔の同僚で、東野という者だが。君の写真を北城君からよく見せられていたものでね。 GM:「あ、父のお友達の方ですか。いつも父がお世話になっております」 乾史:うお、すげえ、出来た子だ! 理流:このシリーズには珍しい!(笑) 十三:何を言う、ウチの娘もこれくらいは出来るッ!(笑) 東野:ウチの娘も中学生の時にはもうこれくらい出来たッ!(笑) 理流:それならウチのみーくんもこれくらい出来るぞッ!(笑) 乾史:…みんな親バカ姉バカばっかりだ(笑)。 GM:(だから毎回ゲスト出すのに苦労するんだよなあ)看護婦さんも警戒はしているが、不審には思ってはいないようだ。 東野:お父さんは元気で仕事をやっているかね? GM:「あ、父は今出張中なのですが」 東野:……北城君は出張しているんだ。 GM:「はい。先日父が会社から連絡をよこしまして。急に海外出張が決まって、これからあちこちの国を周る。数ヵ月帰れなくなるから、と」 東野:そうか。連絡もつかないのか…。さびしいことだろうね。 GM:「いえ、大丈夫です。私がこれ以上父の負担になってはいけませんから」 理流:出来た子ね…(ほろり)。 十三:うぎゃー、我々物陰で圧倒されています(笑)。 乾史:お、俺もう罪悪感でいっぱい(笑)。 GM:「それに、父が一番いい病室とお医者様をつけてくれたから平気です。今度アメリカで手術すれば、ちゃんと治るそうですし」 東野:アメリカで手術するんだ。大変だね。 GM:「すごくお金がかかるらしいんですけど、このあいだ父の仕事が上手くいったらしくて…。早く病気を治して、今度は私が父を助けないと!」 乾史:…俺、茂みの影で鼻水を垂らしながら号泣。 理流:…私も滂沱していよう…。 十三:(無言で目を覆っている) 東野:北城君も頑張ってるようだね。 GM:「はい!自慢の父です!」 東野&十三:ぐほおォッ!(悶絶) 理流:ぞ、属性攻撃がクリティカルで入ったみたいね…。 乾史:…………羨ましくなんかないもんね。へっ(笑)。 GM:ここで看護婦さんが、「そろそろお部屋に戻る時間ね、鈴ちゃん」 東野:や、これは失礼した。 GM:「東野さんもお仕事頑張ってください」 東野:…ありがとう(ほろり)。       GM:……さて、季節は10月。すでに午後四時、夕方ですね。 乾史:こっち方面での探索の手は止まってしまったわけだ。 理流:今度こそ本当に手詰まりねえ。 GM:…そんな君達の耳に、突如携帯の着信音が鳴り響く。てーてーてけてーてーてけてーてー♪ 東野:誰の携帯だ? 理流:私達の知っている曲じゃないわね。 十三:ということは、ラルガ君のプリペイド携帯か。 GM:ハイ。「おう、どうした?」と電話に出る。部下からの電話のようなのだが…だんだんその表情が曇ってくる。「おい、何があった?」 理流:大変です若!『蒼い蛇』が何者かに襲撃を受けて壊滅しました!とか(笑)…って、GMなにその顔は? GM:…(頷く)。 一同:えぇーー!? GM:携帯から声が漏れてくる。『大変です若、突然『マリポーサ』に銃を持った連中が押しかけてきて、連中店に火をつけやがって、皆逃出したんですが、俺達、うがあ!バン!バン!ザー、ガガガガッ』 一同:……………。 乾史:……やべえ。口封じの可能性を予測しておきながら手を打たなかった…。 理流:ま、まさかここまで強硬手段を取ってくるとは思ってなかったぞ。 乾史:種を奪って栽培出来るようになったし、麻薬はあくまで完成版が出来るまでのオマケだったんだろ。そうなったら、俺達とか長野の所長さんみたいに、こいつらも口封じされるんじゃないかとは思ってはいたんだが…。 GM:(その通り。サブの『新宿の物騒な噂』を調べるとそこらへんがわかったんだけどね) 理流:とにかく、すぐに戻らないと! 十三:ラルガ、アトル、ジャガーマンにも車に乗るよう促す。 東野:『運転』技能成功。ここから新大久保まで一気に取って返すよ。 乾史:車内でサブに連絡を取ってみる。『お前ら、新大久保で今、火事が起きてねーか!?』 GM:それに対してはサブがすぐ反応する。『兄貴!いったいどうなってるんですか!新大久保は今パニックです!』 理流:ええー!? 十三:そんな大事になっているのか!? GM:『ヤクザみたいな連中が何十人も押しかけてきて、『蒼い蛇』の溜まり場に押し入ったんでさぁ!連中、あちこちに火をつけてまわってます!こんなデケェ出入りは初めてです!』 乾史:ガーン…そこまでやるかよ。 GM:『裏通りの連中では、ついに牛沢組が『蒼い蛇』にカチコミかけたって噂が飛び交ってます!』 理流:牛沢組って、前回私達が戦った、『蒼い蛇』のライバルよね。 十三:そうだな。麻薬の縄張りを荒らされて、『蒼い蛇』を疎ましく思っていたはずだが…。 GM:『でも、あいつらサブマシンガンなんて装備してやがるんです!街中に火をつけやがって、これじゃあ新大久保は戦場です!』 一同:マ、マジかよー!! 乾史:状況はわかった。とりあえずもうお前達は怪我しねぇようねぐらに戻ってな!後は俺が行く!         ●8.火隧      バンでもと来た道をとってかえした一行。  新大久保に近づくにつれ、夕方の空を焦がす一面の炎と煙が目に入ってくる。     理流:いくらなんでも、多少大きい火事くらいだろうと思ってたのに…。 乾史:ほ、ホントに火の海だぜ…。 GM:ええ。『マリポーサ』があるうらぶれた通りを中心に、半径百メートル程度に渡って無差別に火がつけられている。文字通り、『街が燃えている』という感じですね。周囲は、入ろうとする消防車、街から逃げ出す人、集まってくる野次馬で大混乱だ。 東野:車は使えないな。目立たないところに路駐して、徒歩で接近しよう。 GM:ラルガが「うおお、どけ!どいてくれえ!」と言いながら野次馬をかきわけていく。後に続くアトルの顔色もよくはない。 十三:彼に続いて一路、『マリポーサ』を目指します。 GM:この区画はすでに濛々と煙が立ちこめ、視界が悪くなっている。まずは全員生命力+5で判定してくれ。失敗すると煙を吸い込みむせてしまうよ。 理流:(ころり)あぶなー!…全員成功しました。 GM:了解。だが、煙は刻一刻と濃くなってくる模様だ。 東野:悠長にしている暇はなさそうだ。まずは『マリポーサ』の中を確認し、負傷者がいたら救出して、即脱出しよう。 十三:わかりました東野さん。 GM:君達が燃える街の中に突入すると、あちこちでパパパパパパッ、キュゥゥゥ…ズゴォン!!などと言った銃声や爆発音が鳴り響いている。 乾史:ここは本当に日本かよぉぉおお!!(笑) 十三:『探之符』を発動します。(ころり)成功。ここら一帯にいる能力者を捕捉。 GM:七十近い反応がある。そして『マリポーサ』の店内からも反応が三つ。 東野:『蒼い蛇』のメンバー全員が反応するとしても、明らかに数が多いな。 GM:そんな君達の前に、『蒼い蛇』のメンバーと思しき男がふらふらと現れる。そしてそれを追ってきたヤクザ風の男が、問答無用で男にバンバンバン!と拳銃を叩きこむ。 十三:そのヤクザ風の男からエージェント反応は? GM:あるね(笑)。そして撃たれた男の方がグオオ、と吠えると豹人間に変身。ヤクザにとびかかってその喉に食らいつく…というような光景を君達は目撃する。 東野:豹人間を助け起こそう。一体何があったんだ? GM:豹人間はフラフラだが、意識はあるようだ。人間に戻ると彼は言う。「いきなりヤクザ達が襲ってきたんだ。幸い、火薬と鉄の匂いがしたから、みんな囲まれる前に逃げ出せたんだが…。バラバラになってしまったし、逃げ遅れた奴もいると思う。そしたら奴等、見境なく街中に火をつけやがって…」 乾史:無茶苦茶しやがるぜ。 東野:ここを真っ直ぐ突っ切れば、火のないところに出られる。行くアテはあるか? GM:するとラルガが、「そうだ、前にねぐらに使っていた倉庫に行け。みんなにも見つけたら声をかけろ」と。 十三:そうだ、まずはアトル君に雨を降らしてもらえば良いのでは。 GM:うん、その言葉を待ってたよ(笑)。「空気の汚いところではあまり力は使えないのだが…」と言いつつも、呪文を唱える。少しずつだが雨雲があつまってくるようだ。 理流:あめあめふれふれかあさんが〜♪(笑) GM:もうしばらく進むと、やはり同様に倒れている蝙蝠男やヤクザがいる。 理流:…息はある? GM:かろうじて。 理流:良かったあ。 十三:…仕方がない。ここはラルガ君に、見つけた負傷者をかたっぱしから安全圏にピストン輸送してもらおう。負傷者を抱えては我々もまともに行動出来ないだろうし。 理流:でもこのお兄ちゃんのことだから『マリポーサ』に突撃しそう(苦笑)。 GM:たしかに。乾史同様『直情』だから…(ころり)おお、意志判定に成功。「…今は部族の皆を助けるほうが先だ!」 東野:ついに責任感が芽生えた! GM:「アトル、お前も来い!」と言うと、「私がここで雨を呼ばずにどうする!」と一蹴される(笑)。 十三:び、微妙にダメ兄属性は抜けないなあ(笑)。 GM:そして、またも煙は濃くなってくる。全員、今度は生命力+4で判定してくれ。 東野:だんだんボーナスが減っていくわけだ…(ころり)全員成功しました。      アトル、ラルガを残して炎の中を突き進む。やがて『マリポーサ』のある通りに辿り着いた一行。そこはすでに通りではなく、燃え盛る建物の残骸によって炎のトンネルと化していた。     GM:『マリポーサ』の建物も炎に包まれ、すでに原型を留めない程に崩れ落ちている。煙は濛々。すでに視界もろくに効かないほどだ。