TRPGリプレイ 『人材派遣のCCC』 
第6話
モノクローム・ホリディズ


 

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6.変装

 
 
乾史:しかし、連絡が取れないってのはどういう事なんだろう?
理流:そりゃ、必要なくなったからじゃないの?
乾史:でもよう、まだポリトカスから作り出した麻薬はちゃんと売れてるわけだろ?
理流:モノクロームが自分で作れるようになったんでしょ?
乾史:ああ。だけど材料は手に入るのか?
GM:「連中は我々の村から薬草の種を奪って、田畑を焼いて行ったんだ!」「馬鹿な!北城さんがそんなことする訳ないだろう!!」
理流:…つまり、自給自足が可能になってるわけよね。
乾史:こいつら用済み、ってことなのか?
GM:アトルちゃんについてきたジャガーマンも、「若、姫の言う事は本当です」と補足してくれる。…君らの今までの説得もあって、さすがに、だんだん他の『蒼い蛇』の面々も「姫様のいう事が正しいんじゃないか?」という顔つきになってくるね。さすがに、今までの商売で不審な点がなかったわけじゃないし。ラルガも、自説は曲げないもののかなり不安げな表情だ。
十三:姫と若の人望の差があらわれてるなあ(笑)。
東野:ラルガに言おう。君自身で北城に確認を取ってみればいい。どこか居場所、自宅とか、工場とかに心当たりはないのかね?
GM:(…この質問に対しては…そうか)「北城さんの自宅なら知ってるぞ。ロッポンギというところにある塔の、すごい高い所に住んでるんだ。北城さんと、娘さんともメシを一緒に食った事があるんだぞ(自慢げ)」
理流:娘さんがいたの?
GM:えーと、東野さんは彼が後輩だった頃、そういう話を聞いた事があります。今なら中学生くらいになっているはずです。
東野:ふむ。ではそう皆にも伝えよう。
理流:じゃあ、CCCに六本木にある北城さんの自宅を調べてもらいましょう。
GM:ああ、麻生さんに連絡を入れるなら、一時間と立たずに住所が判明する。
十三:そんなに簡単に見つかるのか?
GM:ハイ。実は彼は、ビジネス誌で、『華麗な転職、仕事の出来るセレブ・ビジネスマンのお宅拝見!』という企画に載った事もあったりするのです。麻生さんが記事をノートPCに転送してくれた事にしよう。
十三:…えーと、こんな雑誌に載ってましたが、東野さん(笑)。
東野:……うんうん、あいつも偉くなったものだなあ!(爽やかに)
十三:顔が引きつってますっ、東野さん!(爆笑)
GM:「そうだ、北城さんの家に電話をしてみよう」ぴっぴっ、とラルガ君。
理流:自宅の電話番号も知ってるの?
GM:「(めっちゃ嬉しそうに)ああ!教えてもらったんだ。…あれ?やっぱりダメだ、こっちも『使われてない』って言ってる」
東野:…使われてない?自宅が?
理流:携帯ならすぐ解約出来るだろうけど…?
十三:…これは、北城氏の家も当ってみるべきではないでしょうか。
東野:だねえ。じゃあラルガ君に、「我々も北城の行方を追っている。ともに行動しないか?」
GM:「ああ…。だけど、俺は明日もちゃんと薬を売らないと」(笑)
乾史:だからそれがダメなんだっつーの!(笑)
十三:では取引と行こう。その薬を、我々に売ってくれないか?
理流:あ、それはナイス名案だぞ十三さん!
GM:「お前、いい奴だな!!」(笑)
乾史:そりゃ本当に名案だ。麻薬の拡大も防止出来るしな!アンタの手元にあるノルマ分の全部を買うといくらだ?
GM:「えっと、十万円だ!部族のみんなのも合わせれば、二百万円だ!」
東野:では、真旗社長から頂いた札束を取り出そう…二百万くらいはあるのかな?
GM:五百万円くらいはありましたね。
東野:そんなに?………(黙考)………パーン!(札束でラルガの頬をはたく)(爆笑)
十三:お、男の夢、札束ビンタだ(笑)。
GM:「お前ら本当にいい奴だな!!みんな、明日は仕事は無しだ!祭りだ〜!」「おおお、姫様が来てくれたお祝いじゃ〜」ドンジャカドンジャカ。
乾史:ラ、ラテン系のノリってこんなんなのかなあ(笑)。
理流:そうだ、この薬、ラルガお兄ちゃんも飲んでみてよ。身をもって。
十三:それはさすがにまずいのではないか?これ以上アッパー系になられても(笑)。
GM:彼は薬を一粒ぽんと飲むと、「うん、美味い。うちの部族の酒の味だ」とごく普通に。
東野:ああ、耐性が出来てるわけか…。
GM:「よし、明日は仕事もなくなったし、俺もついていくぞ」とラルガ君は請け負ってくれる。
東野:今は夜九時か…。睡眠不足で能力にペナルティーを受けても後々不便だし、今日は帰って朝に再集合。それから北城の家に向かうとするか。
一同:うい〜。
 
 
  一行は新宿に戻り、サブの勤めているカラオケボックスで雑魚寝する。
  理流は、さすがにここで寝させるわけには行かない、とアトルを連れ、自腹を切ってホテルに泊まる。

 
 
理流:アトルしゃんにメイド服を着せてあげよう♪やーん可愛い〜!
乾史:そんなよろしくない事を教え込むな。
東野:君は日本のいい所だけを学んで帰ればいいんだからね?(笑)
 
 
  翌朝、『マリポーサ』にてラルガと再合流した一行。途中で、CCCに頼んで見つけ出した、麻薬中毒になってしまったホームレスをラルガに引き合わせる。自分が飲んで平気な薬を、他の人が飲むと中毒になってしまうと言う事がどうしても腑に落ちないラルガだったが、さすがに不審度は高まり、北城さんに確認をとりに行こう、となった。
 
 
東野:さて、六本木、北城の住むビル前にやってきたわけだが…。
乾史:六本木ヒルズ、とは違うビルなんだよな。
理流:『森ビル』に対抗して、『林タワー』なんてどうだろ?
GM:『姦タワー』とか(汗)。
東野:『嬲タワー』(笑)
理流:あまり表立って接触して、私達が生きている事がモノクロームにバレたら元も子もないのよね。どうやって潜入するか。
乾史:さっきから考えていたんだけどさ、アトルの部下の蝙蝠男に普通の蝙蝠に変身してもらって、ビルの外から覗いてもらえばいいんじゃね?
十三:それは名案だ。今日は冴えてるな犬神君。ではさっそくアトル君からCCC本社にいる彼等に連絡してもらおう。
GM:はい。それなら三十分もすると、新宿から蝙蝠が二匹飛んできます。
東野:CCCから得た北城の部屋のある場所を指示して、ここを見てきてくれ、と依頼します。
GM:「わかりました姫様」と言って蝙蝠達は飛んで行き…やがて三十階の周りを飛びまわって…戻ってくる。「その部屋には、誰も住んでいないみたいです。窓は真っ暗で、シャッターもおりてました」
乾史:んー…。それはとてもよろしくない気がするなあ。
理流:これは、本当に留守なのかな?
十三:リスクはとりたくないが、潜入を試みるか…。
GM:オートロックの高級マンションなので、エントランスでまずは止められますね。
東野:じゃあ、誰かが宅配便の人に変装して、まずはエントランスを開けてもらう。そしてその隙に、私が『息吹・絶』を発動してこっそり忍び込むという事でどうだろう。
十三:それしかなさそうだな。じゃあ、『変装』とか『演技』の技能を持ってる人は…。
理流:(挙手)はーい!両方持ってまーす!!
十三:何だこの胸に垂れ込める不安感は!!(爆笑)
理流:な、なんでだぞーひどいぞー!(泣)
乾史:い、いや、能力値的にはバッチリなんだけど…こう…なあ?(笑)
 
 
  近くの店で調達して来た作業着を、理流が錬金術でク○ネコヤマトの制服に変化させる。『変装』の技能判定にも成功して、とりあえず見かけは完璧な宅配便の人になった。
 
 
理流:すいませーん、宅急便の者です〜。
GM:管理人室からオバちゃんが声をかける。「あら〜ご苦労さんねえ」
理流:三十階の北城さんにお届け者で〜す。
GM:「ああ、北城さんなら、二、三日前にここを引き払っていったわよ」
一同:あれえ?
理流:どちらに引っ越されたかわかります?私もお届けをしないと…。
GM:「うーん、行き先は知らないわねえ。あ、でも郵便物なら病院の方に転送してくれって言われてるわ」
理流:病院!?
乾史:やべぇ、何かヘヴィな話の予感がしてきた(汗)。
理流:どこの病院か教えてもらえますか?
GM:うーむ。それでは君の魅力で対人判定をどうぞ。
理流:(ころり)うん。-2成功です。
GM:おっと。じゃあ格好の暇つぶし相手が来たと看て取ったおばちゃんは、「あらー。実はねぇ。北城さんお金持ちなんだけど、結構大変みたいなのよねえ」と話しだす。
理流:こ、これは必殺おばちゃんの長話!?
GM:(ころり)…6か。ふむ。それでは60分話につきあってもらおう(笑)。
 
 
 
  管理人室のおばちゃんは、次のような話を語ってくれた。
 
  北城の娘、鈴は中学生である。小学校の頃はいたって健康だった彼女だが、中学に入ってから急に、『よくわからないけどなんだかとっても難しい病気』を発症してしまったのだそうだ。
  そしてここ一年はずっと近くの病院に入院し続けており、北城も毎日、病院とこことを往復していて、病院に寝泊りする事もしばしばだったようだ。

 
 