生命力+2で判定してみて。 理流:(ころり)…な、なんとか全員成功。生命力のない私はそろそろ次で引っ掛かりそうだぞ〜。 乾史:状況としても俺としても、躊躇う理由はねぇ!いーぬーがーみー…キィーーーック!と一気に二十メートルをジャンプして『マリポーサ』の扉を蹴破る。 十三:我々も走って後に続く。 GM:『マリポーサ』店内はすでに屋根が崩れ落ちている。煙が立ちこめほとんど視界は効かない…。もうモエモエだ。 一同:燃え〜(笑)。 GM:みんな、-6で視力判定をどうぞ。 乾史:く、耳や鼻はともかく目は…(ころり)ああだめだ失敗。 理流:視覚には自身がある…(ころり)よーし、成功だぞ。 十三:(ころり)おお、クリティカル成功だ。 GM:事前に『探之符』で位置を捕捉していたあたり。瓦礫の下に三人埋もれているのに気がついた。 乾史:瓦礫をのけて全員引っ張り出すぜ。って、ああ、目が見えない(笑)。 十三:えーい何をしているか(笑)。犬神君の手を引っ張って連れていこう。 理流:だれか生きている人はいる? GM:獣の生命力15を侮るなかれ、なんとか全員息はある。そしてだな、ついに建物がミシミシミシッとヤバイ音を立てはじめる。 東野:私が一人、乾史が二人、かついで行こう。脱出するぞ! 理流:撤収!撤収!! GM:君達が脱出した途端、ズズズズズ…と音を立てて、『マリポーサ』は完膚なきまでに崩壊してしまった…。 乾史:「『マリポーサ』が!俺達の夢があっ!」(笑) GM:…そして、君達が脱出しても炎の勢いは一向にやむ事はない。あちこちで聞こえていた銃声も、だんだんと散発的になってきたようだ。 東野:……これ以上の長居は無用だ。行こう。 GM:そんな君達の前に、交差点を曲がってやって来たヤクザ二人が現れる。 理流:問答無用、許すまーじ! GM:連中も君等を認めると、躊躇なく発砲してくる。…ではここで、戦闘に入ろう。         ●9.業火      炎の通路の中、戦闘が始まる。  敵はサブマシンガンを持ったヤクザが二名。  対してこちらは四人だが、前衛である東野、乾史ともに負傷者を担いで両腕が塞がっている。     乾史:こ、これは理流とじゅうぞうに前衛を任せるしかない(汗)。 理流:またガンナーなのに前衛ー!? 十三:厳しいが…今回ばかりはしかたないだろう。東野さん、負傷者を炎の外に運び出して戻ってくるまで、何ターンかかりますか? 東野:私の全力ダッシュで三ターン。乾史の『超跳躍』を使えば二ターンだね。 理流:牽制に徹してなんとか二ターン持たせよう。あとは乾史君にお任せだぞ〜(苦笑)。     第一ターン     東野:では、負傷者を抱えて通りの出口へとダッシュします。 乾史:同じく。二人を抱えて一気にジャンプ。三十メートルを跳躍して、出口に辿り着く。 GM:外には負傷者を輸送しているラルガと、雨を呼んでいるアトルがおりますね。 乾史:おっしゃ。店ン中から助け出した!こいつらとあと一人を連れて脱出してくれ! GM:「わかった!」 十三:二名か…。私はヤクザAに『襲之符』で攻撃。15点の『斬り』です。 GM:回避失敗。「ぐうっ!」とかなりダメージを受けた様子だが、まだ沈まない。 十三:やはり一般人じゃない、という事か…。 GM:では、こちらの攻撃。Aが理流に、Bが十三にそれぞれ銃で射撃。(ころころり)命中。 理流:能力開放。ブレスレットを変形させて『盾』にします。(ころり)よっし、止めた。 十三:こちらは回避失敗です。 GM:くらえ5D攻撃!…ってあれ、なぜかダメージが9点しかない(汗)。 十三:防御点が11点あるので止まります(笑)。装甲を増強しておいてよかった。…でも私、一撃受けるごとに符が身代わりになって焼けていくんだよな…。 乾史:だいじょうぶだじゅうぞう!今日の俺達はバブリーだ!(笑) 東野:こんなにあるからねえ(と、札束を取り出す)(笑) 十三:札(サツ)があるから札(フダ)の心配はない…ということで(笑)。 乾史:さすが銀行員(笑)。 理流:盾を使ってしまったので能力が使えません。普通にベレッタで射撃します。 GM:(ころり)おっと、それは避けた。…そして、理流の盾や十三の符を見たヤクザ達の間に緊張が走る。     第二ターン     東野:最後の負傷者を出口に運ぶ。 乾史:俺は入れ違いに炎の中にまた飛び込みざま、Aに『拳圧』を放つ。この距離なら届くぜ!Aに16点の『斬り』。 GM:(ころり)うお、回避失敗。「ぐはっ!」と言ってAは倒れた。 乾史:おっしゃあ! 理流:ん?そんなに強いわけではないのかな。 十三:それなら私は『絡之符』をBに放つ(ころり)。くらえ! GM:それは…(ころり)抵抗失敗。移動できなくなりました。…-6で視覚か聴覚で判定してみて。 乾史&理流:うっし、成功! GM:(さすがに目がいいな)こいつ、何か喋ってるね。聴覚で成功した人は、それが日本語でも英語でもないとわかる。…具体的にはアラビア語、かな(笑)。今回のこいつの行動はこれで終わり。 東野:…中東系の言語、だなあ(苦笑)。 十三:ということはやはりこいつら、牛沢組の皮をかぶった別物、ということか…。 理流:…とにかく、今は『弾道創造』をBに撃ちます!(ころり)23点。 GM:絡みつかれた状態で、捻じ曲がる銃弾を避けられるはずもない。(ころり)…おお、瀕死っぽいが、どうにか持ちこたえた。 理流:く、微妙にしぶといわね。 GM:そしてこのターンの終わりに…(通路の奥に、新しいコマを三つおく) 一同:増えたー!? GM:うむ。二人はやはり同様に、ヤクザっぽい出で立ちに銃を構えている。一人はどうやらジャガーマンの、それも親衛隊のようで、ヤクザ達と互角以上に戦っているようだ。ヤクザのうち一人…Cはジャガーマンに発砲するも、回避される。もう一人…Dは君達に気がついた。…あと、何度もアレだが、視力-6で判定。 理流:(ころり)わたしだけ成功。 GM:この通路の両脇の建物はすでに轟々と燃え盛り、煙でマトモに視界が効かないのだが、君は建物の二階、煙と炎の中にももう一人ヤクザ風の男が居るのに気づいた。 理流:ちょっとコレは、ピンチだぞ〜(汗)。     第三ターン     東野:とはいえ、私も皆のもとに駆けつけて終わりだ。 十三:前衛の心配が無くなったのはありがたいが、戦況はよくないな。 乾史:ジャガーマンの加勢に行こう。ヤクザC、Dのうち、俺達に気づいたCに『超跳躍』で一気に踊りかかるぜ。(ころり)うらあ犬神キーック!(笑)21点! GM:(ころり)く、食らって派手に吹っ飛んだ。かなりきつい。 十三:今一度『絡之符』をBに。完全拘束して捕虜にしよう。      ヤクザBは抵抗失敗して拘束。  Cは乾史に発砲するがハズレ、ジャガーマンとヤクザDが互いを攻撃し傷を負う。     理流:C、Dはそれほど脅威ではなさそうね。私は『弾道創造』を発動。屋根の上にいる奴を狙います!(ころり)成功! GM:…おーけー。じゃあ君は気がついたんだが。屋根の上にいる男は一応ヤクザ風の格好をしているのだが、身長が多分二メートルくらいある。 一同:あれ〜? 理流:もしかして本命?(笑) 十三:中近東系の顔立ちとか、周囲に炎を纏っているとかないか? GM:どっちも当たりです(笑)。 理流:それは暗に本命っていってるぞ〜(汗)。でも発射! GM:(ころり)…ふむ。では、君が銃を撃つのに併せて、屋根の上の男が右の腕を掲げる。そして、ゴパァ!!とその掌から巨大な火球が発射され、君の銃弾と空中で衝突する! 理流:そ、それはダメージが相殺されるって言ってるぞ〜。私の『弾道創造』、このメンバーでは最強の8D攻撃なんだけど…。 GM:おお、じゃあちょうどか(笑)。君の錬金術で加速された銃弾と、超高熱の火の球が衝突し、ズドゴォォォォン!!と大爆発を引き起こす。…相殺なのでダメージはないけどね。 乾史:ま、毎ターン8D爆発攻撃を放ってくるってことかよ!? 東野:かなりの脅威だね…。 GM:そして爆発の衝撃で、こちらも崩れかけていた建物が完全に潰れる。そのおかげで、屋根の上にいた男が一階の高さまで下がり、君達とお互い視線を交わす。 理流:うー、こんな奴相手にしたくないわ〜。ってGMなにそれー!? GM:(通路の手前側に、再度四人のヤクザを配置する)…うん。また四人ほど援軍に駆けつけて来たようだね。 乾史:でもそこ(通路手前)にはラルガとアトルは…ああ、戻れって言ったんだった(汗)。 GM:しかも、君には足音が聞こえる。手前からも奥からもまだまだやってきそうな雰囲気だ! 理流:えーん、事前にあちこちにC4(プラスチック爆弾)仕掛けておけば良かった〜! 十三:街を壊すつもりかね!? 理流:今回は連中の方が全然遠慮が無いじゃないのー! GM:そして、火炎を放った男が両手に力を入れると、今度は両手に一つずつ、巨大な火の球が発生する! 乾史:まさか、一度に二発撃てるのか!? 東野:こ、これは逃げたほうが良いって言われてるかな。         ●10.撤退     第四ターン     東野:手前に四人、横の建物には火炎使い。奥に二人と親衛隊か…。親衛隊を救出しつつ奥を突破、そのまま火の無い表通りまで一気に脱出するしかないなあ。 理流:ジャンプ力のある乾史君と、『カウンター』のある東野さんは囲まれても大丈夫だろうけど…ってか、移動力の低い私が狙い撃ちにされるんじゃないー!? 十三:まあ…理流君は…どこでも強く生きていけるから。 理流:ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って(笑)。 