乾史:…そんな話があったのか。
理流:こんな大きいマンションなのに一緒に暮らせないなんて、寂しいですね。
GM:「でも、北城さんが引っ越したって事は、何かいいアテが見つかったんじゃないかしら。引越しの時もずいぶん思いきってたし」
理流:思いきった?
GM:「家財道具もぜーんぶ売っちゃったのよ。リサイクルショップの人達が来て、持ってっちゃったの」
理流:売った!?
乾史:…身辺整理?
東野:…これは、潜入は一旦キャンセルした方が良さそうだ。病院の場所だけ聞いて引き上げよう。
GM:病院の場所も教えてくれます。同じく六本木にある総合病院ですね。
十三:では早速向かおう。
理流:私も行こう。お話どうもありがとうござ、
GM:「それでねー、聞いてよあなたー。このマンションに住んでる××さんの奥さんがさーひどいのよー」(笑)
理流:はうッ!そうだ一時間経過するまで抜けられないんだった!(笑)
十三:よし出発しよう(笑)。
乾史:大丈夫、おれの『指向性聴覚』で会話はバッチリ聞こえてた!(笑)
東野:六本木の病院だっけね(キーをまわしながら)。
理流:ひ、ひどいぞ〜新手のイジメだぞ〜(笑)。
 
 
 
 

7.病院

 
 
東野:続いて病院にやってきたわけだが。ただいま午後二時。どうやって鈴ちゃんとの面会にこぎつけたものかね。
十三:今度は犬神君が同級生の振りをして、いたいけな瞳でお見舞いだと言えば(笑)。
乾史:そ、そいつは難しいなあ〜(笑)。
理流:まずは先ほど同様、蝙蝠の人達に病室を確認してもらいます。
GM:OK。「病室の中にいるのは間違いないようだ。一人部屋で、すごく高級な雰囲気だ」そうです。
乾史:高さは…六階か。俺がジャンプで忍び込むか?
十三:それは夜までは待ったほうがいいな…。『探之符』で病院内のエージェント情報を探ってみるが。(ころり)あ、失敗。のおお、五千円分の符が無駄に…(笑)。
東野:(真旗にもらった札束から一枚抜き出す)もう一回使えばいいよ鷂さん(笑)。
十三:バブリーでステキだ(笑)。(ころり)成功。
乾史:今回はケチらず能力を使わないと死ぬってGMが言ってる気がするなあ(笑)。
GM:とくに反応はない。…ブラッ○ジャックみたいな名医だと反応あるかもしれませんが(笑)。
十三:(笑)北城氏も来ていないということか…。どうしたものか…。理流君が看護婦に変装するとか?
理流:あー、それならやるやる〜♪
東野:それは却下(さらり)。
GM:君らが逡巡していると、蝙蝠達から「少女が部屋を出たぞ」と言う報告が入る。
一同:おや?
GM:難病を患っているとはいえ、寝たきりではありませんからね。「鈴ちゃん、お散歩の時間よ」と看護婦さんが連れ出して…病院の前の庭に出てくる。そして敷地内を看護婦さんと一緒に歩いているね。
東野:ふむ…リスクは伴うが、ここは機会を逃すわけにはいかない。私一人だけ病院内に入って声をかけよう。「もしかして、鈴ちゃんではないかね?」
GM:「おじさん、どなたですか?」(笑)
十三:わかっていてもダメージを受けるこの言葉(笑)。
東野:私はお父さんの昔の同僚で、東野という者だが。君の写真を北城君からよく見せられていたものでね。
GM:「あ、父のお友達の方ですか。いつも父がお世話になっております」
乾史:うお、すげえ、出来た子だ!
理流:このシリーズには珍しい!(笑)
十三:何を言う、ウチの娘もこれくらいは出来るッ!(笑)
東野:ウチの娘も中学生の時にはもうこれくらい出来たッ!(笑)
理流:それならウチのみーくんもこれくらい出来るぞッ!(笑)
乾史:…みんな親バカ姉バカばっかりだ(笑)。
GM:(だから毎回ゲスト出すのに苦労するんだよなあ)看護婦さんも警戒はしているが、不審には思ってはいないようだ。
東野:お父さんは元気で仕事をやっているかね?
GM:「あ、父は今出張中なのですが」
東野:……北城君は出張しているんだ。
GM:「はい。先日父が会社から連絡をよこしまして。急に海外出張が決まって、これからあちこちの国を周る。数ヵ月帰れなくなるから、と」
東野:そうか。連絡もつかないのか…。さびしいことだろうね。
GM:「いえ、大丈夫です。私がこれ以上父の負担になってはいけませんから」
理流:出来た子ね…(ほろり)。
十三:うぎゃー、我々物陰で圧倒されています(笑)。
乾史:お、俺もう罪悪感でいっぱい(笑)。
GM:「それに、父が一番いい病室とお医者様をつけてくれたから平気です。今度アメリカで手術すれば、ちゃんと治るそうですし」
東野:アメリカで手術するんだ。大変だね。
GM:「すごくお金がかかるらしいんですけど、このあいだ父の仕事が上手くいったらしくて…。早く病気を治して、今度は私が父を助けないと!」
乾史:…俺、茂みの影で鼻水を垂らしながら号泣。
理流:…私も滂沱していよう…。
十三:(無言で目を覆っている)
東野:北城君も頑張ってるようだね。
GM:「はい!自慢の父です!」
東野&十三:ぐほおォッ!(悶絶)
理流:ぞ、属性攻撃がクリティカルで入ったみたいね…。
乾史:…………羨ましくなんかないもんね。へっ(笑)。
GM:ここで看護婦さんが、「そろそろお部屋に戻る時間ね、鈴ちゃん」
東野:や、これは失礼した。
GM:「東野さんもお仕事頑張ってください」
東野:…ありがとう(ほろり)。
 