東野:「退くぞー!」と声をかけつつ、通路の奥へと進みます。次のターンには通路の向こう側まで辿りつけそうだ。 乾史:すでに奥のヤクザと接触している俺はCに『拳圧』(ころり)。 GM:(ころり)む、ヒット。Cは倒れた。 乾史:続けてDにパンチ(ころり)21点。 GM:Dもダメージだ。 乾史:親衛隊のジャガーマンは大丈夫なのか? GM:ふらふらだがまだ戦える。「あ、あんたは姫様の従者の…」(笑) 乾史:とっとと逃げな! GM:「ああ、なんとか店の中の連中以外は全員逃がせた、俺がしんがりだったんだ」 理流:で、私達が三人助けたから、おお〜、どうにかみんな助けられそうかな? GM:(甘いかなあという気もするけどね) 十三:ならば遠慮は無用。Dに『襲之符』を放ちつつ、奥へと向かう。 GM:(ころり)それはDも倒れた。ここで敵のターンだな。 理流:あれー、東野さんも乾史君も十三さんも奥に進んじゃって、今『マリポーサ』の前に居るのは…。 乾史:理流だけだな…。 十三:スマン(笑)。 理流:イヤー!一斉射撃とかはイヤー! GM:そこで屋根の上の男が叫ぶんだな。「はははははははは!いやいや口封じのつもりだったんだがな!やりすぎてしまったかな(・・・・・・・・・・・)!!」 理流:それ、露骨に確信犯って言ってる…(汗)。 十三:こいつが『三頭竜(アジダカーハ)』だな。 GM:ハイ。モノクロームに所属するエージェント。業界でもトップレベルの火炎使いにして元傭兵…『三頭竜(アジダカーハ)』です。 東野:こんなキ○ガイな人だったんだねえ…。 GM:「だが実に楽しいなあお前達。この鬱陶しい街を燃やしていいっていうのは!股ぐらがいきり立つ!!」(笑) 十三:……こんなイカレた敵に出会うのは初めてのはずだが…妙にデジャヴを感じる…(笑)。 理流:私、いきり立つ股ぐらなんてついてないも〜ん(笑)。 GM:そしてアジダカーハは左右の掌からゴパァ!ゴパァ!と二発の火球をそれぞれ理流、乾史達に向かって発射する。 乾史:俺、「たち」って? GM:こいつの火球は着弾と同時に爆発するので、君等全員が対象範囲だ。(ころころり)ってあれえ?乾史の方に撃ったのは狙いが外れた(笑)。 理流:私の方に来たのは? GM:おお、ばっちり命中だ(笑)。 理流:ひー!(笑)またも『盾』を発動させます。(ころり)…あぶな!ギリギリ成功! GM:では、ドバッキャァァァアーン!!とド派手な音を立て、君のかわりに盾が粉々に砕け散った。 理流:……こないだ『盾』の能力を身につけておいて本当に良かった…(汗)。 GM:では、乾史達を狙って外れたもう一発は…向こうの建物に着弾し、ちゅっどーん!と軒並みなぎ倒す。「ふははははははあ、しくじってしまったか!!まあそれもまた一興よ!」(笑) 十三:脳内麻薬マキシマムだなあ。 理流:とっとと脱出する!どうせ銃は術で作ったフェイクだから破棄。全力疾走でみんなに追いつきつつ、手持ちの手榴弾のピンを抜きます。 乾史:トリガーハッピーがここにも(笑)。 東野:二人で思う存分死んだり死なせたり殺したり殺されたりするんだろうなあ(爆笑)。 十三:ついに自分の半身を見つけたんだ(笑)。 GM:「…なんだ、逃げるのか?思いのほかつまらん奴らだな!!アラサキのお気に入りが生きていたと聞いて、どれほどのものかと来てみれば!!」 乾史:そ、それを聞いたら『直情』なおれは思わずターンしてしまうんだけれども!! 理流:大丈夫!多分英語だぞっ! GM:そうだね。こいつ日本語は喋れないから。 乾史:そうだ!英語は俺わからない!頭が悪くて良かった!(笑)       GM:じゃあ、次のターン…だけども、ここならヤクザ…の格好をしたアジダカーハの部下の銃弾も当たらんだろう。これで君達はどうにか炎のトンネルを脱出出来た。 理流:最後に置き土産。手榴弾をばらまいていくぞっ! GM:しかし、こちらもまだ一撃届く。またもアジダカーハの両腕が君らに向けられ、火球が放たれようとする。 一同:うぎゃあ! GM:ところが、そこにどこからか現れたジャガーマン…それも、黒豹の獣人が『超跳躍』で奴に飛びかかり、その両腕を押さえつける。 理流:そ、それはー!! 乾史:もしかしてそいつの名前はー! GM:ラルガって言うんだけどね(笑)。君達が逃げる間、火球を放とうとするアジダカーハと、両腕を押さえつけるラルガの攻防が繰り返されるのだが。 十三:だが? GM:そこでアジダカーハはにやりと笑うと…今度は口から、ゴパァ!と火球を吐き出した!両腕を押さえつけているラルガに避ける術はなく…直撃する。 乾史:ド、ドラゴンブレス…。 理流:もう何でもアリね…。 GM:爆風でラルガは大きく吹っ飛ばされる。屋根の上で戦っていた事もあり、放物線を描きながら君らの方に飛んでくるよ。 乾史:ジャンプしてキャッチするぜ! 東野:息はあるのか? GM:さすがに体力自慢の獣人だけあって生きています。しかし多分、HPの六割くらいを持っていかれて黒こげ、ってところでしょうか。 乾史:……こりゃー、退くべきだろうなあ。 十三:捕虜をとるのも中止。速やかに撤収しよう。 GM:…では、君達はやがて安全圏に到達する。しかし、一番後ろの人…理流が振り向くと。 理流:…振り向きたくないけど振り向いちゃうなあ…(汗)。 GM:アジダカーハの右掌、口、左掌それぞれに、巨大な火球がたわめられている光景を目撃する。 理流:ぎゃーー!右折右折!わき道に入るぞっ! 乾史:…だから『三頭竜』なのか…。 東野:全員で飛び込みます。 GM:その瞬間、奴から三つの火球が同時に発射され…ちゅどぉおおおおおおん!!とこの通路の周囲の建物を吹っとばし、爆発が直線上にかけぬけるのであった。 理流:…手榴弾も五個ほどばらまいてしまった…。 GM:ウム。誘爆して大変な事になっている。攻撃力で言うと…うわあ、合計60Dくらいのダメージが出ている計算だ(爆笑)。 十三:どこのボン○ーマンだこれはッ!?(笑) 東野:何であんなものをばらまいたんだね!? 理流:うわーん、通路を爆破して追撃を防ぐはずだったのよー!(泣) 乾史:(ナレーション口調で)こうして新大久保は壊滅した…。 東野:純然たる事実だから、ギャグにもならないねえ…。 乾史:こりゃ口封じに気づけていても、止められた気がしねえなあ…。 GM:…そして燃え盛る炎の中、平然と佇む『三頭竜』の哄笑が響き渡るのであった。         ●11.制裁      炎上する新大久保からどうにか脱出した一行。  逃げ出す野次馬達に傷だらけにされてしまったバンに乗り込み、傷の手当てを行う。  東野が機転を効かせて、蝙蝠に撤収するアジダカーハと彼の部隊を尾行させるが、炎上する街と大混乱に阻まれ見失ってしまった。     GM:新宿〜池袋一帯は大混乱。夜のニュースも当然これ一色だ。牛沢組が過激派と組んで抗争を引き落とした…なんて情報が流れてるけど。 乾史:こんな襲撃する奴がいるかあ!!(笑) 十三:CCCのキットを使ってラルガ君の治療をしておく。(ころり)よし、七割まで回復した。 理流:サブ君のカラオケボックスまで行くべきかな。 東野:ラルガ君が『ねぐらの倉庫』に逃げろと指示していなかったかな? GM:ウン。アトル君から電話がかかってくるんだな。『兄の指定したソウコとやらに、皆を集めている。動ける者は負傷者を運ばせ、行方不明者はデンワをかけている。お前達もここに来てくれ』 十三:つくづく有能な妹さんだなあ(笑)。 東野:ではバンをまわす。場所はラルガ君の意識が戻ってから聞くとしよう。      回復したラルガの指示に従い、一同は品川区の港近くの倉庫にやって来た。  密入国した彼らが新宿に居つく前に、ここの空き倉庫をねぐらにしていたのだ。  すっかり夜になった倉庫で、一同はアトルや『蒼い蛇』の面々とも無事に合流する。     GM:あたりには火傷や銃創を負った人達が倒れてうめいている。親衛隊がいち早く気づいて脱出に徹した事と、君らの活躍もあり、幸いにして一応全員落ち延びる事が出来た、…としましょう。アトルが巫女の術でみんなの傷を癒している。 理流:よかったあ〜。バンからCCCの医療キットを持ち出して治療を手伝います。 GM:「奴は…恐ろしく強かった」とラルガ君。 乾史:見りゃ充分にわかるよ(笑)。 十三:組みついた時の感触はどうだった?(笑)具体的には、体力がどれくらいあるかで『絡之符』の成功率が極端に変わるわけだが…。 GM:「人間の時の俺よりは強いと思う」彼の体力は12だ。 十三:13以上は確実、か。厄介だな…。 乾史:つーか、警察は何をやってるんだ(笑)。 理流:エージェント間の戦いには不干渉なんじゃないの? 東野:それにしたって一般に被害が出すぎだよ。GM、これは業界の仁義としてはどうなんですか? GM:『仁義』からすれば明らかにやり過ぎですね。仮にCCCがこんな事をやったのなら、確実に業界の他の会社から袋叩き&村八分にされるよ。 乾史:モノクロームの連中、自分達が仁義を作るとでも思っていやがるのかよ。 理流:でも、私達も似たような事やっちゃったしねえ。 乾史:やってねえ!(笑) 十三:理流君、私達、ではなく私、とちゃんと言いなさい(笑)。 GM:「なんで俺達がこんな目に…」と『蒼い蛇』のみなさん。 乾史:改めて、麻薬の流通に関わっていた事と、犯罪であるという事、こいつらが用済みになったんだという事を諄々と説いて聞かせよう。 理流:け、乾史君が説教している(笑)。 GM:「北城さんがこんな事をするなんて…」とラルガ君も苦悩している。 十三:しかし、こうまで一方的に負け続けているとはな。結局『ポリトカスΛ』の製造プラントの手がかりも全く見つからないままだ。それに、我々が生きている事もバレてしまったし…。 理流:大量の海水と、熱源が確保出来る場所、でしょ?でも関連会社の工場も軒並みシロだったし…。 東野:ヘリで南に送っていると言う事は、東京以南はまず間違いないはずなんだがなあ。 乾史:……だからよう、お前らの作ってる薬は他で作れるようになったから。もうお前らが要らなくなっちまった、ってわけなんだよう。 GM:「そうなのか…。確かに他の場所でも作っていたが…」とラルガ君。 乾史:そうそう。…って。他の場所? 理流:他の場所って何? GM:「いや、だから…我々の薬草を機械を使って薬にしていた。一度確認するために連れていかれた事があったが…」 十三:…どこへ? 理流:…どこに? GM:「こういう温度や水でいいのかと確認させられたんだ」 乾史:…だからど・こ・で!? 東野:ど・こ・で!?(怒)っていうか最初に聞いた気がするんだがっ!!(笑) GM:「いや、北城さんの事を聞かれたと思ったから…そんなにそれが重要なのか?」(笑) 乾史:それが一番重要なんだろうがぁ―――!! 東野:見事にしてやられたって感じですよ!? 十三:くぅ、私の『共感』能力、嘘つきには強いが天然は鬼門なんだ!(笑) GM:「目隠しをされて、北城さんに、くるくるまわる羽のついた機械に乗せられて…コウジョウで、温度や水を確認させれた…(一同凄くいい笑顔でラルガを凝視)…という事は……あったヨ?」(爆笑) 理流:なんでそれを早く言わないのよ―――――ッ!!『我は観る、故に其は在り』!メガトンハンマーを練成します!(笑) 東野:ああ、二本作っておいてくれ。アトル君の分もな(笑)。 十三:二本と言わず人数分頼む(笑)。 GM:「俺は妹と違って巫女の秘術は知らない、と言ったら帰されたんだ…ヨナ?」(笑) 東野:(爽やかな笑みで)それはどんなところだったかなっ? GM:「羽のまわる機械で三時間くらい飛んで…降りた後、扉を多分二つ三つ潜ったと思う…そこで目隠しを外されたら、薬を作っているコウジョウだった」 理流:(爽やかな笑みで)窓の景色はどんなだったかなっ? GM:「窓は無かったと思う」 一同:ふーむ…………。 GM:「ああ、だけど一つ妙な事があったんだ。あんなに立派な工場のくせに…妙にこう、上下にグラグラ揺れていたんだ」 理流:揺れて……? 乾史:………………船だ!! 東野:船だ、な。 十三:そう来たか…。確かに海水は無限にある…。 一同:……(しばし沈黙)。 理流:……とりあえずアトルしゃんに。ハイこれ。(ハンマーを渡す) GM:「このバカ兄貴がぁっ!何でさっさと言わないんだあっ!!」(バキィ!) 理流:「そういう事は一番最初にちゃんと、言っときなさーい!!」(ボクゥ!!) GM:「愛と!」 理流:「友情の!!」 GM&理流:「ツープラトンッ!!」(グシャアッ!)(爆笑) 乾史:うおー、マンガのようにペラペラになった(笑)。 GM:「イタイイタイ!ひ、ひどいぞアトル。…お、俺が一体何をしたっていうんだ」 一同:「何もしなかったのが悪いんだろうがぁ―――――ッ!!」(ふぉんどかばきずがぐしゃっ)      …その後しばし、一同及びアトルによるラルガへの制裁が続いたのであった。     東野:……ハイ(笑)。では落ち着いたところでCCCに連絡を入れて、モノクロームもしくはネクタラス製薬の所有の大型船についての情報を集めてくれるよう依頼します。 十三:ゲオルグ・クレイン個人が所有する船についてもお願いします。 GM:それはビンゴだね。ゲオルグ・クレインは海運でも儲けているわけですが。 理流:ああ、そんな所にヒントが! GM:CCCに調べてもらえば、彼の設立した学会の所有する、研究施設を搭載した大型調査船が、東京湾の南200km、火山島『八津手島』近くの沖に、地質調査と称して停留している事が判明します。 理流:地熱、海水、設備…全部条件はそろってるわねえ。 東野:どうやって行くか。 乾史:…『蒼い蛇』の蝙蝠男達に乗せてってもらえばいいんじゃないか? 十三:確か時速60kmと言っていた気がするな。 GM:うい。最大速度なんで、実際船まで飛んで行くとしたら五時間かかると思ってくれ。 理流:ジャガーマンさん達も連れていきたいな。向こうにもアジダカーハの部下の兵士達がいるわけだし。 東野:蝙蝠男は何人いるのだい? GM:『蒼い蛇』に所属するのが十人。そしてアトルの親衛隊である二人だ。 十三:一人が三人搭載出来ると言っていたから三十六人。アトル君の親衛隊のジャガーマンも呼び寄せて、我々が乗って…ほとんど乗れるな。 乾史:そりゃ全員連れてけって言ってるぜ!(笑) 東野:ここで戦力分散をしても危険が増すだけだし。…全員で総攻撃をかけよう。今は深夜十時か。少し休んで、各人回数制限のある能力を回復させ、警備の緩む明け方に到着するように出発しよう。 十三:CCCに船のデータを入手出来るか聞いてみよう。 GM:別段軍艦というわけでもない…はずなので(笑)、それは入手出来る。これ(と作ってきた図を渡す) 理流:…やたらでかいヘリポートね。 GM:空母の滑走路みたいに張り出してるんだと思ってね。 乾史:ラルガに話しかけよう。「あんたも一緒に来いよ。北城がどんな奴かを確かめるにしろ、おめーの仲間を殺そうとしやがった奴に復讐するにせよ、さ」 GM:「そうだな…俺も部族の長として、」とかラルガ君が言いかけるんですが。 乾史:が? GM:そこでアトルちゃんが高らかに叫ぶ。「皆よ聞け!!我々は愚かにも騙され罪無き人を苦しめ!そして無様にも戦に敗れて名を汚した!!これを雪ぐには、我らの手で我ら自身の仇を討つしかない!!父母より与えられた己の名を思いだせ!祖先の血がもたらす獣の誇りを取り戻せ!!立ち上がれ、エルダの戦士達よ!!」「戦いますとも姫様ァ―――ッ!!ウオオオオオォォォ―――――――ッ!!」 乾史:で、ちょっと遅れて、「お…お――」とラルガが言うんだ(爆笑)。 十三:ダメ兄貴属性を極めてしまったなあ…。 理流:それもう一生頭が上がらないって書いてあるわ…(笑)。         ●12.討竜      海という天然の防壁に守られた船への襲撃、いわば攻城戦である。  一同は己の能力やジャガーマンや蝙蝠男、アトル達の能力も検討して作戦を練り上げる。     乾史:…だから!!どうしてコトを大きくしたがるんだアンタはっ!! 理流:えー、だって向こうがヤる気満々なんだからこっちも魚雷とか爆薬とか大量に使わないと〜。 乾史:向こうが仁義破りだからって俺達まで合わせたら…、って、チクショウなんで『直情』の俺がこんなに説得に周らなきゃいけねえんだよ!(爆笑) 十三:しかし、今回はプラントの完全破壊だから、理流君の言う事にも一理はある。っというか…そもそも私、海洋恐怖症なんだよなあ(笑)。 理流:そうだったのー!? 十三:ウム。積極的にアピールして無いけど、キャラクターシートには書いてある(苦笑)。仕方ない、意志判定で頑張って押さえつける。船内に入ればもう関係ないしな。 東野:妹さんに雨を降らしてもらいつつ、嵐に紛れ接近するというのも手だね。      紆余曲折の末、結局強襲して、そのまま船内の研究施設を制圧し、船が製造プラントである事の証拠を入手。その後破壊する、という方針に落ち着いた。     GM:では、かすかに月明かりに照らされた闇夜。品川近くの港から次々と、巨大な蝙蝠の翼を生やした男達が中に舞い上がり、その背中に乗った、あるいは腕に抱えられた戦士達が漆黒の空へと飛びたってゆくのであった。 十三:私、このままだと発狂するので、『仮死』の術を自分自身にかけておく。五時間後に目が覚めるので。それまでおやすみなさい(笑)。 理流:絵的にオイシイから、RPG−7(ロケットランチャー)作り出して持っていってもいい? GM:あー。いいよ。理流だし(微妙に投げやり)。 乾史:理流だから…って、それ最強の理由だなあ!(爆笑) 東野:そう思わせたら勝ちって気がするなあ(笑)。      そして無事に五時間が経過する。     GM:では、アトルが呼んだ雨雲をかいくぐり…君達の眼下には、ゲオルグ・クレインの所有する調査船が停留している。…で、すまないが、この船にはレーダーがついているんだな(笑)。 理流:想定済みだけど、やっぱりかー。 GM:ただし、軍艦ではないから対空砲はない、んだけども…。 乾史:人間砲台がいるんじゃねえかあー! GM:全くその通りだ。ヘリポートで何か光ったかと思うと、凄い勢いで火の球が飛んできて…蝙蝠の編隊の側で爆発を引き起こす。 理流:そうそういつまでもやられっぱなしだと思わないことだぞっ!!蝙蝠さんにささえられて、こちらもRPG−7二発を発射しまーす!!ぼしゅぼしゅっ!! GM:ではこちらもヘリポートに着弾し、大爆発を引き起こす。…まあ、距離は遠いし、お互い命中せずダメージはなしって事で。派手に砲火を交わした後、ジャガーマン達の降下が始まる。 乾史:…なしくずしにもう戦争って感じだよな。…もういいや!俺も『超跳躍』もってっから飛び降りても大丈夫だわ。お先! GM:そしてジャガーマン達を下ろした蝙蝠達は上空を旋廻し、超音波で援護を始める。一方、ヘリポートに待機していたアジダカーハの部下達が発砲しはじめ…戦闘がスタートする。 理流:接舷斬り込みだー!!(笑) 乾史:死神は臆病者のケツにキスをするんだー!