 
 
GM:……さて、季節は10月。すでに午後四時、夕方ですね。
乾史:こっち方面での探索の手は止まってしまったわけだ。
理流:今度こそ本当に手詰まりねえ。
GM:…そんな君達の耳に、突如携帯の着信音が鳴り響く。てーてーてけてーてーてけてーてー♪
東野:誰の携帯だ?
理流:私達の知っている曲じゃないわね。
十三:ということは、ラルガ君のプリペイド携帯か。
GM:ハイ。「おう、どうした?」と電話に出る。部下からの電話のようなのだが…だんだんその表情が曇ってくる。「おい、何があった?」
理流:大変です若!『蒼い蛇』が何者かに襲撃を受けて壊滅しました!とか(笑)…って、GMなにその顔は?
GM:…(頷く)。
一同:えぇーー!?
GM:携帯から声が漏れてくる。『大変です若、突然『マリポーサ』に銃を持った連中が押しかけてきて、連中店に火をつけやがって、皆逃出したんですが、俺達、うがあ!バン!バン!ザー、ガガガガッ』
一同:……………。
乾史:……やべえ。口封じの可能性を予測しておきながら手を打たなかった…。
理流:ま、まさかここまで強硬手段を取ってくるとは思ってなかったぞ。
乾史:種を奪って栽培出来るようになったし、麻薬はあくまで完成版が出来るまでのオマケだったんだろ。そうなったら、俺達とか長野の所長さんみたいに、こいつらも口封じされるんじゃないかとは思ってはいたんだが…。
GM:(その通り。サブの『新宿の物騒な噂』を調べるとそこらへんがわかったんだけどね)
理流:とにかく、すぐに戻らないと!
十三:ラルガ、アトル、ジャガーマンにも車に乗るよう促す。
東野:『運転』技能成功。ここから新大久保まで一気に取って返すよ。
乾史:車内でサブに連絡を取ってみる。『お前ら、新大久保で今、火事が起きてねーか!?』
GM:それに対してはサブがすぐ反応する。『兄貴!いったいどうなってるんですか!新大久保は今パニックです!』
理流:ええー!?
十三:そんな大事になっているのか!?
GM:『ヤクザみたいな連中が何十人も押しかけてきて、『蒼い蛇』の溜まり場に押し入ったんでさぁ!連中、あちこちに火をつけてまわってます!こんなデケェ出入りは初めてです!』
乾史:ガーン…そこまでやるかよ。
GM:『裏通りの連中では、ついに牛沢組が『蒼い蛇』にカチコミかけたって噂が飛び交ってます!』
理流:牛沢組って、前回私達が戦った、『蒼い蛇』のライバルよね。
十三:そうだな。麻薬の縄張りを荒らされて、『蒼い蛇』を疎ましく思っていたはずだが…。
GM:『でも、あいつらサブマシンガンなんて装備してやがるんです!街中に火をつけやがって、これじゃあ新大久保は戦場です!』
一同:マ、マジかよー!!
乾史:状況はわかった。とりあえずもうお前達は怪我しねぇようねぐらに戻ってな!後は俺が行く!
 
 
 
 

8.火隧

 
 
  バンでもと来た道をとってかえした一行。
  新大久保に近づくにつれ、夕方の空を焦がす一面の炎と煙が目に入ってくる。

 
 