(笑) 十三:…目が覚めたらえらい事になっているな(笑)。 東野:我々も下ろしてもらって、そのまま真っ直ぐアジダカーハに向かう。 GM:了解。ラルガも黒豹人間の姿になって、真っ直ぐ奴に向かってゆく。 乾史:こんなイカレテロリストはもうぶん殴る!俺は頭の悪い大人がだいっ嫌いなんだようっ!(笑)        周囲でエルダ族と兵士達の戦闘が展開される中、一行はヘリポートの中央に仁王立ちするアジダカーハと戦闘を開始する。奴と、その護衛をつとめる兵士が二人、一行を迎え撃つ。     第一ターン     GM:「はははははは!まったく景気のいい花火ではないか、小娘っ!!」 十三:「俺の嫁にならないか!?」(笑) 乾史:どうぞお納めください(笑)。 東野:ソレあげるからお引き取りください(笑)。 GM:…じゃあ戦闘は終了で(爆笑)。 十三:ナイス交渉でした東野さんッ!(笑) 東野:冗談はさておき。気配を遮断して後ろから回り込みます。出来れば兵士ABの攻撃もひきつけたい。 乾史:くらえっ、『拳圧』&パンチ!! GM:『拳圧』は通ったが、パンチはブロックした。そしてこちらは火球を二発…当然一発は近接している乾史とラルガ。もう一発は…。君らの能力がバレている以上、爆弾使いを見逃すのは嘘だよなあ(笑)。 東野:「さあ、存分に殺しあおう―――!」(笑) GM:ラルガは回避成功。しかし、広範囲に広がる『爆発』なので、ダメージ半減にとどまる。…(ころり)ああ、けっこう入った。 乾史:(ころり)くそ、回避失敗!! GM:おおう。では8Dの爆発を…(ころり)…33点ダメージだ。 乾史:ぐはあ、いきなり四割もってかれた!!アトルが雨を降らしてるけど、ダメージ受けたりはしねぇの? GM:そんな様子は見えないようだ(実はコイツ、周りが火の海になればなるほど攻撃力が増加するっていう能力があって、それが今雨で押さえ込まれてるんだけどね)。 理流:『盾』を発動します。(ころり)…よし、成功!! GM:そして兵士A、Bがそれぞれ十三、東野に催涙弾を放り投げる。(ころり)ああ、東野への攻撃は外れた。 十三:私も抵抗成功だ。反撃。『襲之符』でAに攻撃(ころり)20点の斬り。 GM:ふむ。結構通った。そしてラルガがアジダカーハにカギヅメで攻撃。うん、一発命中して19点入った。 理流:ベレッタで撃つ!(ころり)12点! GM:…それは、奴の表面で銃弾が溶けて消えた(笑)。 理流:…防御力も高いって事ね…。 GM:そしてターンの最後、アジダカーハは再び両手に炎を溜め始める。 乾史:…瞬間的に撃てる術じゃあないってことか。溜めてる間にダメージを与えれば、集中を解除出来るかも知れねえな。     第二ターン     東野:後ろから『サラリーマンの拳』(ころり)16点。 GM:では集中解除されなかったか判定だ。(ころころり)おっと、右手の火球が解除されてしまった。 乾史:リミットが外れた。食らえ、『拳圧』!フェイントで防御を崩して、ストレートをぶち込むぜ!!26点! GM:結構痛い。そして持ちこたえた左の火球を…こいつ、自分の術ではダメージ食らわないから…自分の足元に炸裂させる!(笑) 十三:…それは、自分の部下である兵士ABも巻き込まないか? GM:巻き込むねえ。 乾史:明らかにコイツおかしいよ!? GM:彼は到って正常ですよ? ひーいずのーまるふぇありー。 東野:それは、君らの神の正気は誰が保証してくれるのかな?って正気では(爆笑)。 乾史:ぐぎゃあ、また回避失敗!!(ころり)…33点ダメージ。防御点を引いて…残りHPが18点! 十三:フタマタの報いが来たのかな。 乾史:違ぇよ! 東野:回避成功、4Dに半減してうち3Dを『カウンター』で相殺。残りは防御で止まります。 GM:ラルガは避け成功。半減したのでまだまだ元気。巻き込まれた部下Aは…かなり重傷だね。Bはまだ大丈夫っぽい。そしてこいつらのターンか…Bが理流に射撃(ころり)。 理流:集中砲火を浴びてる…またも『盾』。(ころり)成功!でも残り二回しか使えない! GM:Aは…よろよろとくずおれながら…東野さんに組みつく。 東野:それは…おや、回避失敗。組みつかれてしまった。 GM:では…こいつの体が急にからーん、と崩れ落ちると同時に爆発する!!東野さんの『カウンター』を相殺しても…14点ダメージだ。 十三:何!? 理流:それはどっかで見たような攻撃だぞー!? 乾史:アジダカーハのインパクトに押されて人形使いの事を忘れてたぜ…。 東野:それはちょっと痛いな。ということはもう一体も? GM:ハイ、妙にカクカクしてます(笑)。そしてそれを皮切りに、君らの周囲、獣人達VS兵士の方でも、倒された兵士達がいきなり爆発する、という事態が起こり始めます。 …ラルガの攻撃もまた結構入ったが…おっと、二発目がファンブル、転倒してしまった! 十三:そんな時だけGMファンブルするんだから(笑)。アジダカーハに『絡之符』を使う。-5で判定どうぞ。 GM:成功確率6割強か…(ころり)成功。「ぬるいわぁああっ!」(笑) 理流:ベレッタで兵士Bに射撃!11点。 GM:…ギリギリ耐えた。そしてアジダカーハはこのターン、ついに右手、左手、口の三発同時発動を…ってああ、口の炎の発動が失敗した!(笑) 乾史:せ、セーフ…。     第三ターン     東野:『サラリーマンの拳』が…ああ、ハズレだ。 乾史:だったら『拳圧』! GM:それは、右手の火球で受け止め…(ころり)ああ、まさかの失敗!あらぬ方向に飛んでいった。 乾史:アブね…相殺されてたら逆にこっちが吹っ飛ばされて死んでたぜ。パンチパンチ!21点、23点! GM:かなり痛い。そしてこちらの番…まずは兵士Bが…もうコレしかないよなあ。走りよってきて、東野、ラルガ、アジダカーハを巻き込むように自爆。 東野:回避と『カウンター』でノーダメージです。 GM:そしてアジダカーハは炎が無効。ラルガは転倒してる…ぐふう、HPが二割を切った。そしてアジダカーハは…結構ヤバイな。「おのれぇぇぇええ!こうなれば、燃え尽きるまで俺につきあってもらうぞ!!」残った左の火球を爆発させる! 東野:(ころり)回避成功、またもノーダメージです(笑)。 乾史:おおう、失敗…。8Dでダメージが…おお、19点!…10点残った!? 理流:すごいぞ乾史君!! 乾史:死、死線が見える…!(汗) 十三:『襲之符』で削る。(ころり)よし、クリティカル!だけど…ああ、ダメージが低い。14点の『斬り』。 理流:『弾道創造』をくらえ!!(ころり)32点!! GM:それは…。「ぐほおっ…」と奴はうめき声を残し…口から火球を吐き出そうとし…それも叶わず、どう、と倒れた。 一同:お〜〜〜(拍手)。 GM:「ふははははははは…なかなか楽しい戦いだったぞ、ははははは!」 理流:地獄にはあんた一人で行ってなさ〜い!         ●13.決闘      難敵アジダカーハを倒した一行だったが、周囲ではなお戦闘が続いている。  戦況は徐々にエルダ族達の有利に傾きつつあるが、紛れ込んだ自爆人形や、建物からの狙撃兵らによってなかなか勝負を決めきる事が出来ない。     GM:「アトル達が苦戦しているようだ。俺もこっちの加勢にまわる!」とラルガ君は言う。そして『超跳躍』で飛び上がっていってしまい、積荷の上から狙撃している兵士をなぎ倒す。 理流:お兄ちゃんも死なないでね〜! 乾史:よっしゃ、俺も行くぜ!!(笑) 十三:君まで行ってどうする(笑)。 GM:「ここは俺達の戦場だ!お前達はお前達の戦いに行け!!」 理流:船に近づく奴と逃げ出す奴がいないか見張りもよろしくね〜! 十三:これはもう、一気に研究棟に突入してしまいましょう。 東野:だね。パーティーの始まりだ!!(笑) 理流:うーん、東野さんまでテンションが上がってる(笑)。      建物の中にも何人か兵士達がいたが、彼らは甲板での戦いに気をとられている。戦闘に遭遇することなく、四人は一気に研究棟に進入した。     GM:研究棟の中は…巨大な正方形の部屋だ。そして中央に巨大な製薬プラントがあり、外から巨大なパイプを通して、地熱で温められた海水が汲み上げられ、ゴウンゴウンと流れ込んでいる…と考えてください。 乾史:よっしゃ、パンチで破壊しちまうか。 理流:その前に証拠写真を押さえておいた方が良くない? GM:そのプラントの前に、背広を来た男が一人立っている。「…来てしまったんですね、東野先輩」 東野:…北城君だね。 GM:「あなたがここに来たのであれば…私も私の仕事を果たすしかありません」と述べる。東野さんは彼の戦闘能力を知っている。やはり君とほぼ同等の能力で、『カウンター』も使う。だが若干攻撃力は低めで防御力は高めだ。 東野:今一度聞くが…退く気はないのかね。 GM:「…ここまでやって来た以上、戻りませんし、戻れません」 理流:心情としてはなるべく戦いたくないなあ。 東野:…(沈黙)……残念ながら私にも養わなければいけない家族がいる…。家族を路頭に迷わせるわけにはいかない。すまないが…潰させてもらう!(構えをとる) 理流&十三&乾史:い、行った―――っ!! GM:「そうですね。責任を果たしてこそビジネス…貴方に教わった言葉でした」(構えをとる)      両者ともに踏み込み…間合いが交差した瞬間、無数の拳と、それに対する『カウンター』が乱れ飛ぶ。     東野:…昔を思いだすね!(ドガガガガッ!) GM:「研修時代には随分稽古をつけてもらいましたね!」(カキキキキンッ!) 乾史:は、はぇぇ!