理流:いくらなんでも、多少大きい火事くらいだろうと思ってたのに…。
乾史:ほ、ホントに火の海だぜ…。
GM:ええ。『マリポーサ』があるうらぶれた通りを中心に、半径百メートル程度に渡って無差別に火がつけられている。文字通り、『街が燃えている』という感じですね。周囲は、入ろうとする消防車、街から逃げ出す人、集まってくる野次馬で大混乱だ。
東野:車は使えないな。目立たないところに路駐して、徒歩で接近しよう。
GM:ラルガが「うおお、どけ!どいてくれえ!」と言いながら野次馬をかきわけていく。後に続くアトルの顔色もよくはない。
十三:彼に続いて一路、『マリポーサ』を目指します。
GM:この区画はすでに濛々と煙が立ちこめ、視界が悪くなっている。まずは全員生命力+5で判定してくれ。失敗すると煙を吸い込みむせてしまうよ。
理流:(ころり)あぶなー!…全員成功しました。
GM:了解。だが、煙は刻一刻と濃くなってくる模様だ。
東野:悠長にしている暇はなさそうだ。まずは『マリポーサ』の中を確認し、負傷者がいたら救出して、即脱出しよう。
十三:わかりました東野さん。
GM:君達が燃える街の中に突入すると、あちこちでパパパパパパッ、キュゥゥゥ…ズゴォン!!などと言った銃声や爆発音が鳴り響いている。
乾史:ここは本当に日本かよぉぉおお!!(笑)
十三:『探之符』を発動します。(ころり)成功。ここら一帯にいる能力者を捕捉。
GM:七十近い反応がある。そして『マリポーサ』の店内からも反応が三つ。
東野:『蒼い蛇』のメンバー全員が反応するとしても、明らかに数が多いな。
GM:そんな君達の前に、『蒼い蛇』のメンバーと思しき男がふらふらと現れる。そしてそれを追ってきたヤクザ風の男が、問答無用で男にバンバンバン!と拳銃を叩きこむ。
十三:そのヤクザ風の男からエージェント反応は?
GM:あるね(笑)。そして撃たれた男の方がグオオ、と吠えると豹人間に変身。ヤクザにとびかかってその喉に食らいつく…というような光景を君達は目撃する。
東野:豹人間を助け起こそう。一体何があったんだ?
GM:豹人間はフラフラだが、意識はあるようだ。人間に戻ると彼は言う。「いきなりヤクザ達が襲ってきたんだ。幸い、火薬と鉄の匂いがしたから、みんな囲まれる前に逃げ出せたんだが…。バラバラになってしまったし、逃げ遅れた奴もいると思う。そしたら奴等、見境なく街中に火をつけやがって…」
乾史:無茶苦茶しやがるぜ。
東野:ここを真っ直ぐ突っ切れば、火のないところに出られる。行くアテはあるか?
GM:するとラルガが、「そうだ、前にねぐらに使っていた倉庫に行け。みんなにも見つけたら声をかけろ」と。
十三:そうだ、まずはアトル君に雨を降らしてもらえば良いのでは。
GM:うん、その言葉を待ってたよ(笑)。「空気の汚いところではあまり力は使えないのだが…」と言いつつも、呪文を唱える。少しずつだが雨雲があつまってくるようだ。
理流:あめあめふれふれかあさんが〜♪(笑)
GM:もうしばらく進むと、やはり同様に倒れている蝙蝠男やヤクザがいる。
理流:…息はある?
GM:かろうじて。
理流:良かったあ。
十三:…仕方がない。ここはラルガ君に、見つけた負傷者をかたっぱしから安全圏にピストン輸送してもらおう。負傷者を抱えては我々もまともに行動出来ないだろうし。
理流:でもこのお兄ちゃんのことだから『マリポーサ』に突撃しそう(苦笑)。
GM:たしかに。乾史同様『直情』だから…(ころり)おお、意志判定に成功。「…今は部族の皆を助けるほうが先だ!」
東野:ついに責任感が芽生えた!
GM:「アトル、お前も来い!」と言うと、「私がここで雨を呼ばずにどうする!」と一蹴される(笑)。
十三:び、微妙にダメ兄属性は抜けないなあ(笑)。
GM:そして、またも煙は濃くなってくる。全員、今度は生命力+4で判定してくれ。
東野:だんだんボーナスが減っていくわけだ…(ころり)全員成功しました。

 
 
  アトル、ラルガを残して炎の中を突き進む。やがて『マリポーサ』のある通りに辿り着いた一行。そこはすでに通りではなく、燃え盛る建物の残骸によって炎のトンネルと化していた。
 
 
GM:『マリポーサ』の建物も炎に包まれ、すでに原型を留めない程に崩れ落ちている。煙は濛々。すでに視界もろくに効かないほどだ。生命力+2で判定してみて。
理流:(ころり)…な、なんとか全員成功。生命力のない私はそろそろ次で引っ掛かりそうだぞ〜。
乾史:状況としても俺としても、躊躇う理由はねぇ!いーぬーがーみー…キィーーーック!と一気に二十メートルをジャンプして『マリポーサ』の扉を蹴破る。
十三:我々も走って後に続く。
GM:『マリポーサ』店内はすでに屋根が崩れ落ちている。煙が立ちこめほとんど視界は効かない…。もうモエモエだ。
一同:燃え〜(笑)。
GM:みんな、-6で視力判定をどうぞ。
乾史:く、耳や鼻はともかく目は…(ころり)ああだめだ失敗。
理流:視覚には自身がある…(ころり)よーし、成功だぞ。
十三:(ころり)おお、クリティカル成功だ。
GM:事前に『探之符』で位置を捕捉していたあたり。瓦礫の下に三人埋もれているのに気がついた。
乾史:瓦礫をのけて全員引っ張り出すぜ。って、ああ、目が見えない(笑)。
十三:えーい何をしているか(笑)。犬神君の手を引っ張って連れていこう。
理流:だれか生きている人はいる?
GM:獣の生命力15を侮るなかれ、なんとか全員息はある。そしてだな、ついに建物がミシミシミシッとヤバイ音を立てはじめる。
東野:私が一人、乾史が二人、かついで行こう。脱出するぞ!
理流:撤収!撤収!!
GM:君達が脱出した途端、ズズズズズ…と音を立てて、『マリポーサ』は完膚なきまでに崩壊してしまった…。
乾史:「『マリポーサ』が!俺達の夢があっ!」(笑)
GM:…そして、君達が脱出しても炎の勢いは一向にやむ事はない。あちこちで聞こえていた銃声も、だんだんと散発的になってきたようだ。
東野:……これ以上の長居は無用だ。行こう。
GM:そんな君達の前に、交差点を曲がってやって来たヤクザ二人が現れる。
理流:問答無用、許すまーじ!
GM:連中も君等を認めると、躊躇なく発砲してくる。…ではここで、戦闘に入ろう。
 
 
 
 

 

9.業火

 
 
  炎の通路の中、戦闘が始まる。
  敵はサブマシンガンを持ったヤクザが二名。(※地図参照)
  対してこちらは四人だが、前衛である東野、乾史ともに負傷者を担いで両腕が塞がっている。

 
 
乾史:こ、これは理流とじゅうぞうに前衛を任せるしかない(汗)。
理流:またガンナーなのに前衛ー!?
十三:厳しいが…今回ばかりはしかたないだろう。東野さん、負傷者を炎の外に運び出して戻ってくるまで、何ターンかかりますか?
東野:私の全力ダッシュで三ターン。乾史の『超跳躍』を使えば二ターンだね。
理流:牽制に徹してなんとか二ターン持たせよう。あとは乾史君にお任せだぞ〜(苦笑)。
 
 
第一ターン
 
 
東野:では、負傷者を抱えて通りの出口へとダッシュします。
乾史:同じく。二人を抱えて一気にジャンプ。三十メートルを跳躍して、出口に辿り着く。
GM:外には負傷者を輸送しているラルガと、雨を呼んでいるアトルがおりますね。
乾史:おっしゃ。店ン中から助け出した!こいつらとあと一人を連れて脱出してくれ!
GM:「わかった!」
十三:二名か…。私はヤクザAに『襲之符』で攻撃。15点の『斬り』です。
GM:回避失敗。「ぐうっ!」とかなりダメージを受けた様子だが、まだ沈まない。
十三:やはり一般人じゃない、という事か…。
GM:では、こちらの攻撃。Aが理流に、Bが十三にそれぞれ銃で射撃。(ころころり)命中。
理流:能力開放。ブレスレットを変形させて『盾』にします。(ころり)よっし、止めた。
十三:こちらは回避失敗です。
GM:くらえ5D攻撃!…ってあれ、なぜかダメージが9点しかない(汗)。
十三:防御点が11点あるので止まります(笑)。装甲を増強しておいてよかった。…でも私、一撃受けるごとに符が身代わりになって焼けていくんだよな…。
乾史:だいじょうぶだじゅうぞう!今日の俺達はバブリーだ!(笑)
東野:こんなにあるからねえ(と、札束を取り出す)(笑)
十三:サツがあるからフダの心配はない…ということで(笑)。
乾史:さすが銀行員(笑)。
理流:盾を使ってしまったので能力が使えません。普通にベレッタで射撃します。
GM:(ころり)おっと、それは避けた。…そして、理流の盾や十三の符を見たヤクザ達の間に緊張が走る。
 
 
第二ターン
 
 
東野:最後の負傷者を出口に運ぶ。
乾史:俺は入れ違いに炎の中にまた飛び込みざま、Aに『拳圧』を放つ。この距離なら届くぜ!Aに16点の『斬り』。
GM:(ころり)うお、回避失敗。「ぐはっ!」と言ってAは倒れた。
乾史:おっしゃあ!
理流:ん?そんなに強いわけではないのかな。
十三:それなら私は『絡之符』をBに放つ(ころり)。くらえ!
GM:それは…(ころり)抵抗失敗。移動できなくなりました。…-6で視覚か聴覚で判定してみて。
乾史&理流:うっし、成功!
GM:(さすがに目がいいな)こいつ、何か喋ってるね。聴覚で成功した人は、それが日本語でも英語でもないとわかる。…具体的にはアラビア語、かな(笑)。今回のこいつの行動はこれで終わり。
東野:…中東系の言語、だなあ(苦笑)。
十三:ということはやはりこいつら、牛沢組の皮をかぶった別物、ということか…。
理流:…とにかく、今は『弾道創造』をBに撃ちます!(ころり)23点。
GM:絡みつかれた状態で、捻じ曲がる銃弾を避けられるはずもない。(ころり)…おお、瀕死っぽいが、どうにか持ちこたえた。
理流:く、微妙にしぶといわね。
GM:そしてこのターンの終わりに…(通路の奥に、新しいコマを三つおく
一同:増えたー!?
GM:うむ。二人はやはり同様に、ヤクザっぽい出で立ちに銃を構えている。一人はどうやらジャガーマンの、それも親衛隊のようで、ヤクザ達と互角以上に戦っているようだ。ヤクザのうち一人…Cはジャガーマンに発砲するも、回避される。もう一人…Dは君達に気がついた。…あと、何度もアレだが、視力-6で判定。
理流:(ころり)わたしだけ成功。
GM:この通路の両脇の建物はすでに轟々と燃え盛り、煙でマトモに視界が効かないのだが、君は建物の二階、煙と炎の中にももう一人ヤクザ風の男が居るのに気づいた。
理流:ちょっとコレは、ピンチだぞ〜(汗)。
 
 
第三ターン
 
 
東野:とはいえ、私も皆のもとに駆けつけて終わりだ。
十三:前衛の心配が無くなったのはありがたいが、戦況はよくないな。
乾史:ジャガーマンの加勢に行こう。ヤクザC、Dのうち、俺達に気づいたCに『超跳躍』で一気に踊りかかるぜ。(ころり)うらあ犬神キーック!(笑)21点!
GM:(ころり)く、食らって派手に吹っ飛んだ。かなりきつい。
十三:今一度『絡之符』をBに。完全拘束して捕虜にしよう。
 