俺の眼でも追えないなんてっ!(笑) 理流:これが東野さんの…ジャパニーズ・ビジネスマンの本当の力!?(笑) 十三:二人とも。これが、家族を背負った男の戦いなんだ!(笑) GM:脳内BGMは鬼○街の最終戦ってとこですな。 十三:(ナレーション口調で)ジャパニーズ・ビジネスマン同士の戦いとは…詰まるところ先の読み合いに終始する。一手を誤れば、忽ちそれが敗北を意味するのだ(笑)。 GM:…まあ、実際の所、お互いに回避力が高く、当たっても『カウンター』があるため、三十ターン以上殴りあっても多分勝負はつかないってところだ。ただ、他の三人が支援にまわるなら確実に勝てるだろう。 理流:それは…邪魔できないなあ(汗)。今のうちにプラントの証拠写真を撮っておこう。精製方法の書いたデータなんかも入手しておきたいぞ〜。 十三:それを君が入手する事が一番不安という気がするのは何故だろうな?(笑) 乾史:俺は毒づいている。まったく、どいつもこいつも…大人は馬鹿ばっかりだぜ!!(涙)      終わらない戦いが続く。  しかし、例え東野との一騎打ちが互角でも、結局は四対一。  もはや北城の敗色は決定的である。     東野:(拳を交えながら)北城君。たとえビジネスとは言え、いや、ビジネスだからこそ、人を不幸にする仕事からは降りる勇気も必要だろう。 GM:「……モノクロームへの移籍金と、今回の任務の報酬は前払いで既に使ってしまいました。…もう、降りる事は出来ません」 乾史:鈴ちゃんの手術代に使ったのか。 GM:「娘に会ったのか…。アメリカで手術が成功すれば、あの子はそのまま向こうで暮らす事になっている。家も、後見人も用意した」 東野:…君自身はどうするつもりだね。 GM:「麻薬を流しているような会社に勤めているとあっては、子供に顔向けなど出来ない…でしたよね、東野先輩」 東野:……。 GM:「確かに。結果を知っていながら多くの人に麻薬を売った外道です。人の親たる資格など最早あるはずもない。…元より生きて帰るつもりなどありはしません!」 理流:家財道具一式を全部売ってしまったんだもんね…。 十三:最初から覚悟の上だったと言う事か。 乾史:間に割って入って、北城にタックルして引き倒す! 理流:そ、それは北城さんと東野さんに(笑)。 十三:両サイドから拳を叩きこまれそうだ(笑)。 乾史:(左右両方の頬にパンチを打ち込まれて)ぐはぁっ!(笑)だが組みつくぜ! GM:ふむ(ころり)…東野さんと拳を交えている状態ではかわすべくもない。引き倒された。 乾史:ばっかやろーっ!!残される子供の気持ちにもなってみやがれ! GM:「…あの子は強い子だ。父親の事など忘れて、新しい人生を歩んでゆける」 乾史:こんの…わからず屋がっ…!どんな形であれ、親は子供の側にいてやるべきなんだよっ!!………そうだ、東野のオッサンを見ろっ!あんな状態になっても、ちゃんとやっていけてるんだぞ!!(真剣) 東野:…あんな状態ってどういう事かな乾史?(一同爆笑) 乾史:どん底の状態だってなあ、人間はちゃんと生きていけるんだよぉっ! 東野:どん底って言ったねキミ!?(一同大爆笑) GM:「…だが、退く場所はもうない」 十三:先日、君は我々を殺してくれたわけだ(笑)。今度は逆に、我々が君を殺すという事も出来るわけだかどうか? GM:「……つまり、私に行方不明者になれ、と言うことか」 東野:我々の任務はプラントの破壊だ。君自身の処遇については、我々には何の義務もない。 理流:どうせ一度道を踏み外したんなら、もう一歩踏み外してもきちんと欲しい物を手に入れないと嘘だと思うぞ〜。 GM:…では。彼は東野さんに拳を突き出し…『カウンター』をもらって倒れる。「私の負けです、先輩」 十三:そう。娘さんを一人にしていい事など何もないのだから。 GM:「プラントの情報はそこの端末に…」と言ったところで。 理流:…ところで? GM:上から突如としてビームのようなものが放たれ、…北城を貫いた。 乾史:ああっ、北城のおっさん!! GM:…能力を解除している状態ではひとたまりもない。彼は倒れた。 一同:……(沈黙)。 乾史:………こんな事をする奴は…一人しかいねぇぇええ!! GM:そうだね。『まったく…見るに絶えない三文芝居です』。吹き抜けになっているプラントの二階部分のバルコニー…船の機関部へと続く通路の前に、一人の優男が立って君達を見下ろしている。 理流:予想は充分していたけど…やっぱり出てきたか〜…。 GM:『降参の上に機密漏洩とは…。ジャパニーズ・ビジネスマンの誇りとやらも、存外大したものではないようですねぇ。では…皆様に敬意を表して。モノクローム幹部たるこの私自らがお相手を致しましょう』 乾史:荒崎ぃぃいい!! GM:佇む荒崎は、年若い東洋人の美青年、と言った雰囲気だ。そしてその肩には、小さな腹話術人形が肩に乗っていて、『アラサキ、ヤッチマエー!』と叫んでいる。 十三:ふん、それこそ三文芝居だ。『探之符』を発動。 GM:まあ、…さすがにバレるわな。反応がある。…荒崎本体ではなく、その肩に乗った人形の方から。 理流:本体が人形で、人形が本体。…この手の能力者のお約束よね。 十三:ほう、本体がお出ましとはな。またいつものようにこそこそ逃げ回りながら傀儡を出してくると思っていたが。 GM:「三回の失敗を見逃してくれるほど、モノクロームはぬるい組織ではありませんし…それに…こればかりは、私自らが直接繰らねばなりませんからね」というと、荒崎、いや、人形の全身から歯車やコネクタが飛び出す。 理流:さ、最終話とは言え本当にやりたい放題ねGM(汗)。      そして、バルコニーの周囲に積み上げられたパーツが次々と接続され、見る間に、荒崎と腹話術人形は機械の山に埋もれていく。  やがて組み上がったその姿は、三メートル五十の身長に、六本の腕を持ち、それぞれにサーベル、銃などを装備。機械と歯車が歪にからみあった、出来損ないのロボットのようなシルエットだった。     十三:(描かれた図を見る)これはいわゆる…。 乾史:ドラ○エで言うところのキラーマ○ーンじゃねえか! GM:埋もれた機械の中から荒崎が顔を出す。「…さあ。どうです!『人形使い』荒崎刀也の傑作、この戦闘傀儡は!」 十三:醜悪だな。 理流:悪趣味ね。 乾史:…ぶっ壊す。 東野:ジャパニーズ・ビジネスマンの誇りなど大したものではない、と言ったな。 GM:「それが何か?」 東野:ならば今一度、貴様自身に刻みつけてやろう。 GM:「ははは、出来るものなら、ね!」…その巨体が、だが軽やかに舞うと…君達のいるプラントの前にズン、と着地する。それでは。最後の戦いを始めよう!         ●14.決戦     第一ターン     東野:『サラリーマンの拳』と言って15点。 GM:(ころり)…命中。少し通った。 乾史:アーラーサーキィィイイ!!と言って、跳躍!!機械から出ている人間部分をぶん殴る!!『拳圧』16点、パンチ23点、パンチ…は空振り!! GM:(ころころり)…二発とも食らった。そしてこの人間部分…と言ってもこれ人形なんだよなあ(笑)、ちょっと防御力が薄い程度だ。 乾史:…わかっていても俺はそこを殴っちまうなあ(笑)。 十三:『襲之符』(ころり)クリティカル命中だが…また目が振るわん、10点! GM:それは弾かれた。そしてこっちの攻撃。四本のサーベルを持った腕のうち、二本で乾史に攻撃だ! 乾史:後先考えずに戦いを挑んでいるけど、実際残りHPは10点なんだよな…(ころころり)…くっそお、一発当たった! 一同:ぎゃああ。 GM:17点の斬り! 乾史:(計算)………1点残った!! 理流:す、すごいぞ乾史君ー! GM:つづいて残り二本の銃を持った腕のうち、一本が…十三を狙う。その銃から、粘性の高い糸のようなものが飛び出して、君を絡めとろうとする。-6で抵抗してね。 十三:なんの、私の抵抗力は随一!…成功した。 理流:『弾道創造』24点!! GM:こいつの図体では避けるべくも無いな。…だがこちらもまだまだカスリ傷だ!     第二ターン     東野:戦闘傀儡は機械、と考えて良いでしょうか? GM:歯車やゼンマイなど怪しげなカラクリと、最新のフレームやシリンダーが混ざり合ったトンデモ機械、と考えてください。 東野:機械、とあれば、地面に手をつき、『息吹・灼』を発動します。電磁パルスを放って半径7mの電子機器を全部破砕する。 GM:ふむう。では、ダメージ1D、代わりに防御力無視としましょう。 東野:(ころり)では5点です。 乾史:もう怖い物はないぜー!!(笑)トリプルコンボ!! GM:『拳圧』は…おお、さすが曲面装甲!弾いた!そしてサーベルで一発受けとめる。 乾史:ならば残りの一発で…ああ、あり得ないほど低い(笑)。18点。 GM:反撃だ!!今度は全力で行くぜ〜!四本のサーベルで、乾史乾史東野東野!!…ち、乾史への一発が外れた! 乾史:そしてもう一発を…危ねぇ、回避! 十三:毎ターン博打めいた緊張感だな(汗)。 東野:こちらは両方回避しました。 GM:まだまだ!今度はもう片方の銃、北城を貫いた怪光線が…(ころり)…理流を狙う! 理流:なんかその手のランダム攻撃、大抵私に当たるんだけどー!残り二回の『盾』…成功!! 十三:『絡之符』が通じる相手ではない…引き続き『襲之符』!! GM:(ころり)またも装甲で回避。ダメージは通らない! 理流:ベレッタで射撃!! GM:(ころり)装甲で回避っ! 理流:もが――――っ!!     第三ターン     東野:引き続き『息吹・灼』で焼きます。