 
  ヤクザBは抵抗失敗して拘束。
  Cは乾史に発砲するがハズレ、ジャガーマンとヤクザDが互いを攻撃し傷を負う。

 
 
理流:C、Dはそれほど脅威ではなさそうね。私は『弾道創造』を発動。屋根の上にいる奴を狙います!(ころり)成功!
GM:…おーけー。じゃあ君は気がついたんだが。屋根の上にいる男は一応ヤクザ風の格好をしているのだが、身長が多分二メートルくらいある。
一同:あれ〜?
理流:もしかして本命?(笑)
十三:中近東系の顔立ちとか、周囲に炎を纏っているとかないか?
GM:どっちも当たりです(笑)。
理流:それは暗に本命っていってるぞ〜(汗)。でも発射!
GM:(ころり)…ふむ。では、君が銃を撃つのに併せて、屋根の上の男が右の腕を掲げる。そして、ゴパァ!!とその掌から巨大な火球が発射され、君の銃弾と空中で衝突する!
理流:そ、それはダメージが相殺されるって言ってるぞ〜。私の『弾道創造』、このメンバーでは最強の8D攻撃なんだけど…。
GM:おお、じゃあちょうどか(笑)。君の錬金術で加速された銃弾と、超高熱の火の球が衝突し、ズドゴォォォォン!!と大爆発を引き起こす。…相殺なのでダメージはないけどね。
乾史:ま、毎ターン8D爆発攻撃を放ってくるってことかよ!?
東野:かなりの脅威だね…。
GM:そして爆発の衝撃で、こちらも崩れかけていた建物が完全に潰れる。そのおかげで、屋根の上にいた男が一階の高さまで下がり、君達とお互い視線を交わす。
理流:うー、こんな奴相手にしたくないわ〜。ってGMなにそれー!?
GM:(通路の手前側に、再度四人のヤクザを配置する)…うん。また四人ほど援軍に駆けつけて来たようだね。
乾史:でもそこ(通路手前)にはラルガとアトルは…ああ、戻れって言ったんだった(汗)。
GM:しかも、君には足音が聞こえる。手前からも奥からもまだまだやってきそうな雰囲気だ!
理流:えーん、事前にあちこちにC4(プラスチック爆弾)仕掛けておけば良かった〜!
十三:街を壊すつもりかね!?
理流:今回は連中の方が全然遠慮が無いじゃないのー!
GM:そして、火炎を放った男が両手に力を入れると、今度は両手に一つずつ、巨大な火の球が発生する!
乾史:まさか、一度に二発撃てるのか!?
東野:こ、これは逃げたほうが良いって言われてるかな。
 
 
 
 

10.撤退

 
 
第四ターン
 
 
東野:手前に四人、横の建物には火炎使い。奥に二人と親衛隊か…。親衛隊を救出しつつ奥を突破、そのまま火の無い表通りまで一気に脱出するしかないなあ。
理流:ジャンプ力のある乾史君と、『カウンター』のある東野さんは囲まれても大丈夫だろうけど…ってか、移動力の低い私が狙い撃ちにされるんじゃないー!?
十三:まあ…理流君は…どこでも強く生きていけるから。
理流:ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って(笑)。
東野:「退くぞー!」と声をかけつつ、通路の奥へと進みます。次のターンには通路の向こう側まで辿りつけそうだ。
乾史:すでに奥のヤクザと接触している俺はCに『拳圧』(ころり)。
GM:(ころり)む、ヒット。Cは倒れた。
乾史:続けてDにパンチ(ころり)21点。
GM:Dもダメージだ。
乾史:親衛隊のジャガーマンは大丈夫なのか?
GM:ふらふらだがまだ戦える。「あ、あんたは姫様の従者の…」(笑)
乾史:とっとと逃げな!
GM:「ああ、なんとか店の中の連中以外は全員逃がせた、俺がしんがりだったんだ」
理流:で、私達が三人助けたから、おお〜、どうにかみんな助けられそうかな?
GM:(甘いかなあという気もするけどね)
十三:ならば遠慮は無用。Dに『襲之符』を放ちつつ、奥へと向かう。
GM:(ころり)それはDも倒れた。ここで敵のターンだな。
理流:あれー、東野さんも乾史君も十三さんも奥に進んじゃって、今『マリポーサ』の前に居るのは…。
乾史:理流だけだな…。
十三:スマン(笑)。
理流:イヤー!一斉射撃とかはイヤー!
GM:そこで屋根の上の男が叫ぶんだな。「はははははははは!いやいや口封じのつもりだったんだがな!やりすぎてしまったかな・・・・・・・・・・・!!」
理流:それ、露骨に確信犯って言ってる…(汗)。
十三:こいつが『三頭竜アジダカーハ』だな。
GM:ハイ。モノクロームに所属するエージェント。業界でもトップレベルの火炎使いにして元傭兵…『アジダカーハ』です。
東野:こんなキ○ガイな人だったんだねえ…。
GM:「だが実に楽しいなあお前達。この鬱陶しい街を燃やしていいっていうのは!股ぐらがいきり立つ!!」(笑)
十三:……こんなイカレた敵に出会うのは初めてのはずだが…妙にデジャヴを感じる…(笑)。
理流:私、いきり立つ股ぐらなんてついてないも〜ん(笑)。
GM:そしてアジダカーハは左右の掌からゴパァ!ゴパァ!と二発の火球をそれぞれ理流、乾史達に向かって発射する。
乾史:俺、「たち」って?
GM:こいつの火球は着弾と同時に爆発するので、君等全員が対象範囲だ。(ころころり)ってあれえ?乾史の方に撃ったのは狙いが外れた(笑)。
理流:私の方に来たのは?
GM:おお、ばっちり命中だ(笑)。
理流:ひー!(笑)またも『盾』を発動させます。(ころり)…あぶな!ギリギリ成功!
GM:では、ドバッキャァァァアーン!!とド派手な音を立て、君のかわりに盾が粉々に砕け散った。
理流:……こないだ『盾』の能力を身につけておいて本当に良かった…(汗)。
GM:では、乾史達を狙って外れたもう一発は…向こうの建物に着弾し、ちゅっどーん!と軒並みなぎ倒す。「ふははははははあ、しくじってしまったか!!まあそれもまた一興よ!」(笑)
十三:脳内麻薬マキシマムだなあ。
理流:とっとと脱出する!どうせ銃は術で作ったフェイクだから破棄。全力疾走でみんなに追いつきつつ、手持ちの手榴弾のピンを抜きます。
乾史:トリガーハッピーがここにも(笑)。
東野:二人で思う存分死んだり死なせたり殺したり殺されたりするんだろうなあ(爆笑)。
十三:ついに自分の半身を見つけたんだ(笑)。
GM:「…なんだ、逃げるのか?思いのほかつまらん奴らだな!!アラサキのお気に入りが生きていたと聞いて、どれほどのものかと来てみれば!!」
乾史:そ、それを聞いたら『直情』なおれは思わずターンしてしまうんだけれども!!
理流:大丈夫!多分英語だぞっ!
GM:そうだね。こいつ日本語は喋れないから。
乾史:そうだ!英語は俺わからない!頭が悪くて良かった!(笑)
 