6点。 GM:半径7mでは避けようも無い。 乾史:トリプルコンボ…(ころころころり)…おおっしゃあ!一発クリティカル!! 十三:ついにここで来たあっ! GM:く…残り二発は回避、しかしクリティカルはかわせない。 乾史:しかもダメージ二倍って出た!!52点!! 一同:おおー!! GM:そいつは相当堪えた。「ぐふぅぅぅうう!?な、なんだと!?」ここで荒崎の表情から余裕が消える。「ならば貴様から死ぬがいい!!」と言って…攻撃順序を変えよう。 理流:順序を変える? GM:乾史に、まずは粘性の糸!捕らえてから切り刻んでやるわ!!-6で抵抗どうぞ。 乾史:………それは、抵抗失敗したら死亡確定と書いてある(笑)。仕方ない、取っておいた経験値を一点使って、確実に回避する! GM:了解。だがもう一発の光線銃が君を撃つ。 乾史:…(ころり)…回避成功!! GM:そして二本のサーベルで攻撃!! 乾史:……(ころり)…(ころり)…両方、回避だッ!! 一同:おおおお―――っ!! 乾史:い、胃が痛ぇー!! 理流:リアルで主人公補正がついているぞっ! GM:ぢくしょー!残り二刀で東野さんに攻撃! 東野:乾史の頑張りに私も報いないとね。(ころころり)両方回避だ! 十三:『襲之符』で14点の斬り! GM:…先ほどのダメージ二倍がかなり効いた。そして十三の一撃で、荒崎の人間の格好をしている部分がぼろぼろになり、ネジだの歯車だのが露出したね。「馬鹿な、馬鹿な!!こんなはずがあっ!」 理流:次のターンまで回したら乾史君が確実に死ぬわね。…ここで一気に押しきるぞっ!『弾道創造』26点!! GM:…瀕死だが…こちらもまだ生きている!!     第四ターン     東野:ならば拳でとどめを…(ころり)ぬう、外れた!(笑) 十三:それはもう、犬神君がとどめを指せと言ってるね!(爆笑) 理流:主人公の意地を見せろ〜! 乾史:『拳圧』15点の斬り! GM:それは…耐えた!こちらのHPはあと1点だ!! 乾史:まだパンチがある!(ころり)…命中! GM:「あり得ない、あり得ない!無限の身体を持つこの私が…!」 乾史:いつも陰でこそこそ人の足を引っ張るしか能がねぇてめぇに…北城達の何がわかるってんだよ!死ぃ…ねぇぇぇっ!!(ころり)21点!! 理流:決まったぁっ!       GM:………その一撃を受けると、戦闘傀儡の中央に埋まっていた荒崎の身体が砕け散る。そして、途端に、まさしく糸の切れた操り人形のように、戦闘傀儡の腕や足ががらんがらんと崩れ落ちていく。 乾史:や、やったぜ…! GM:やがて崩壊はどんどん加速して、吸い込まれるように戦闘傀儡は潰れた。……その瓦礫に押しつぶされた中から、先ほど荒崎の肩にとまっていた腹話術の人形が這い出してくるのだが…力尽き、そこで倒れる。人形の仮面が外れると、そこにあったのは、あり得ないほど小柄な、しわくちゃの老人の顔だった。 十三:これが『人形使い』の本当の正体か…。 東野:どうにか倒せたね。 理流:終わったのね…。 GM:ところがどっこい。ここまで来たなら最後までお約束は守らせてもらおう。『ビーッ!!ビーッ!!ビーッ!!ビーッ!!最終警備システムの停止を確認しました。機密保持のため本船は爆発します。総員、対比してください。繰り返します、本船は爆発します…』 理流:に、 十三:に、(笑) 乾史:逃げろー!!(爆笑) 東野:北城を担いで脱出します(笑)。 十三:荒崎の本体は…………まあ、ここで仁義を守るのが、CCCがCCCたる由縁だからな(抱え上げる)。 乾史:だ、だめだ…貧血で、死、に、そ、う(笑)。 十三:マキちゃんの膝枕が待っているぞ! 乾史:んなもん嬉しくねぇっ!! 理流:麻生さんのおみ足が待っているぞ!! 乾史:だから全然嬉しくねええっ!!(笑) GM:甲板に昇ってくると、すでに戦闘は終結している。エルダ族の勝利だね。 東野:船が沈む!脱出するぞ!! GM:「わかった!」とラルガ君。やがて、戦いに傷ついてはいるが、どうにか蝙蝠達がみんなを引き上げ…降伏したアジダカーハの部下達もボートで脱出すると…真っ二つに折れた調査船は、巨大な水柱を吹き上げ、『ポリトカスΛ』の原材料と製造プラントを積んだまま、海中に没していったのだった…。 十三:…蝙蝠に抱え上げられたところで、私、『仮死』をつかって気絶します。がっくし(笑)。 乾史:俺も気絶寸前だよ…。 GM:そして、アトルが術を解いた事もあり、雨雲が晴れると…大海原の向こう、東の空に雄大な朝日が昇るのであった。 一同:おお〜。         ●15.終幕      エルダ族の手によって、日曜の午前には新宿に舞い戻った一行。  プラントの破壊、そして『人形使い』荒崎と、『三頭竜』、および彼の部下達の身柄というまたとない外交カードを手に入れたCCCは、モノクロームに対して強烈な報復外交を開始した。その甲斐あって、昼過ぎには、四人は晴れて自由の身となったのであった。     GM:『…では続きまして、一昨日の長野研究所の崩落事件についてのニュースです。警察は、研究所を爆破しようとした過激派組織の構成員を逮捕した、と発表しました。また、前回お伝えした、研究所長の汚職および日本人四名の関与、というのは憶測に基づく誤報であり、そのような事実は無い。また、所長及び研究者達の身柄も保護している、とコメントしております』 乾史:(病院のベッドで包帯ぐるぐる巻きになりながらニュースを見て)いやー良かった良かった(笑)。 理流:今回は大仕事だったわねー。 GM:「みなさん、今度ばかりは本当にお疲れ様でした」とお見舞いに来た麻生さんが労ってくれる。 十三:…しかして考えて見ると、厳しい任務だと毎回犬神君が包帯ぐるぐるになって終わる気がするんだがな(笑)。 乾史:仕方ねーだろ!もう一人の前衛は何だか全然被弾しねえしよ!(笑)っと、そういや北城サンはどーなったんだよ? 東野:君の隣で寝ているよ(笑)。 GM:どうにかね。だけどこちらは治療が終わったら、恐らくはアメリカに渡り…戻ってくる事は無いのかな、という気がする。 理流:CCCに来てくれれば心強いのに〜。 東野:彼が麻薬を流させていた罪までが消えるわけではないからね。さすがに、それは奴自身も良しとはしないだろう。 GM:「真のジャパニーズ・ビジネスマンを引き抜くという事は我々でも大変なのです」と麻生さん。 乾史:そーだったんだ。 理流:いや、でも…東野さん?(汗) 東野:そうだったんだねえ、知らなかったよ(笑)。 十三:改めて考えると、東野さんは能力の割に報われていないような気がしますが(汗)。 東野:この業界、リストラ組には風当たり厳しいんだよねえ(笑)。 GM:「それから、本日付を持ちまして、貴方達四名を、CCCのA級エージェントとして認定させていただきます」 東野:給料が上がる…(笑)。 理流:アトルちゃんやお兄ちゃんを向こうに送り返して、麻薬中毒になった人を更正させるとしたら…まだまだやる事はいっぱいあるけど。とりあえず今日は、ぱーっと遊びたいぞ〜。 GM:そこで。「これは、私個人からのサービスです」と麻生さんが言うと、チケットを四枚くれる。 乾史:…ナニコレ? GM:「ネズミーランドの家族フリーパスですよっ!」 十三&東野&理流:イエエエエェェェイ!! 十三:娘と行くしかないっ! 理流:早速みーくんに連絡とるぞ〜!! 東野:ひ、久しぶりに家族サービスが出来る…。 乾史:アー。俺興味ないし、怪我してていけないし〜。 東野:ならば貴様にはこのカカトをくれてやるわぁっ!(爆笑) GM:「そう思って、みなさんのご家族を新宿駅にお呼びしておりますので、迎えにいって上げてくださいね〜」 理流:よ〜し、じゃあ遊びに行くぞ〜! 乾史:へっ、みんな行っちまえ行っちまえ!…帰ってくんなばかやろー!(笑) GM:「そういえば犬神さんにはお客さんがいらしてましたね」 理流:キター!(笑) 十三:お約束ですな。 GM:ドアが開くとマキちゃんが入ってくる。「乾史にいちゃーん!」 乾史:だああっ、マキお前なんでこんなところにいるんだよっ!(笑) 理流:嬉しいくせに〜。 乾史:嬉しくねえっ!ていうかマキ、ギプス触んじゃねぇっ!(笑)         GM:…こうして、君達四人の仕事は、一旦ここに幕を下ろす。勿論、これで終わりではない。街があり、自然があり、そしてそれぞれの人生がある限り、無数に仕事は生まれてくる。そして、時には誰もが手に負えないような仕事も発生するのだ。…そんな時、君達四人は再び召集され、危険な任務に挑むのだろう。だがそれは今ではない。次の任務があるその時まで、しばしのお別れとさせていただこう。      …これにて、人材派遣のCCC、第一部を完結とさせていただきます。皆様、おつきあい頂きましてどうもありがとうございました!   一同:ありがとうございました〜!       了               ……データ・セクション……   ●CCC参考人事ファイル   1.『高き嶺よりの水』アトル・ファルネーネ      南米の民エルダ族の巫女。  部族に代々伝わる水使いの秘術、治療術を受け継いでいる。エルダ族の能力は一般人との混血により衰退する一方ではあるが、彼女自身は、部族の者が誇りを忘れないのであれば、能力を失っていっても構わないと思っている。とは言え、彼女自身は、己の巫女の術を生涯守り、受け継いで行くつもりである。  堅実な思考と部下思いの人柄で、一族での信望は厚い。善人ではあるが騒動を呼び込む兄ラルガは、物心ついてよりの彼女の頭痛の種である。  