 
 
GM:じゃあ、次のターン…だけども、ここならヤクザ…の格好をしたアジダカーハの部下の銃弾も当たらんだろう。これで君達はどうにか炎のトンネルを脱出出来た。
理流:最後に置き土産。手榴弾をばらまいていくぞっ!
GM:しかし、こちらもまだ一撃届く。またもアジダカーハの両腕が君らに向けられ、火球が放たれようとする。
一同:うぎゃあ!
GM:ところが、そこにどこからか現れたジャガーマン…それも、黒豹の獣人が『超跳躍』で奴に飛びかかり、その両腕を押さえつける。
理流:そ、それはー!!
乾史:もしかしてそいつの名前はー!
GM:ラルガって言うんだけどね(笑)。君達が逃げる間、火球を放とうとするアジダカーハと、両腕を押さえつけるラルガの攻防が繰り返されるのだが。
十三:だが?
GM:そこでアジダカーハはにやりと笑うと…今度は口から、ゴパァ!と火球を吐き出した!両腕を押さえつけているラルガに避ける術はなく…直撃する。
乾史:ド、ドラゴンブレス…。
理流:もう何でもアリね…。
GM:爆風でラルガは大きく吹っ飛ばされる。屋根の上で戦っていた事もあり、放物線を描きながら君らの方に飛んでくるよ。
乾史:ジャンプしてキャッチするぜ!
東野:息はあるのか?
GM:さすがに体力自慢の獣人だけあって生きています。しかし多分、HPの六割くらいを持っていかれて黒こげ、ってところでしょうか。
乾史:……こりゃー、退くべきだろうなあ。
十三:捕虜をとるのも中止。速やかに撤収しよう。
GM:…では、君達はやがて安全圏に到達する。しかし、一番後ろの人…理流が振り向くと。
理流:…振り向きたくないけど振り向いちゃうなあ…(汗)。
GM:アジダカーハの右掌、口、左掌それぞれに、巨大な火球がたわめられている光景を目撃する。
理流:ぎゃーー!右折右折!わき道に入るぞっ!
乾史:…だから『三頭竜』なのか…。
東野:全員で飛び込みます。
GM:その瞬間、奴から三つの火球が同時に発射され…ちゅどぉおおおおおおん!!とこの通路の周囲の建物を吹っとばし、爆発が直線上にかけぬけるのであった。
理流:…手榴弾も五個ほどばらまいてしまった…。
GM:ウム。誘爆して大変な事になっている。攻撃力で言うと…うわあ、合計60Dくらいのダメージが出ている計算だ(爆笑)。
十三:どこのボン○ーマンだこれはッ!?(笑)
東野:何であんなものをばらまいたんだね!?
理流:うわーん、通路を爆破して追撃を防ぐはずだったのよー!(泣)
乾史:(ナレーション口調で)こうして新大久保は壊滅した…。
東野:純然たる事実だから、ギャグにもならないねえ…。
乾史:こりゃ口封じに気づけていても、止められた気がしねえなあ…。
GM:…そして燃え盛る炎の中、平然と佇む『三頭竜』の哄笑が響き渡るのであった。
 
 
 
 

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