彼女の術は強力だが、街中や地下など自然の力の弱いところでは、格段に効力が衰えてしまう。   スキル 『雨乞いの術』:雨雲を呼んで雨を降らせる。逆に雨雲を払うことも可能。 『水矢の術』:雨を、銃弾のように上から叩きつける。広範囲の敵を捕捉出来る。 『霧隠しの術』:大量の霧を発生させ、敵の目を晦ます。 『癒しの術』:秘伝の薬草と呪術で傷を回復させる。ただし、使用する生薬は、部族の者以外だと拒絶反応を起こす事もあるので注意が必要。       2.『黒き森よりの牙』ラルガ・ファルネーネ      アトルの兄。  エルダ族は代々母系社会のため、巫女の兄である彼には、生まれたときより妹の一番の護衛になるべく使命が与えられている。彼自身も妹を大事に思っており、黒豹に変身する能力を持ち、その戦闘力は他の親衛隊達より頭一つ抜きん出ている。  衰退していくエルダ族の能力を憂いており、外の民(いわゆる一般人)と共棲しなければ立ち行かない今の暮らしをなんとかしたいと思っていた。  それには経済的な独立が必要と考え、日本に渡って来たのではあるが…。  基本的には陽気で誠実な若者。いつも失敗をしてはアトルに怒られているが、部族の者達には別の意味で人望がある。       スキル 『黒豹変身』:完全な黒豹、もしくはいわゆる獣人形態に変身する事が出来る。これにより、筋力や跳躍力、暗闇での視界、嗅覚や聴覚が強化される。また、鋭いカギヅメによる攻撃は鉄板すら引き裂くことが出来る。ただし、どう言い訳しても常人には見えないため、仮にエージェントとして採用されたとしても、街中で行動するのはまず不可能だろう。         ●モノクローム人事ファイル   1.『人形使い』荒崎刀也(改訂)      年齢不詳だが、相当な高齢なのは間違いない。  かつては高名な人形師だったと思われる。真に迫った人形を作る事を生涯の目標とするが、やがて目標の達成には寿命が足りないと考え、老いた己の身体を人形の部品に取り替えていくことで延命をはかった模様である。 (高齢のため、本体の戦闘能力はかなり貧弱である)    『真に迫った人形には命が吹き込まれる』と信じており、事実彼の作った人形はことごとく意思を持って動き、精密検査でも人間でないとは絶対に見破れない。(人形が意思を持つのは『魂』がこもるのか、はたまた彼自身の異能力によるものかは判然としない)。  異能力者を人形として複製した場合、その人形も同じ異能力を使えるようになるため、実質彼が扱える異能力のバリエーションは無限に近い(三話でCCCの四名と対峙したのは、若い頃の荒崎本人の複製と思われる)。    数多い人形を使うエージェントの中でも、他者の異能力まで複製出来るのは彼だけとされ、ゆえに、『人形使い』の名を二つ名にする事が認められているようだ(力のない者が『炎使い』や『最速』等のベタな二つ名を名乗ると、真っ先に同系統の能力者に潰される)。    ※『モノクローム』に移籍した経緯、動機は不明だが、かなり優遇されていた模様である。     スキル 『人形作成』:己が良く知っている人間に模した人形を作り出す。その精度は対象をどれほど「知っているか」によるが、出来上がった複製はまず人間としか思えない。 『人形操作』:作り上げた人形を自らの意思で操作する。荒崎本人と人形との物理的な距離は無関係。同時に操れる数もかなり多いと推測される。また、オリジナルの記憶を焼き付けられた人形の場合は、荒崎の操作があるまで自分が人形とは知らないまま行動する事になる(五話の運転手がこれにあたる)。 『傀儡操糸』:荒崎の唯一の攻撃能力。人形操作に使う極めて細い糸を絡みつけ、敵を切り刻む。       2.『三頭竜(アジダカーハ)』カシム・ジャネード      元傭兵。思想や宗教背景は全くと言っていい程ない。  かつては報酬次第で自分の生まれた村や礼拝堂ですら焼き払うと恐れられていた。  代々の炎を操る呪術師の家系であるが、彼自身はその家系でも炎の霊に『近すぎた』とされ、炎を操るというより炎と同化する戦い方を好む。  性格、能力双方が原因で、一族の厄介者として扱われていたようである。  傭兵のキャリアを経て、多額の移籍金により『モノクローム』へ移籍した。  ※『モノクローム』の採用傾向として、当人の性格や任務への適性よりも、まず第一に異能力の強さ、稀少さが優先される模様である。     スキル 『三頭竜の吐息』:右手、左手、口から、爆発を引き起こす巨大な火球を吐き出す。最大で三発同時に発射する事も可能。 『炎の鱗』:延焼により周囲の温度が上昇するにつれ、彼の肉体は変質し、炎に包まれてゆく。全力を発揮した際には、全身が炎に包まれ、そこから突き出した首、両腕が、まさしく『三頭竜』のシルエットを為すという。       3.『志士(キャヴァリア)』北城拓海      元某大手総合商社社員。  商社時代はビジネス上で発生するあらゆる『苦情』…地元民との軋轢や開発に反対する団体、競合企業の進出…を『処理』する部門に在籍していた。  若くして頭角を現し周囲に認められるようになるが、ある時期を境に、給料や報酬に強い執着を見せるようになり、その結果、ヘッドハンティングに応じて会社を去った三十七歳。  彼の見せる報酬への執着の裏には、難病によって若くして逝去した妻と、その難病を受け継いでしまった娘の治療費があると思われる。一時は『モノクローム』に移籍したと報じられたが、直後に生じた『モノクローム』自体の混乱により履歴が途切れ、その後の消息は不明。    基本的にはかつての先輩である東野進と同種の能力を使用する。 スキル 『志士の牙』:鋼の意志を穂先と為して、敵を突き刺す鉤手。 『息吹:絶』:気配を絶つことが出来る。 『息吹:砕』:物質の最も脆い点を撞き、拳一つであらゆる物質を粉砕する。 『息吹:灼』:呼吸法によって生み出した電磁パルスを放射し、機械を破壊してしまう。              [完結] ID:SFR0006v100         ●※       「―――以上だ。今後、この『ポリトカスΛ』及びこれに類する薬物の製造、頒布は禁止とする。異論はないな?」  真旗祐造の良く通る声が、がらんとした会議室に響いた。日本風に数えれば十二畳程度の小さな会議室だが、その周囲には鉄壁の、偏執的なまでの防犯設備が施されている。  それも当然だろう。人材派遣会社CCCの取締役にして、世界有数の実業家である彼が今いるここは、同じく世界有数の大富豪、ゲオルグ・クレインが、彼がいくつか所有する企業とは別に設置した、ごく個人的なオフィスなのだから。 「―――わかった。私もリターンのないリスクを取るほど愚かではない。今回の話については、一切をなかった事とする。ただし、アラサキ達の身柄はこちらに引き渡してもらうぞ」  痩せぎすの神経質そうな白人男性が応じる。彼こそがまさに世界の金融王にして海運王。『錬金術師(マネーメイカー)』ゲオルグ・クレインだった。  もしこの二人の会談が公式になされていれば、無数の憶測で世界中の株価が乱高下した事だろうが、今彼らがここに居る事を知る者は、それぞれが連れてきたボディーガードくらいのものである。CCCのトップに位置するエージェント、『幽霊(ファントム)』吉住。そしてゲオルグの腹心『Ω(オメガ)』。彼らが守るこの会議室を陥とす事は、事実、核ミサイルでも不可能である。 「しかし、お前の子飼い達は随分と好き勝手にやってくれたな。仁義破りも甚だしいと、うちの幹部や他の会社の面々は怒り心頭だったよ。このままでは早々に『モノクローム』は日本から撤退せねばならなくなるだろう」  真旗のコメントを、ゲオルグは鼻息で一蹴した。 「呆けたかユウゾウ?私は別にいまさら人材派遣業(スタッフサービス)で金儲けをしたいわけではない。私はあくまで本来の目的に忠実なだけだ。そのためなら幾らであろうと投資は惜しまぬし―――何でもやる。お前達が自らの『ジンギ』を守るのは大いに結構だが、私は自分がそれに併せる必要性を感じない」 「その目的を達するためにも、だ。ゲオルグ。異能力者と一般人の溝が深まれば、それだけ成功の確率は遠のく」 「本気でそんなキレイゴトを信じているわけではあるまいな、ユウゾウ?お互い”長い”んだ、何度やり直しても(・・・・・・・・)、出来ないことがある(・・・・・・・・・)…これこそが我々が身に染みて知る、苦い法則だろう」 「だが、我々の目標こそがまさに、その『出来ないこと』を覆す為にあるのも事実だ」  真旗祐造はそう言うと、会議室の机の上に四つの写真を並べた。いずれも人物の写真―――男が二名、少年が一名、そして女性が一名。 「なんだ、この者達は?」 「お前のお気に入りの『人形使い』を倒したウチの社員さ。…そして、『我々がまだ知らない』能力者でもある」 「何だと?それは―――」 「そうだ。まだ、私達の知らない運命の分岐(・・・・・・・・・・・・)が存在するのかも知れないということだ」 「―――笑ってしまうほど低い確率だぞ。失敗すればまた無力感と絶望を味わう。それでもお前は賭けるのか?」 「…何度でも賭ける。そのために、この呪われた人生をやめる事も出来ずに繰り返している(・・・・・・・)のだから」  沈黙が会議室を支配する。  世間では無類の成功者と称えられ、さぞかし幸福な私生活を送っているのだろうと皆に推測される若き二人の大富豪は、四枚の写真をただ凝視し続ける。    その表情は、死刑囚が格子窓の向こうの星をみつめるそれと、良く似ていた。